クラウドファンディングの募集期間終了から約半年が過ぎたところで、現在の進捗を報告します。東大の染谷さん、香港科技大の川口さんに加え、名大M1の井出さんも加入しました。詳しくは以下のスライドがありますが、ここでは概要を説明します。
note: https://note.com/keisuke_fj/n/n4c4a3c308d7f
Googleスライド: https://docs.google.com/presentation/d/19eg8GOD-g4bPuDVYwRGEk_G8d4FGe5qCsE56oVS0RNo/edit?usp=sharing
まず、ゲーム理論の導入のためにはより多くのデータ量が必要なので、ラ・リーガの2023/24シーズン380試合のトラッキングデータ(選手とボールの位置データ)とイベントデータ(パスやシュートを行った選手や時間のデータ)を購入し、色々な手続きを経て6月からようやく利用可能になりました。
次に、サッカーに実装可能なゲーム理論の枠組みを考えたときに、1. 現実的に計算可能な「低次元の状態」の表現に関する研究と、2. シンプルな問題に適用されているゲーム理論の実装を、多人数で行う多様な状態・行動が存在するサッカーに適用するための研究に分ける必要があると考えました。
1. 低次元の状態表現に関する研究では、エリース東京FCの山口監督に私たちの仮説を聞いていただき、妥当かどうかを議論して、修正を行いました。より詳細にはGoogleスライドにて説明を行っていますが、現在はそれを井出さんが数値的に実装しているところです。今年度中に学会発表を行い、論文を執筆する予定です。
2. ゲーム理論(と逆強化学習)の導入については、1. の良い状態空間表現ができたと仮定して、すぐに導入できるように、それ以外の部分を経済学の「構造推定」と呼ばれる枠組みについて、サッカーに実装するための方法は川口さんと染谷さんが主に考えています。現在は、サッカーでないシミュレーションデータで再現実装を行い、性能を評価しているところです。
今後は、2つの研究で実装を行い、論文を執筆して発表を行う予定です。さらに、サッカーチームと連携して、この方法が有効かどうか概念実証を行っていく予定です。詳しくは以下のGoogle Slideに書いておりますので、気になる方はご覧になってください。これからも研究を行い、成果として還元していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします!
クラウドファンディングが終了しました。最終的には、205名の方に、2,856,503円のご寄付をいただきました。本当にありがとうございました。これから研究を行い、成果として還元したいと思いますので、今後ともよろしくお願いします!
クラウドファンディング終了までまだあと2週間ありますが、これまでの活動をnoteにまとめておりますので、もしよろしければご覧になったり、興味がありそうな方にご紹介いただけますとありがたく思います!
「ゲーム理論とAIでサッカー分析の革新に挑戦!」というクラウドファンディングを開始しました
(このページでは表現しきれない3人の思いが紹介されています)
https://note.com/keisuke_fj/n/nf022ec5d2f3b
サッカー x 機械学習の最近の研究成果
(研究室のサッカーAIに関する研究成果を紹介しました)
https://note.com/keisuke_fj/n/n08d111799a37
山口遼監督と語る!ゲーム理論×AIによるサッカー戦術分析の可能性
(エリース東京FC監督の山口さんとの濃密な議論を文字起こししました)
https://note.com/keisuke_fj/n/n5aa5ad1e5d73
みなさまのご支援のおかげで、3日目に目標金額に到達することができました!
本当にありがとうございます!!
残りの期間では、購入するデータの量を2倍にするため、NEXT GOALとして2倍の400万円に挑戦します!
ゲーム理論を導入したAIのモデルは、データが多ければ多いほど性能が高くなることが期待されますので、引き続き応援のほどよろしくお願いします!
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お礼のメッセージ and others
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研究報告レポートにお名前掲載 and others
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論文謝辞にお名前掲載 and others
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研究室HP(名古屋大学)にお名前掲載 and others
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個別ディスカッション and others
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ラ・リーガの1チームの分析レポート(チームを指定できる) and others
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