ご無沙汰しております。2019年にクラウドファンディングに挑戦した、村山です。お元気でいらっしゃいますでしょうか。
私は、2019年にみなさまにご支援いただいたあと、2021年に博士論文を提出し、2022年1月に無事に博士号を取得することができました。ご報告が遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。
その後、2022年4月から学術振興会特別研究員PDとして、新たに「現代イラン宗教的知識人によるペルシア古典詩を通じたコーラン解釈」という研究テーマで研究を進めています。
そしてようやく、博論を加筆・修正した書籍が今月出版される運びとなりました。
これもひとえに、皆様のお力添えのおかげと、深く感謝しております。
https://sakuhinsha.com/philosophy/30168.html
書籍は、アリー・シャリーアティーの文学作品群「沙漠論」にみる、彼の思想についてです。
宗教学およびペルシア文学といった、これまでのようなイラン革命との関連とは異なる角度から、シャリーアティーの思想をとらえた内容になります。
最終的に、本書のタイトルでもある彼の孤独という概念にたどり着きました。
本書には、専門外の方にも手にとってもらえるように、ペルシア文学の背景や今のイランの成り立ちなども入れました。
手頃な価格ではありませんが、是非お手に取っていただけますと嬉しいです。
表紙は、シャリーアティーのご子息であるエフサーン先生からご提供いただいた、シャリーアティーの写真と初版の『沙漠』の表紙になります。
また、昨年から朝日カルチャーセンターでペルシア文学関連の講座を開講しております。
3月11日と25日各月曜、13時30分〜15時には、「ペルシア文学のいざない~ルーミーの説話を知る」というオンライン講座を開講する予定です。
https://www.asahiculture.com/.../WWebKozaShosaiNyuryoku...
イランやトルコをはじめ、中東一帯で愛され続けているペルシア神秘主義詩人、ルーミー。
彼の代表作『精神的マスナヴィー』は、イランでは「ペルシア語のコーラン」といわれるほどの存在です。
ルーミーはお弟子さんたちにさまざまな逸話を織り交ぜて教えを説きました。『精神的マスナヴィー』にもたくさんの逸話が散りばめられていて、その中の有名なものは絵本にもなっています。
今回の講座では日本語にも翻訳されている『精神的マスナヴィー』の二つの物語、「オウムと商人」と「くらやみのぞう」を読みます。
ペルシア語を知らなくても全く問題ありません。
また、アーカイブ配信もありますので、リアルタイムで参加できなくても大丈夫です。
ご興味あればぜひお越しいただけますと幸いです。
なお4月からは「映画やドラマに出てくるペルシア詩を読む」という講座を開講する予定でいます。こちらもまた追ってお知らせします。
よりよい研究にむけてさらに邁進してまいりますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。 村山木乃実
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研究報告レポート(電子版)
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アリー・シャリーアティーの短編集『沙漠』の翻訳(電子版) and others
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アリー・シャリーアティーのオリジナル概説書(電子版) and others
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サイエンスカフェ参加権 and others
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