サード・ゴールの達成に向けて動き出した本クラウドファンディングですが、セカンド・ゴールの達成により、その目標であった
「ドイツ量子フェスから物理学者を招聘し、量子フェスでの講演「量子と芸術」でトークショーを実施」
が、ついに可能となりました。皆さんのご支援の賜物です。ありがとうございます。
招待するドイツ量子フェスの方のご紹介をします。ステファン・ホイスラー先生(ドイツ・ミュンスター大学 教授、物理教育研究所長)は、ドイツ量子フェス(フィナーレ)の組織委員長をなさっている方です。エッセン大学にて博士号取得(2004年)され、また1995年には京都大学理学部に留学のご経験があります。ホイスラー先生は、物理学の概念をアートを駆使して映像化し教育へつなげる研究活動を長年行っており、ヨーロッパで科学映像に関する賞を受賞するなど顕著な「物理+芸術+教育」融合分野への貢献をお持ちです。また、ホイスラー先生の物理学の有名な業績としては、古典カオス系を量子化した際のエネルギー固有値分布に関するBGS予想の証明があります。
ホイスラー先生は、ドイツ量子フェスのフィナーレ(2025年11月開催)https://quantum100.de/ の組織委員長を務められています。ドイツは量子力学誕生の地と呼んでも良いでしょう。国際量子化学技術年の今年2025年、ドイツではすでに様々なお祝いイベントが開始されていますが、ホイスラー先生はその最後のフィナーレイベントを主催されます。日本の我々の量子フェスを一緒に楽しんでいただくことで、世界中で量子のお祝いをするムードがさらに高まることでしょう。
当日の予定では、橋本の講演「量子と芸術」においてスペシャルゲストとしてホイスラー先生に登場いただき、トークショーを行いたいと考えています。安心してください。ホイスラー先生は日本語を話されますので、言葉の心配はありません。もちろん、音楽は言語を超えますから、そんな心配をする必要もないかもしれませんが!
写真は、音楽家のヤニック・パジェさんと一緒に写る、ホイスラー先生です。この写真でお二人は、量子フェスで演奏される交響曲の楽譜を一緒に持っていらっしゃいますね。お二人の邂逅も、量子フェスで再び実現することになります。皆さま、お楽しみに!
クラファン終了直前企画として、第4回YouTubeライブを配信させていただきます!
日時:2025年3月26日(水)20:00-21:30(予定)
配信URL:https://www.youtube.com/live/3Hu-RvqD6lw
出 演 :山本 貴博(量子フェス実行委員長、日本物理学会理事、東京理科大学教授)
ゲスト:ヨビノリたくみ(教育系YouTuber)
第4回は、教育系YouTuberとして活躍する**ヨビノリたくみさん**をスペシャルゲストとしてお招きして、「最近推しの物理学」の話題で盛り上がります。皆様もライブ中に「あなたの推しの物理学」をコメント欄にご記入頂けると嬉しいです!
これがクラファン終了前の最後のYouTubeライブ配信となります。お楽しみに!
1st goal達成からわずか1週間で、2nd goalに達成いたしました。これもひとえにサポーターの皆様の温かい応援とご支援のおかげです。ありがとうございます。
さて、今回の量子フェスの真の目的は、量子力学100年を振り返ることで「科学と社会の架け橋」をつくるための第一歩を踏み出し、次の100年の「科学のあるべき姿」を皆で共有することです。そのためにも、今回の科学フェスをデジタルアーカイブとして未来に記録を残すことが重要だと考えます。
そこで私たちは、量子フェスの「デジタルアーカイブ化」を実現するための資金として200万円(支援総額1000万円)を設定させていただきました。
この100年の科学の著しい発展は私達の生活を豊かにした一方で、非専門家の方々には理解が困難な部分が増えたことも事実です。だからこそ、これまで以上に科学コミュニティーと市民や社会がコミュニケーションをとる場の提供とその記録が益々重要になると考えます。その実現に向けての第一歩となる量子フェスを、引き続き応援よろしくお願いいたします。
Yannick Pagetさんとの出会いと、「量子x音楽」の共同研究の始まりについては、前回の【誕生秘話(2)】で少しお話ししましたが、その後の展開について、ここで記してみましょう。
和音と素粒子の間の対応をもとに、素粒子の反応を音楽に翻訳する作業が始まりました。「素粒子の標準模型」と呼ばれる、現在知られているすべての素粒子の間の相互作用を記述する数式は、対称性と呼ばれる原理で書かれています。対称性によると、17種類の素粒子は様々な量子の性質を持っており、それは電子なら電荷が−1である、といった数字の組み合わせに集約されます。その数字が、ちょうど足すとゼロになるような組み合わせで素粒子は反応を起こすのです。
様々な素粒子の反応を、素粒子の標準模型や超ひも理論に基づいて書き下し、それを、和音との対応ルールを用いて音楽に翻訳してみるというチャレンジが始まりました。電磁気学的な相互作用や、弱い相互作用、強い力、そして重力、それぞれが活躍するような典型的な状況を物理学で記述します。素粒子の反応を、「ファインマンダイヤグラム」と呼ばれる素粒子論特有の描画法で描くと、それがちょうど、素粒子がどのようにくっついたり離れたりするかを時間変化を追って眺められるようになります。それを音楽に翻訳すれば、和音の流れが生まれるのです。
もちろん、このままでは、人間が美しいと感じられる音楽にはなりません。私たち人類が楽しむ音楽とは、今までの音楽の歴史に基づいて、進化発展してきたものです。そこには音楽の作曲理論があり、それ自体は素粒子論や量子とは深く関係はしていません。Yannick Pagetさんは、今まで学んで実践してきたご自身の音楽理論を用いて、素粒子の反応にどう気付けられた和音列をモチーフとして、作曲に取り組まれました。
この作業には、音楽家Yannick Pagetさんをしても、大変長い時間がかかりました。2021年9月には、大阪のザ・シンフォニーホールでご自身の指揮により、交響曲の元となる楽曲「アマテラス」を初演されます。この作品には、光や重力の考えなどが取り込まれ、劇場で配布されたパンフレットには物理学の説明が長く載っており、集まった聴衆の方々が物理学の考えに触れることとなりました。
これらが元となり、最終的に、交響曲として結実したのです。このたびの量子フェスで上演される交響曲は、このように誕生しました。
当然のことながら、音楽と物理学は違います。交響曲そのものが全て量子の考えに基づいているわけではありません。しかし、人間が何を美しいと感じるか、そして作曲された交響曲が物理学の量子という考えへの入り口となるように、この交響曲は作曲されています。Yannick Pagetさんと私の共同研究は、お互いをリスペクトしながら、ひとつの芸術となりました。量子フェス会場で、この新しい芸術を、ぜひ楽しんでください!
量子フェスのクラウドファンディングも残すところ約2週間となりましたが、お陰様で第1目標である650万円に達し、フェス開催を決定することができました。これもサポーターの皆様一人一人の温かいご支援と応援のおかげです。本当にありがとうございました。
第1目標を達成したことでフェス開催は確実となりましたが、この金額はフェス開催のために最低限必要な予算でした。量子フェスを皆様により楽しんでいただくために、私たちは残り2週間も
・量子音楽演奏会の演出の充実化
・ドイツ量子フェスから物理学者を招聘し、量子フェスでの講演「量子と芸術」でトークショーを実施
の実現に向けて挑戦を続けて参ります。
これらの活動が「科学と社会の架け橋」となることを信じ、1つ1つ丁寧に準備を進めて参りますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします
日頃より量子フェスの応援ありがとうございます。クラウドファンディングを開始してから6週間が経過しました。この6週間で、量子フェスは**200人**を超えるサポーターに支えられるイベントに成長しました。6週間前の「不安」な気持ちは、今では「勇気」に変わりました。本当にありがとうございます。
まだ目標金額には達成していませんが、サポーターの皆様の期待を裏切らないように、しっかりと準備を進めてまいりますので、引き続き応援のほど、よろしくお願いします。
第1回と第2回ともに大好評につきまして、第3回YouTubeライブを配信させていただきます!
日時:2025年3月13日(木)20:00-21:30(予定)
配信URL:https://www.youtube.com/live/1SsP7cRo6o0?si=H9C4tfNqiUQRRLsO
出 演 :山本 貴博(量子フェス実行委員長、日本物理学会理事、東京理科大学教授)
橋本 幸士(量子フェスプログラム委員長、京都大学教授)
ゲスト:板倉 龍(科学雑誌Newton、編集部長)
第3回は、科学雑誌Newtonの編集部長の板倉龍さんをスペシャルゲストとしてお招きして、量子力学これまでの100年とこれからの100年について語り合います。あの伝説の2025年2月号「量子力学100年」大特集号の制作秘話も!
日本最高峰のサイエンスエンターテイメント雑誌Newtonの編集部長と物理学者らのクロストークをお楽しみに!
最後の最後まで盛り上げてまいりますので、引き続き、量子フェスへのご支援と応援のほどよろしくお願いします。
※SNSの投稿時には「#量子フェス」で応援よろしくお願いします。
皆様の温かいご支援と応援のおかげで、日を追うごとに「量子フェス」も広く世間に浸透し始め、支援金額も目標の **80%** に到達し、フェス開催の現実味が一気に増してきたと感じております。ファス実行委員一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
フェス開催までの道のりはまだまだ続きますので、一歩一歩丁寧に歩んで参ります。皆様の変わらぬご支援とご協力をお願いします。
皆様の温かいご支援のおかげで、私たちのプロジェクトは目標金額の **70%** を達成しました。心より感謝申し上げます。皆様一人ひとりの応援が、量子フェスの実現に向けた一歩となり、私たちにとって何よりの励みです。実行委員一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
支援期間も残りわずか20日を切りました。残りの期間もYouTube Liveなどを開催し、「量子」の魅力を発信し続けていきたいと思います。皆様の変わらぬご支援とご協力をお願いします。
2025年6月14・15日にユネスコ国際量子科学技術年を記念して、日本科学未来館にて開催される「量子フェス」の講師陣のお知らせです。
・量子コンピューター 藤井啓祐(大阪大学大学院基礎工学研究科)
・量子宇宙科学 石原安野(千葉大学ハドロン宇宙国際研究センター)
・量子スピントロニクス 齊藤英治(東京大学大学院工学系研究科)
・量子通信 鯨岡真美子(株式会社 東芝)
・量子と芸術 橋本幸士(京都大学大学院理学研究科)
クラウドファンディングの応援も引き続きよろしくお願いいたします。
ご支援はこちら → https://academist-cf.com/projects/367?lang=ja
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QurioS x The Physical Society of Japan Collaboration Sticker and others
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Performance & commentary video viewing and others
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Concert invitation (1 person) and others
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QurioS × JPS collaboration goods assortment and others
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[For corporations and Individuals] Special sponsorship (limited to 3) and others
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