皆さまのおかげで、無事に目標金額に到達することができました。
同時に、無事に書籍の出版が決定しました。
ご支援いただきました皆さま、並びに情報の拡散にご協力いただきました皆さまに、改めて感謝申し上げます。
これから出版社への原稿提出と校正の作業に入ります。
少しでも良い内容をお届けできるように、努力したいと思います。
出版されました際には、是非書店等でお手に取っていただければ幸いです。
何卒宜しくお願い致します。
井上祐樹
かつて日本の産業は世界市場を席捲していました。しかし現在、日本の産業は名実ともに衰退し続けているとされます。原因については多くの議論がありますが、私が着目しているのはビジネスエコシステムに関する観点です。
世界時価総額ランキングを見るとわかるように、現在の世界はプラットフォームを中心としたエコシステム・ビジネス(エコシステムの中心として企業がその役割を果たすビジネス)に席捲されています。日本企業のなかにも、テレビゲーム産業をはじめとして世界的に優位性を持ったエコシステムを管理する企業や産業は存在します。しかし全体で見ると、世界的影響力があるエコシステムの数は他の大国と比較して少数であることは、こういった指標に現れているとみなせます。
私が目指しているのはビジネスエコシステムがどのようにして生まれるのか、どのように発展して衰退するのか、どのようにすればエコシステム・ビジネスを自社で始めることができるのかといったことを、科学的に明らかにすることです。
そして、得られた知見を日本社会に浸透させることでエコシステム・ビジネスを増加・発展させ、産業の活性化を図る一助になることを大きな目標としています。
私はこれまで約10年をかけて、ビジネスエコシステムの発展・衰退のメカニズム、エコシステムの中でイノベーションが生み出され仕組み、プラットフォームが果たす役割に関する研究を続けてきました。
私が行ってきた第一の研究アプローチは、データ分析です。過去の成功・失敗したエコシステムに関するデータを収集し、統計的に分析することで、その成功理由や失敗理由を明らかにします。それを元に、詳細的にエコシステムを生み出すうえでの知見を整理します。
第二のアプローチはシミュレーションです。これは「この条件でエコシステムを生み出すとしたら、成功するのか」「今あるエコシステムをこう変更したら、どう変化するのか」といった視点で、コンピュータ上で仮想的に検証を行います。それにより、まだ実現されていないエコシステムに関する示唆を得ることができます。
最後のアプローチは、企業との共同研究です。これは、企業がエコシステムを生み出すための事業活動を並走させていただき、その過程を整理することで、エコシステムを生み出すプロセスや課題を明らかにします。これらに基づいて、将来的なエコシステム創出の指針を提供することを目指します。
今回のプロジェクトでは、これまでの研究成果をまとめた書籍を出版したいと考えています。純粋な学術書としてではなく、非研究者の方にも読みやすい内容の書籍の出版を目指します。これは、研究者だけでなくビジネスマンが正確にビジネスエコシステムの概念とメカニズムを理解し、それをビジネスに活かすことで、産業を活性化する一助になりたいと考えているからです。
本書は既に完成しており、全体で約14万字の3部構成となっています。一冊でビジネスエコシステムの多くを理解できる内容を目指して執筆しました。
第1部「エコシステムの概念とメカニズム」では、世界中の研究から得られた知見を集約し、ビジネスエコシステムとは何か、エコシステムはどのような利益を生むか、エコシステムの発展・衰退のメカニズムはどのようなものかを解説します。
第2部「エコシステムの研究実例」では、これまでのいくつかの私の研究内容と成果を解説することで、実ビジネスにおけるエコシステムの分析的視点を提供することを目指します。
第3部「エコシステム・ビジネスの検討」では、既存のビジネスや技術をエコシステムに発展させるための、一連のプロセスと手引きを記述します。
今回の支援金の用途は、書籍の出版費用となります。
今回私が出版したいと考えている書籍は、半学術・半実務のような内容となっております。完全な学術書であれば、財団や大学の出版助成金を受け取り、出版する道があります。実務書であれば、ビジネス本としての出版の可能性があります。しかし今回はいずれも満たさないため、現状として出版への道が閉ざされております。そのため、本クラウドファンディングでの皆様のご支援を切にお願いしたく思っております。
それと同時に、私は本プロジェクトを、ビジネスエコシステムに正確な概念や理論があることを社会に拡散する機会としたいと考えております。今回の書籍は企業で働く非研究者の方にも目を通していただき、実務においてどのようにエコシステムが生み出せるかを考えるきっかけになっていただければ幸いに思っております。
本書が日本社会や経済に与えることができる影響は僅かかもしれませんが、それでも何かのきっかけになることを期待しています。
日本により多くのビジネスエコシステムを生み出すきっかけを作るためにも、ご支援を何卒宜しくお願い致します。
私は日本国内でもかなり初期の段階からビジネスエコシステムの研究を実施してきました。そのような活動の中で、井上先生は私が主宰する研究室にて大学院博士課程に進まれ、エコシステムの研究で博士号を取得されました。先生はこれまで数理・シミュレーション的なアプローチを用いて数多くの研究成果を生み出し、論文を執筆されてきました。それらの成果をまとめた書籍を出版されることは、意義深いことと思います。皆様のご支援をお願いいたします。
ビジネスエコシステムは現代の社会やビジネスを捉える上で必要不可欠な概念です。私自身も産学官連携型の研究プロジェクトに多数従事するなかで、その重要性を日々実感しております。しかし、現状、体系的に学ぶための書籍は存在しておらず、多くの方が不自由を感じていると思います。この度の井上先生のプロジェクトは、まさにこういった教科書的な書籍を出版するものであり、将来の一読者として出版の成功を期待しております。
よく見聞きするわりに、実はよくわからない「ビジネスエコシステム」。豊富な研究成果がありながら、実はなかった体系的研究書。それがついに日本語で読めるようになります。エコシステム研究のエコシステムを社会に拡張するために、ぜひみなさまも関与してみてください。プラットフォームを用意するだけではエコシステムにはならないのです。わかるようでわからないでしょう?それを紐解くのが井上先生のプロジェクトなのです!
私は井上先生とは学問分野は異なりますが、同年代の研究者同士ということで、X (Twitter) 上でやり取りをしております。現在、工学系の大学教員においても研究成果を活用した大学発ベンチャーの創業が盛んになっており、またその実行を社会から求められるようになってきています。先生が今回出版を目指されている書籍は、大学技術の活用による産業創出とも関係があるということで、将来的な読者としても出版の成功を期待しております。
時期 | 計画 |
---|---|
2024年3月 | 原稿入稿 |
2024年7月 | 校正終了 |
2024年9月 | 店頭・ウェブでの販売開始 |
メールでお礼のメッセージをお送りします。
このリターン実施は2024年4月を予定しています。
お礼のメッセージ
7人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
出版される書籍の謝辞に、お名前を掲載させていただきます。
書籍の謝辞にお名前掲載 / お礼のメッセージ
26人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
本プロジェクトに関するオンラインサイエンスカフェにご招待します。
このリターン実施は2024年4月~9月を予定しています。
オンラインサイエンスカフェ / お礼のメッセージ / 書籍の謝辞にお名前掲載
5人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
出版後の書籍を郵送にて進呈させて頂きます。
同時に、研究室のHPにお名前を掲載します。具体的には、書籍が出版された際に、書籍の特設ページをHP上に追加します。そこでお名前と謝辞を掲載させていただきます。
このリターン実施は書籍出版後の2024年10月を予定しています。
出版後の書籍の進呈&研究室HPにお名前掲載 / お礼のメッセージ / オンラインサイエンスカフェ / 書籍の謝辞にお名前掲載
5人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
ビジネスエコシステム、プラットフォーム戦略、イノベーションマネジメント等の研究に関する個別にディスカッションする機会を設けます。
具体的な内容や日程は個別にご相談いたします(最長3時間程度を予定)。
内容については、柔軟に対応いたします。
このリターン実施は2024年4月~9月を予定しています。
個別ディスカッション / お礼のメッセージ / オンラインサイエンスカフェ / 出版後の書籍の進呈&研究室HPにお名前掲載 / 書籍の謝辞にお名前掲載
1人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
本研究に関する出張講演を行います。具体的な内容や日程は個別にご相談いたします。
※宿泊費・交通費は別途いただきます。
このリターン実施は2024年4月~9月を予定しています。
出張講演 / お礼のメッセージ / オンラインサイエンスカフェ / 出版後の書籍の進呈&研究室HPにお名前掲載 / 個別ディスカッション / 書籍の謝辞にお名前掲載
1人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
当サイトは SSL 暗号化通信に対応しております。入力した情報は安全に送信されます。
お礼のメッセージ
7
人
が支援しています。
(数量制限なし)
書籍の謝辞にお名前掲載 他
26
人
が支援しています。
(数量制限なし)
オンラインサイエンスカフェ 他
5
人
が支援しています。
(数量制限なし)
出版後の書籍の進呈&研究室HPにお名前掲載 他
5
人
が支援しています。
(数量制限なし)
個別ディスカッション 他
1
人
が支援しています。
(数量制限なし)
出張講演 他
1
人
が支援しています。
(数量制限なし)