「研究への寄付募集」の研究で、日本の大学の10年後を変える

アクション・リサーチに参加くださる団体への個別の説明会をスタートします

本日は、匿名の方からご支援をいただきました。ありがとうございます！

さて、ここ数か月、先行研究の読み込みに加えて、パイロットプロジェクトも進めてきました。

その中で、本格的なスタートを切れる状態になったと判断しまして、本日から個別の説明会のお誘いを、アクション・リサーチに関心を持ってくださっているいくつかの組織に送っていっています。

（本当はもう半月くらい早い段階でこのフェーズに行く予定だったのですが、ちょっと7月半ばに体調を崩してしまいこのタイミングになりました…健康第一ですね）

さて、私はマーケティング論の立場から研究をしているのですが、その中で、マーケティング戦略研究というのは、厳密な実験的研究がしにくいことが課題としてあります。

特に、マーケティング戦略がどのように形成されるのか、については（非営利組織に限らずビジネス領域においても）トップジャーナルにおける論文数が少ないことが指摘されています。
https://link-springer-com.kyoto-u.idm.oclc.org/article/10.1007/s11747-018-0598-1

しかし、実務においては、枝葉末節よりも、戦略レベルの意思決定の方が当然ながら重要であり、専門的な助言に対するニーズも高いわけです。

そのニーズに、既存のマーケティング戦略研究は十分に応えられていない現状があります。

今回、先行研究の確認の中で、この実務サイドのニーズ（＝研究サイドのリサーチギャップ）を埋められそうだという感触を得たことは非常に嬉しいことです。

長期プランになりますが、実務に役立ち、学術的にも高いレベルの研究を目指して、頑張っていこうと思います。

（写真は、博士課程に入る前に買った私のPCのキーボードです。donationという単語を打つことが多いからか、この4年で既に、「D」のキーに穴が開きそうです…）