8月 研究成果
初英語原著論文がアクセプトされました。
これによって博士課程を3年に短縮しての修了見込みとなりました。学費が地味にキツいので助かりました。
https://academic.oup.com/ageing/article/51/9/afac210/6730557
9月 研究費採択
上記のRISTEXと科研費 研究活動スタート支援が採択されました。
科研費では、ウォーカブルな環境が高齢者の健康に及ぼす影響の包括的な検討をテーマにした研究が採択されました。いわゆるゼロ次予防につながる知見を得たいと考えており、今回の月額型クラウドファンディングのテーマに付合するものです。ウォーカビリティ指標のデータが取得できたので、これから解析を進めていく予定です。
10月 研究成果
2本目の英語論文がアクセプトされました。
視力障害、聴力障害とフレイル発症の関係を検討した研究で、先行研究に反して視力障害のみがフレイルの危険因子かもしれない、という結果でした。教授からは「危険因子を探索するだけの研究はつまらない、介入に繋がる研究を」と言われているので、この研究をベースに次の構想を練っています。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0167494322002217
研究
社会参加を促すアプリのランダム化比較試験を埼玉県鳩山町との共同で開始しました。現地で説明会を開催したり、ワクチン接種会場にお邪魔してリクルートしたりしました。職員の方々に多大なご協力をいただき、来年も説明会開催の運びとなりました。
https://www.town.hatoyama.saitama.jp/kurashi/news/page002507.html
学会発表
公衆衛生学会で上述の野村不動産との研究結果を口述発表しました。ハイブリッド開催で、事前に録画した発表動画を現地でも流し、質問は現地で直接受けるという、炭酸の抜けたビールのような発表でした。
現在論文化を進めており、1月中の投稿を目指しています。
http://jsph81.umin.jp
11月 月額支援型クラウドファンディング
再びクラウドファンディングにトライしました。発信の良い機会と捉えて応募しました。中々時間が割けずもどかしいところですが、少しずつ発信していきたいと思います。蛇足ですが、クラウドファンディングに合わせてtwitterを数年ぶりに再開しました。他人のツイートを見ていると夢中になって時間を浪費してしまうので、上手い付き合い方を模索しています。
12月
初めて論文の査読にトライしました。
査読とは、学術雑誌に投稿された論文を読み内容の妥当性などを評価し、雑誌掲載可否の判断材料を提供する行為です。
査読することが決定してから急ぎ「科学を育む査読の技法」という本を購入してさどの方法論を勉強しました。「字数の目安は600-1000単語」、「論文をより良くするために、という視点はいらない」など実践的な内容が多く非常に参考になりました。
1年を振り返ると、モチベーション、心理状態を安定させるために試行錯誤した1年でした。気分のムラ、落ち込みがあり、全く研究が進まない時期を経験しました。解決策を見出したわけではありませんが、自身の心身の健康を強く意識した年になりました。
来年は、年間を通じて安定したパフォーマンスを発揮し今年よりも成果を出すと同時に、研究活動の発信を継続して何か新しい機会につながることを目標にしたいと思います。
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