私が研究を通して成し遂げたいことは、「皆が健康に生き続けられる世界の実現」です。
人類はこれまで数多くの疾患を克服してきました。しかし、がんや腎臓病、認知症などの疾患は治療が難しく、今後はこれらの疾患を「いかに発症させないか」が医療の新しい論点になると考えています。これらの疾患には共通して「老化」という根本原因が存在していますが、これまで老化に関しては「治療する」という概念が存在してきませんでした。
加齢に伴い進行する身体の機能の低下を「老化」と呼びますが、これまで老化は、当たり前でしょうがないものとされてきました。しかし近年、科学的に老化は治療可能であり、若返りも可能ではないか、と報告されてきています。これはすなわち、老眼・関節痛などの年齢による身体の衰えを克服し、がんや腎臓病、認知症などの重大な疾患を一度に予防できる可能性があることを示しています。
そこで私は「老化治療」の技術を実現させ、予防医療の新たな可能性を切り開き、いくつになっても、誰もが身体の衰えを感じることなく、さらに病気なく健康に生き続けることのできる世界の実現を目指します。
皆が健康に生き続けられる世界を実現するため、私はまず「細胞を若返らせる薬」の開発から着手しています。ここでいう「若返り」とは、遺伝子発現やDNAメチル化のパターンから細胞の表現型までが若年細胞の水準に近づくことを指します。現在は、複数の化合物を組み合わせた薬剤カクテルを用いて高齢者由来の細胞を若い状態へと近づける技術の開発に取り組んでいます。
この薬剤カクテルは、再生医療における高品質な細胞製剤の作製にも応用できる可能性があり、高齢者から採取した細胞であっても若い細胞に近い高品質の細胞製剤を安定して作ることができると期待しています。さらに将来的には、経口薬などを通じて一度に全身の細胞に若返りを働きかけることで、老化を治療し疾患を予防する医療技術へと発展させたいと考えています。
こうした研究成果の特許取得や社会実装に向け、大学発ベンチャーの設立や大学病院との連携による治験・承認プロセスを積極的に推進していきます。基礎研究から臨床応用、さらには事業化に至るまで一貫したアプローチを通じて、老眼からがんや認知症まで、幅広い加齢性疾患を未然に防ぎ、老化を克服する社会を築くことを目指します。
現在、私たちは慶應義塾大学薬学部薬物治療学講座と京都大学医学研究科附属ゲノム医学センターで共同研究を始めており、生物実験とAI・情報解析を融合させた独自の研究システムを確立しようとしています。具体的には、オルガノイドと呼ばれる「ミニ臓器」を使い、若返り薬候補となる複数の化合物を組み合わせた薬剤カクテルを作用させ、その効果を詳しく解析する計画です。解析の際には遺伝子発現やDNAメチル化のパターンなどを網羅的に調べ、細胞の状態がどの程度若年細胞の水準に近づいたかを評価し、AIを用いた情報解析によってさらに有望な薬剤カクテルを予測します。
このような探索と検証のサイクルを回すことで、最終的に安全性と実用性を兼ね備えた若返り薬剤カクテルを見出し、将来的に臨床応用や特許取得につなげることが最終的なゴールです。直近の基礎研究では、この実験・解析体制を構築するために必要なナノポアシークエンサーなどの最先端技術の導入も検討しており、大量のデータを迅速に取得することで、研究を大きく加速させようとしています。これらの取り組みは、老化を根本から治療し、誰もが健康に長生きできる未来を切り開く一歩になると信じています。
本研究では、生物実験とAI・情報解析を融合させた独自の研究システムを確立するため、大量のデータを迅速に取得可能なナノポアシークエンサーと呼ばれる最新の技術の導入を予定しています。この機器の導入には、消耗品の費用も含めて少なくとも100万円が必要ですが、一度環境をセットアップできれば研究を加速させることが可能です。本研究の成果として特許取得を目指し、学会発表や論文発表、また国や企業の研究資金に応募することも予定しています。
また、老化治療の実現には研究のみならずそれを創出し拡大させる支援体制の構築も必要だと考えています。そこで私たちは、2024年9月に、老化治療の研究シーズとスタートアップ創出を目指す「エイジング若手研究者連盟-SAKRA-」を設立しました。この組織では老化治療の実現のために、若手のあいだで日ごろより活発なディスカッションが起こっており、本研究もそのなかから生まれました。
皆さまのご支援が、老眼や関節痛などの身体の衰えから、がん、腎臓病、認知症など長年多くの人々を苦しめてきた重大な疾患を予防する、「前人未到の技術」を実現させるための力になります。何卒ご支援よろしくお願いいたします。
超高齢社会に突入した我が国において、高齢者における医療費や介護負担の増大が深刻な問題となっており、老化予防により健康寿命を延長させることは喫緊の課題となっています。本研究では、「部分的リプログラミング」という画期的な技術により、実用的な若返り薬の開発に挑戦しています。開発に成功すれば、高齢者の健康寿命の延長ならびにQOLの向上が実現し、がんをはじめとする加齢関連疾患の予防につながることが期待されます。さらに、高齢者における医療費や介護負担の軽減にもつながり、現在我が国において大きな問題となっている医療経済の改善にも大きく貢献することが期待されます。
長谷川敬章君とは、2023年の秋からAIを活用した老化研究について議論をしてきました。長谷川君は老化に関する専門知識とin vitroの評価系の技術を有し、岡田大瑚君はオミックス解析の技術を利用して老化を評価するためのバイオインフォマティクスの技術を有しています。相補的な良いペアです。二人とも、若返りや老化の予防につながる技術開発への強い情熱と執念を持っています。リーダシップもあり、多くの人と協力して研究を進められます。皆さんのご支援をお願いします。
今後25年で、アジアやヨーロッパの国々も急速に高齢化が進むでしょう。この大きな社会的変化は、老化に対する研究とその対応策の重要性を一層際立たせています。老化を「病」と位置づけ、老化関連疾患の遅延と健康寿命の延伸を目指すことは非常に重要です。国際疾病分類に老化が正式に認定されるまでの現実的な課題を理解しつつ、予防医学に重点を置きながら、究極の目標である真の若返りという治療分野にも挑戦する必要があります。
長谷川さんと岡田さんは、老化治療・若返りを目指す学際的な若手の組織を立ち上げており、また自らの研究にも熱心に取り組まれております。皆さんのご支援をよろしくお願いします。
Date | Plans |
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2025年4月 | 薬剤の探索・検証実験の開始 |
2026年6月 | 国内学会で発表 |
2026年〜2027年 | 論文執筆・投稿 |
1. メールでお礼のメッセージをお送りします。
2. 本プロジェクトと最新の老化研究をわかりやすくまとめたレポートをPDFにてお送りします。
このリターン実施は2025年6月中旬を予定しています。
お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」
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お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」 | June, 2025 |
1 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
本プロジェクトと最新の老化研究についての説明会と参加者同士の懇親会をオンラインで開催します。
このリターン実施は2025年7月中の土曜日夕方に開催を予定しています。
できるだけ多くの方にご参加いただけるように、2回の開催を予定しております。
開催日時につきましては、「最新老化研究レポート」の配布と同時期にお知らせいたします。
お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」 / 「最新老化研究解説オンラインセミナー&懇親会」参加券
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お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」 | June, 2025 |
「最新老化研究解説オンラインセミナー&懇親会」参加券 | July, 2025 |
2 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
本プロジェクトと最新の老化・若返り研究についてわかりやすくまとめたレポートに、希望者のみお名前を掲載させていただきます。
このリターン実施は2025年6月中旬を予定しています。
お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」 / 「最新老化研究解説オンラインセミナー&懇親会」参加券 / 「最新老化研究レポート」にお名前を掲載(希望者のみ)
return | scheduled date |
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お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」 | June, 2025 |
「最新老化研究解説オンラインセミナー&懇親会」参加券 | July, 2025 |
「最新老化研究レポート」にお名前を掲載(希望者のみ) | June, 2025 |
1 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
学会発表の際、希望者のみ謝辞にお名前を掲載させていただきます。
お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」 / 「最新老化研究解説オンラインセミナー&懇親会」参加券 / 「最新老化研究レポート」にお名前を掲載(希望者のみ) / 学会発表の謝辞にお名前掲載(希望者のみ)
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お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」 | June, 2025 |
「最新老化研究解説オンラインセミナー&懇親会」参加券 | July, 2025 |
「最新老化研究レポート」にお名前を掲載(希望者のみ) | June, 2025 |
学会発表の謝辞にお名前掲載(希望者のみ) | June, 2026 |
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「オリジナルポストカード」と長谷川・岡田より「感謝状」をお送りします。
このリターン実施は2025年7月を予定しています。
お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」 / 「最新老化研究解説オンラインセミナー&懇親会」参加券 / 「最新老化研究レポート」にお名前を掲載(希望者のみ) / 学会発表の謝辞にお名前掲載(希望者のみ) / 「オリジナルポストカード」&「感謝状」
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お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」 | June, 2025 |
「最新老化研究解説オンラインセミナー&懇親会」参加券 | July, 2025 |
「最新老化研究レポート」にお名前を掲載(希望者のみ) | June, 2025 |
学会発表の謝辞にお名前掲載(希望者のみ) | June, 2026 |
「オリジナルポストカード」&「感謝状」 | July, 2025 |
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「オリジナルポストカード」と「感謝状」の送付のほか、エイジング若手研究者連盟-SAKRA-メンバー(長谷川と岡田も参加)との個別オンラインmtgをセッティングさせていただければと思います。mtg内容のご希望は事前に承ります。
ぜひ、感謝のご挨拶とお話しをさせていただければ幸いです。
このリターン実施は2025年7月を予定しています。
※ このリターンに内容は、50万円、100万円をご支援いただいた場合と同じものになっております。あらかじめご了承ください。
お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」 / 「最新老化研究解説オンラインセミナー&懇親会」参加券 / 「最新老化研究レポート」にお名前を掲載(希望者のみ) / 学会発表の謝辞にお名前掲載(希望者のみ) / 「オリジナルポストカード」&「感謝状」 / 「SAKRAとの個別オンラインmtg」
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お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」 | June, 2025 |
「最新老化研究解説オンラインセミナー&懇親会」参加券 | July, 2025 |
「最新老化研究レポート」にお名前を掲載(希望者のみ) | June, 2025 |
学会発表の謝辞にお名前掲載(希望者のみ) | June, 2026 |
「オリジナルポストカード」&「感謝状」 | July, 2025 |
「SAKRAとの個別オンラインmtg」 | July, 2025 |
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「オリジナルポストカード」と「感謝状」の送付のほか、エイジング若手研究者連盟-SAKRA-メンバー(長谷川と岡田も参加)との個別オンラインmtgをセッティングさせていただければと思います。mtg内容のご希望は事前に承ります。
ぜひ、感謝のご挨拶とお話しをさせていただければ幸いです。
このリターン実施は2025年7月を予定しています。
※ このリターンに内容は、10万円、100万円をご支援いただいた場合と同じものになっております。あらかじめご了承ください。
お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」 / 「最新老化研究解説オンラインセミナー&懇親会」参加券 / 「最新老化研究レポート」にお名前を掲載(希望者のみ) / 学会発表の謝辞にお名前掲載(希望者のみ) / 「オリジナルポストカード」&「感謝状」 / 「SAKRAとの個別オンラインmtg」
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お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」 | June, 2025 |
「最新老化研究解説オンラインセミナー&懇親会」参加券 | July, 2025 |
「最新老化研究レポート」にお名前を掲載(希望者のみ) | June, 2025 |
学会発表の謝辞にお名前掲載(希望者のみ) | June, 2026 |
「オリジナルポストカード」&「感謝状」 | July, 2025 |
「SAKRAとの個別オンラインmtg」 | July, 2025 |
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「オリジナルポストカード」と「感謝状」の送付のほか、エイジング若手研究者連盟-SAKRA-メンバー(長谷川と岡田も参加)との個別オンラインmtgをセッティングさせていただければと思います。mtg内容のご希望は事前に承ります。
ぜひ、感謝のご挨拶とお話しをさせていただければ幸いです。
このリターン実施は2025年7月を予定しています。
※ このリターンに内容は、10万円、50万円をご支援いただいた場合と同じものになっております。あらかじめご了承ください。
お礼のメッセージ+「最新の老化研究レポート」 / 「最新老化研究解説オンラインセミナー&懇親会」参加券 / 「最新老化研究レポート」にお名前を掲載(希望者のみ) / 学会発表の謝辞にお名前掲載(希望者のみ) / 「オリジナルポストカード」&「感謝状」 / 「SAKRAとの個別オンラインmtg」
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「最新老化研究解説オンラインセミナー&懇親会」参加券 | July, 2025 |
「最新老化研究レポート」にお名前を掲載(希望者のみ) | June, 2025 |
学会発表の謝辞にお名前掲載(希望者のみ) | June, 2026 |
「オリジナルポストカード」&「感謝状」 | July, 2025 |
「SAKRAとの個別オンラインmtg」 | July, 2025 |
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