藤田あき美さん(信州大学・准教授)を迎え、第4回目の取材をオンラインで実施しました。
藤田さんは天文物理学をご専門とし、銀河の形成と進化をコンピュータシミュレーションで研究されています。また、自信に満ち、自分の信じた道を進む独立した女性、BossBさんとして、誰もがそのままで輝ける社会づくりを目指し、講演会やSNSなどを通してメッセージを発信しています。
今回の取材では、物質や生物における心=行動抑制ネットワークの存在可能性、そして、自由について議論しました。
私は、心の従来の定義である、「人間の理知的、情意的精神機能」に、「物質や生物の創発的ふるまいを司る仕組み」を加えることを提案しました。藤田さんは、物理学的観点からこの考え方に対しさまざまなコメントをくださいました。そして、決定論と自由意志の関係について議論しました。
みなさんがご参加いただけるオンライン講演会は、3月下旬に実施される予定です。藤田さんには、天文物理学者、そして、BossBの視点から、宇宙や天体における行動抑制ネットワークの存在可能性、そして自由を大いに語っていただく予定です。
ご期待ください!
2024年11月28日に実施した、伊勢武史さんによる「生物進化と人のこころ」の講演記録です。
ぼくのミスで音声のみですが、伊勢さんのお話しがわかりやすく、十分たのしめます。ぜひお聴きください。
伊勢武史さん略歴
京都大学フィールド科学教育研究センター准教授。ハーバード大学大学院修了(Ph.D. in Biology)。独立行政法人海洋研究開発機構特任研究員、兵庫県立大学シミュレーション学研究科准教授を経て、2014年より現職。専門は森林生態学・環境科学。人間と自然の持続可能なつきあい方についてシミュレーションや人工知能など情報科学技術を用いた研究を実施している。同時に、「人間とはなにか」という問いの答えを求めて、進化心理学にもとづく実験も継続している。サイエンスコミュニケーションがライフワークであり、著書に「学んでみると生態学はおもしろい」「生物進化とはなにか」「生態学は環境問題を解決できるか」「生態学者の目のツケドコロ」「2050年の地球を予測する」などがある。2025年度から使われる中学国語の教科書(光村図書・東京書籍)に著作が掲載されることに。
サポーターのみなさまへ
日頃より、本プロジェクトをご支援くださりありがとうございます。
みなさまの中で、リターンとして「研究会レポート謝辞、配信動画クレジットタイトルにお名前掲載」をご希望くださった方々に対し、対応が遅れていたことをお詫びいたします。
誠に申し訳ありませんでした。
・研究レポート謝辞にお名前掲載について
当初、レポートは各動画公開の約10日後に公開される予定でした。
しかし、取材の音声記録の文字起こしには、AIを用いても多大な時間を要することがわかり、
当初の予定では公開できないことがわかりました。
そのため、レポートは、全4回分をまとめて、本プロジェクト終了後、
速やかに公開することにいたします。
ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。
・配信動画クレジットタイトルにお名前掲載について
第1回、第2回のオンライン講演会の配信動画にお名前を掲載いたしました。
動画の最終約30秒ほどに掲載されています。ご確認よろしくお願いいたします。
第1回講演会の配信動画へのリンク
第2回講演会の配信動画へのリンク
第3回、第4回の配信動画には、公開時からお名前が掲載されます。
みなさまのご支援のおかげで研究は大変充実しています。
これからもご声援くださいますよう、よろしくお願いいたします。
森山徹
モノの心の研究会・主宰
第3回招待講演を開催します!
Zoom・参加費無料です。ぜひご参加ください!
「生物進化と人のこころ」
伊勢武史(京都大学・准教授:森林生態学・環境科学)
・日時:2024年11月28日(木)19:00 - 21:00(開場18:45)
・場所:Zoom meeting room
・参加方法:下記リンク先から参加登録願います。
登録者に講演会のZoom URLが送信されます。
人間の「こころ」が生まれたプロセスを探る進化心理学と行動抑制ネットワーク理論に接点はあるのか。みなさんご一緒に議論しましょう!
「講演の概要」
生物進化の原動力である自然選択は、生存と繁殖にプラスになる遺伝子を選んでいきます。では、なぜ人間は、かくも厄介な「こころ」というものを持つに至ったのでしょうか。それが生まれたプロセスを、進化生物学の一分野である進化心理学から考えてみましょう。人間に対する自然選択の圧力がもっとも強かったのは原始時代。当時の人類がどんな暮らしをして、何を感じていたか。それがどのように現代人に受け継がれているか。これらを考えることは、「何のために生きているんだろう」のような疑問を解くヒントになります。その答えはきびしいものですが、だからこそ僕らにとって、この人生を生き抜くためのモチベーションになることでしょう。
「演者略歴」
京都大学フィールド科学教育研究センター准教授。ハーバード大学大学院修了(Ph.D. in Biology)。独立行政法人海洋研究開発機構特任研究員、兵庫県立大学シミュレーション学研究科准教授を経て、2014年より現職。専門は森林生態学・環境科学。人間と自然の持続可能なつきあい方についてシミュレーションや人工知能など情報科学技術を用いた研究を実施している。同時に、「人間とはなにか」という問いの答えを求めて、進化心理学にもとづく実験も継続している。サイエンスコミュニケーションがライフワークであり、著書に「学んでみると生態学はおもしろい」「生物進化とはなにか」「生態学は環境問題を解決できるか」「生態学者の目のツケドコロ」「2050年の地球を予測する」などがある。2025年度から使われる中学国語の教科書(光村図書・東京書籍)に著作が掲載されることに。
Zoom・参加費無料です。ぜひご参加ください!
「生物進化と人のこころ」
伊勢武史(京都大学・准教授:森林生態学・環境科学)
・日時:2024年11月28日(木)19:00 - 21:00(開場18:45)
・場所:Zoom meeting room
・参加方法:下記ページから参加登録願います。
登録者に講演会のZoom URLが送信されます。
人間の「こころ」が生まれたプロセスを探る進化心理学と行動抑制ネットワーク理論に接点はあるのか。みなさんご一緒に議論しましょう!
「講演の概要」
生物進化の原動力である自然選択は、生存と繁殖にプラスになる遺伝子を選んでいきます。では、なぜ人間は、かくも厄介な「こころ」というものを持つに至ったのでしょうか。それが生まれたプロセスを、進化生物学の一分野である進化心理学から考えてみましょう。人間に対する自然選択の圧力がもっとも強かったのは原始時代。当時の人類がどんな暮らしをして、何を感じていたか。それがどのように現代人に受け継がれているか。これらを考えることは、「何のために生きているんだろう」のような疑問を解くヒントになります。その答えはきびしいものですが、だからこそ僕らにとって、この人生を生き抜くためのモチベーションになることでしょう。
「演者略歴」
京都大学フィールド科学教育研究センター准教授。ハーバード大学大学院修了(Ph.D. in Biology)。独立行政法人海洋研究開発機構特任研究員、兵庫県立大学シミュレーション学研究科准教授を経て、2014年より現職。専門は森林生態学・環境科学。人間と自然の持続可能なつきあい方についてシミュレーションや人工知能など情報科学技術を用いた研究を実施している。同時に、「人間とはなにか」という問いの答えを求めて、進化心理学にもとづく実験も継続している。サイエンスコミュニケーションがライフワークであり、著書に「学んでみると生態学はおもしろい」「生物進化とはなにか」「生態学は環境問題を解決できるか」「生態学者の目のツケドコロ」「2050年の地球を予測する」などがある。2025年度から使われる中学国語の教科書(光村図書・東京書籍)に著作が掲載されることに。
第3回目の対面議論を実施しました。計画よりも2か月遅れとなりました。大変申し訳ありません。
森林生態学をとおし、広く自然と人の関わりを考えておられる伊勢武史さんがお相手でした。
伊勢さんは京都大学フィールド科学教育研究センターの准教授です。
写真の中央が伊勢さん、左が本プロジェクトのメンバーで伊勢さんをご紹介くださった磯部さん、そして右が私です。
本プロジェクトの当初計画では、第3回目は原子・分子の物理学に関する専門家との対面議論の予定でしたが、プロジェクトの定例会で、第2回の素粒子と、第4回予定の宇宙の中間ならば、第3回で扱うのは地球レベルの対象がより適切なのではないかという提案がありました。議論の結果、そのほうが本プロジェクトの目的に適しているという結論に至り、環境問題から人類の進化までを、地球規模で幅広く研究されている伊勢さんを抜擢しました。
今日の議論の中で最も興味深かったのは、森林保全の方法論に関することでした。保全は、たとえば、その地域を国立公園にするなど、ルールで縛ることで達成できます。一方で、森林という自然は、その一部にすぎない人間にコントロールされるべき対象ではないので、手つかずに放っておくべきで、それこそが保全だという考え方もあります。しかし、どちらも、「森林に触れて感動するから訪れたい。だから守りたい」という人々の気持ちを置き去りにしています。
人々の気持ち、あるいは、心を軸にする保全は可能なのか?この問題に対し、解決策になるかもしれないのが、たとえば、伊勢さんが取り組む「外来種生け花」のような、アートを含む活動なのではないのか?アートのような、経済活動に比べると潜在的で、だからこそ創発の芽となるような活動が、地球にとってのBIN、すなわち心の一部なのではないのか?
こういった新しいアイデアがいくつか生まれる有意義な時間でした。
来月にはオンライン講演会が開催される予定です。詳細が決まり次第お知らせいたします。
引き続き、ご支援よろしくお願いいたします!
2024年7月30日に実施された、橋本幸士さん(京大・素粒子論)のご講演、「宇宙を支配する数式」の録画です。ぜひご覧ください。
橋本幸士さんの講演会を開催いたします(Zoom・無料)。ぜひご参加ください!
「宇宙を支配する数式」
橋本幸士(京都大学・教授・素粒子論(玄理論))
・日時:2024年7月30日(火)19:00 - 21:00(開場18:45)
・場所:Zoom meeting room
・参加方法:下記ページから参加登録願います。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdc9_fSDwyk7rDm0CksN9G1l4Ntrmb4fkGfMjLk8uNKno_6Sw/viewform
登録者に講演会のZoom URLが送信されます。
素粒子は行動抑制ネットワークを備えるか?みなさんご一緒に議論しましょう。
研究計画の第2弾、「素粒子物理学に関する専門家との対面議論」を実施しました!
・専門家:橋本幸士さん(京都大学・教授。量子重力、弦理論、機械学習、理論物理学)
・日程:6月21日(金)13:40-
・場所:理学部5号館 509号室
橋本さんのご研究室を訪ね、じっくり議論しました。
弦理論では、素粒子に「構造」を想定できる可能性があります。すなわち、BINを想定できるかもしれません。
7月には、オンライン公開研究会を開催します。
果たして、心のBIN仮説は、素粒子に対し適用可能なのか。
橋本さんのご研究内容も、もちろんじっくりお話いただきます。
https://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~koji.hashimoto/aboutMe.html
みなさん、ぜひご参加ください!
日程や参加方法を、後日公開します。
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お礼のメッセージ and others
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出張講義 and others
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