清田 陽司
情報社会において、情報は社会を動かす大切な資源です。特に近年の情報技術の進化により、私たちの暮らしやビジネスのあり方は大きく変化しています。たとえば、かつて情報収集は図書館や書籍に依存していましたが、インターネットやAI技術の発展により、瞬時に大量の情報を得ることが可能になりました。しかし、その一方で誤情報の拡散や情報リテラシーの格差など、新たな課題も生じています。
このような変化の中で、INFOSTA(インフォスタ、一般社団法人 情報科学技術協会)は、1950年の発足以来、情報の正しい活用を促進し、情報社会で活躍する専門家の育成に貢献してきました。具体的には、企業・大学・図書館の情報管理部門、知的財産管理部門、広報・マーケティング部門など、情報を扱う研究者や実務家を支援するため、以下のような事業を通じて専門家の情報リテラシー向上に取り組んでいます。
・シンポジウムの開催(協力:国立研究開発法人 科学技術振興機構)
・学術雑誌(月刊誌)の発行
・信頼できる情報を活用する能力の検定試験(情報検索技術者検定)の実施
・情報専門家向けのセミナー開催
・AI利活用研究会の立ち上げ
・日本産業規格(JIS)の原案作成などの情報の標準化推進
また、近年では生成AIをはじめとする最新の情報技術を活用し、情報の信頼性向上や効率的な検索技術の開発にも積極的に取り組んでいます。特に、INFOSTAの強みは、産学官の垣根を越えたネットワークを活用し、最新の知見を社会に還元できる点にあります。
私たちINFOSTAは、情報と社会をつなぐ先導役として、より良い未来のために、誰もが情報を正しく活用できる社会の実現を目指しています。
これまでINFOSTAは、専門家の情報リテラシー向上を目的に、学術雑誌の発行、情報検索の技術検定、セミナーや研究発表会の開催など、多岐にわたる活動を展開してきました。
学術雑誌の発行:INFOSTAが発行する月刊誌「情報の科学と技術」は、情報科学および技術の最前線を紹介する学術誌です。読者層は、企業の情報管理部門、大学・研究機関の研究者、図書館司書、特許情報専門家など多岐にわたります。J-STAGE上での年間ページビューは約100万以上に達し、多くの専門家がこの雑誌を通じて最新の知識を得ています。たとえば、情報検索技術に関する特集号では、検索アルゴリズムの発展やAIを活用した情報整理の事例が紹介され、実務者が業務改善に役立てています。
育成の取り組み:信頼できる情報を活用する能力の検定試験(検索技術者検定)は、情報検索のスキルを体系的に学び、実務に応用できる力を養うための試験です。これまでに累計5,000名以上が受験し、合格者の多くは企業の情報分析部門や研究機関で活躍しています。特に特許調査や市場調査の分野で高い評価を受けており、専門性の証明としてキャリア形成にも役立っています。
交流の場の提供:情報専門家向けのセミナーや研究発表会では、最新の情報技術や知識の共有が行われています。たとえば、最近開催された「メタバースからみた生成AIのインパクト」セミナーには、図書館関係者、企業の情報管理担当者、大学研究者などが参加し、「生成AIは私たちの生活や働き方に、これからどのような影響をもたらすのか」という問いを考える試みを実施しました。また、研究発表会では産学官の専門家が集い、新しい情報分析手法やデータ活用の可能性について議論を深めています。このような交流を通じて、新たなコラボレーションが生まれることも少なくありません。
このような私たちINFOSTAの活動は現在、主に約700の会員(企業、官公庁、大学、図書館などの団体会員および個人会員)の年会費によって支えられています。2025年、INFOSTA設立75周年を迎えるにあたり、私たちの活動をより多くの方に知っていただき、趣旨に賛同し共に活動する仲間を募り、次世代の情報専門家のための学びと交流の場をさらに拡充したいと考えています。
INFOSTA創立75周年を迎えるにあたり、「社会に貢献する情報専門家のコミュニティ構築」をテーマに、次のような取り組みを進めています。
記念イベントの開催:科学情報の75年を振り返る特別セミナーやワークショップを実施。INFOSTAの活動に長く参画されてきた図書館関係者、企業の情報管理担当者、大学研究者をお招きし、これまでの活動を振り返るとともに、未来のコミュニティ像を参加者全員で考える場を提供します。
科学情報・検索技術のアーカイブ化及び公開:検索技術や知識を整理し、広く利活用できるデジタルアーカイブを構築。INFOSTAが監修、出版してきた書籍や、各種イベントの記録写真をデジタル化し、順次専用のウェブサイトで公開します。
分科会/専門部会/ユーザー会の設立支援:AIをはじめとする先端技術を活用し、情報の信頼性向上や社会課題解決に貢献する新たなコミュニティの形成を支援。INFOSTAが持つプラットフォームをフルに活用し、潜在的な層へ呼びかけを行います。
これら取り組みを通じ、情報と社会をつなぐ先導役として、次世代の情報専門家の育成とネットワークの拡充を目指します。
情報技術の発展により、私たちの生活やビジネス環境は急速に変化しています。このような変化の中で、正しく情報を扱うことは、これまで以上に重要になっています。次世代の情報専門家だけでなく、企業の実務者、研究者、教育機関関係者、さらには一般の方々にも、情報の正しい活用について学び、共に成長できる場を提供していきたいと考えています。
INFOSTAの75周年記念事業では、こうした課題に対応し、情報社会の未来を支えるための前述のような新たな取り組みを計画しています。これらの活動を実現するために、より多くの方々のご支援とご協力が必要です。現在、Peatixなどのプラットフォームを通じて約1,000名のフォロワーとつながり、情報発信を行っていますが、さらに多くの方々にINFOSTAの活動を知っていただき、共に学び、成長する仲間として参加していただきたいと考えています。
75周年記念事業を通じて、より良い情報社会の実現を皆さんと共に目指していきます。INFOSTAの活動に共感し、未来の情報専門家を育成し、情報リテラシー向上に貢献するために、ぜひご支援をお願いいたします。
INFOSTAは75年にわたり、情報活用の推進と専門家の育成・交流を支えてきました。このプロジェクトでは、そんな歴史ある組織が、知の継承と創造の新たな機会を提供します。
情報の力を信じるすべての皆さまへ。
成長を求める方、深い学びを追い求める方へ。
AIなど最先端技術と個が融合し、新たな価値を生む時代です。情報社会の未来は、私たちの選択で形作られます。共に、新たな未来を切り開きましょう。
情報の利活用が社会の発展に与える影響は計り知れません。INFOSTAの75周年記念事業は、知識の蓄積と共有を促進し、次世代の情報専門家に繋いでいくための重要な取り組みです。この事業を通じて、私たちは情報の整理と活用の重要性を再発見し、引いては信頼できる情報をより深く理解できるでしょう。次世代の情報専門家が学び、交流できる環境を築くため、ぜひ多くの方々とともに参加し、支援していきたいと考えています。
情報科学技術協会(INFOSTA)は、設立以来75年にわたり、情報科学技術の発展に大きく貢献してきました。この度、75周年を記念し、次世代の研究者育成や知識の共有、社会への貢献を目指す記念事業を計画しています。INFOSTAがこの記念すべき年を成功裏に迎え、更なる発展を遂げるためには、組織全体でクラウドファンディングキャンペーンを推進していくことが不可欠です。皆様の温かいご支援が、これらの重要な事業を推進し、豊かな情報社会の実現に繋がります。INFOSTAの未来への挑戦にご協力をお願いいたします。
Date | Plans |
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2025年6月 | 科学情報検索技術のアーカイブ化に着手 |
2025年7月 | 75周年を振り返るセミナー/ワークショップ開催開始 |
2025年7月 | 「75年記念史」の発行に着手 |
2025年12月 | INFOPRO2025に合わせ、75周年記念式典開催 |
INFOSTA75年史にお名前を掲載します。このリターン実施は2026年1月以降を予定しています。
75年史へのお名前記載
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75年史へのお名前記載 | January, 2026 |
4 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
月刊誌「情報の科学と技術」(https://www.infosta.or.jp/journal-top/ )へ、1年間無料でアクセスできます。
このリターン実施は2026年1月を予定しています。
月刊誌「情報の科学と技術」への無料アクセス権(1年間) / 75年史へのお名前記載
return | scheduled date |
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月刊誌「情報の科学と技術」への無料アクセス権(1年間) | January, 2026 |
75年史へのお名前記載 | January, 2026 |
4 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
INFOSTAが主催するセミナーや研究会イベントへ無料参加する機会を設けます。
具体的には、2026年1月〜12月に開催される別途指定されたセミナーおよび研究会イベントに無料でご参加いただけます。
セミナーおよび研究会イベントへの無料参加(ゲスト)(1年間) / 月刊誌「情報の科学と技術」への無料アクセス権(1年間) / 75年史へのお名前記載
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セミナーおよび研究会イベントへの無料参加(ゲスト)(1年間) | January, 2026 |
月刊誌「情報の科学と技術」への無料アクセス権(1年間) | January, 2026 |
75年史へのお名前記載 | January, 2026 |
3 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
INFOSTA75周年記念事業の専用ウェブサイトにお名前を掲載します。個人の方へはresearchmapなど研究者プロフィールサイトへのリンク(1人1件)、企業の方へは公式サイトへのリンク(1団体1件)も合わせて掲載します。
このリターン実施は2025年12月を予定しています。
75周年記念事業専用ウェブサイトにお名前掲載 / 月刊誌「情報の科学と技術」への無料アクセス権(1年間) / セミナーおよび研究会イベントへの無料参加(ゲスト)(1年間) / 75年史へのお名前記載
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75周年記念事業専用ウェブサイトにお名前掲載 | December, 2025 |
月刊誌「情報の科学と技術」への無料アクセス権(1年間) | January, 2026 |
セミナーおよび研究会イベントへの無料参加(ゲスト)(1年間) | January, 2026 |
75年史へのお名前記載 | January, 2026 |
5 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
INFOSTAが保有する情報資産(学会誌、書籍、写真など)への無料アクセス権を付与します。具体的なお渡し方法は個別にご相談いたします。
このリターン実施は2026年1月以降を予定しています。
INFOSTAアーカイブへの無料アクセス権 / 75周年記念事業専用ウェブサイトにお名前掲載 / 月刊誌「情報の科学と技術」への無料アクセス権(1年間) / セミナーおよび研究会イベントへの無料参加(ゲスト)(1年間) / 75年史へのお名前記載
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INFOSTAアーカイブへの無料アクセス権 | January, 2026 |
75周年記念事業専用ウェブサイトにお名前掲載 | December, 2025 |
月刊誌「情報の科学と技術」への無料アクセス権(1年間) | January, 2026 |
セミナーおよび研究会イベントへの無料参加(ゲスト)(1年間) | January, 2026 |
75年史へのお名前記載 | January, 2026 |
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セミナーおよび研究会イベントへの無料参加(ゲスト)(1年間) and others
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