Detection of Atrial Fibrillation in a Large Population Using Wearable Devices: The Fitbit Heart Study(Circulation. 2022.146(19):1415)
今回は注目すべき関連する研究として、昨年末に米国ハーバード大学から報告のあったものを紹介させて頂きます。なんと約45万人もの規模で行ったウェラブルデバイス(fitbit)を使った観察研究です。参加者はもともと不整脈と言われていなかった人達でしたが、半年間の観察で、なんと参加者の約1%に当たる4728人に不整脈が感知されたそうです。そのうち、精密検査まで進んだ人の中には確かに高確率で心房細動と呼ばれる脳梗塞の原因となる不整脈の診断になりました。
もしかすると今までは、こういった人達が突然の脳梗塞や心不全などの病気に至っていた可能性があるとすると、ただ時計を付けているだけで病気の予防になる可能性があるというのは、素晴らしい目指すべき医療の未来ではないかと感じました。
個人的には、ウェラブルデバイスの研究はまさにこの心臓の研究が最も進んでいると思います。しかし私達の研究もこうした時代の流れに負けないように、炎症性腸疾患の患者さんにもしっかりと届けられよう頑張りたいと思っています。どうぞご支援をお願いします。
「脳腸相関」という言葉をご存じでしょうか。
脳の働きが腸へ、または腸内環境が脳へ、そういった一見離れた臓器が互いに影響しあうことが研究で明らかになってきました。テスト前にトイレに行きたくなる、出勤や通学のある平日は便秘になるなど、よくよく考えるとありふれた症状もあり以前から身近なものでした。その他、自閉症の一部やストレスに対する応答の違いも腸内の環境に影響されていると言われています。
その脳腸相関の一旦を研究しているチームが精神科にあり、私達はコラボレーションをしています。東海大学医学部は時に診療科の垣根を気にせず、課題に取り組むことを大切にしています。ぜひご支援を頂ければと思います。よろしくお願いします。
向かって左は大学の同級生、20年経った今も変わらず友人でありリサーチパートナーであることを嬉しく思います。
炎症性腸疾患の中には大きく潰瘍性大腸炎とクローン病という2つの病気があります。
私達は今、潰瘍性大腸炎に対するスマートウォッチの臨床研究とともに、クローン病については腸内細菌の基礎研究を平行して行っています。ここ最近、人の腸内細菌が網羅的に解析できるようになり、様々な病気に特徴的な腸内細菌が特定され、いわゆる悪玉菌と呼ばれる存在がテレビやインターネットでも取り上げられるようになっています。そして、クローン病にもやはり病気に特徴的な腸内細菌の存在が徐々に明らかになってきました。私達はそのような悪玉菌の保菌者の診断や治療ができないかの研究を行っています。それには、細菌学の専門家、免疫学の専門家とチームを組んでやることがとても大切です。東海大学医学部では、臨床医学と基礎医学が互いに手を取り、病気の解明に取り組んでいます。
私達のチームも、今年になり2つの学会賞を受賞する成果を挙げています。今後も炎症性腸疾患の患者さんのため日々挑戦を続けていきたいと思っています。
初日にも関わらず、温かいサポートを頂きありがとうございます!本当にうれしく思います。
IT技術の医療への応用は今後もさらに進んでいき、私達の受ける診療、提供する診療はもっと便利で有用なものに変化していくと思います。しかし、おそらく高血圧や糖尿病など患者さんの数が多いものがまずは取り組まれていくはずです。しかし、私達は、患者数は生活習慣病に比べて少ないものの、若くして罹患してしまい、QOLが大きく下がってしまう炎症性腸疾患の患者さんにIT技術を用いた便利な医療が届けられたらと思っています。明日以降もどうぞご支援のほどよろしくお願いいたします。
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