花粉の出ないスギで林業の発展と花粉症の緩和に貢献したい！

この度、無花粉スギのパンフレット「花粉症対策に朗報！　無花粉スギ優良品種の開発」をweb上で公開いたしました。以下のURLで御覧いただくことができます。皆様の御支援、感謝申し上げます。

https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/044/311/mukafunsugi.pdf

静岡県農林技術研究所 森林・林業研究センター　袴田哲司

この度、無花粉スギ愛称募集に静岡県内外から370件の御応募をいただきました。たくさんの御応募ありがとうございました。

2023年２月16日に選定委員会を開催し、選考を行った結果、次のとおり決定しましたのでお知らせします。

愛称　「MU-FUN（むふん）」

2022年12月26日、冬の公開イベントとして、森林・林業研究センターで「サイエンスカフェ」を開催しました。無花粉スギのコーナーも設置し、来場者に無花粉スギの雄花を顕微鏡で観察してもらいました。花粉がないことを確認した皆さんから驚きの声があがりました。

おかげさまで、花粉の全く出ないスギ品種が認定されました。皆さんに愛されるような愛称をつけてください。

①　@ShizuokaFFPRI フォロー
② 　愛称と簡単な説明を記入
③　「#無花粉スギ愛称」をつけてツイート　　
　
採用者には素敵な記念品をプレゼント！

「無花粉スギ新品種「三月晴不稔３号」を開発しました」

2022年11月７日、新たな無花粉スギ「三月晴不稔３号」が国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所林木育種センター優良品種・技術評価委員会において、品種評価基準を満たしていると評価されました。この品種は、静岡県農林技術研究所森林・林業研究センター、神奈川県自然環境保全センター、（公財）東京都農林水産振興財団 東京都農林総合研究センター、富山県農林水産総合技術センター森林研究所、森林総合研究所 林木育種センターの共同開発によるものです。皆様の御支援や御声援により、新たな品種が誕生しましたことを報告させていただきます。

静岡県農林技術研究所森林・林業研究センター　袴田哲司

「森林遺伝育種学会で無花粉スギについて研究発表しました」
2022年11月11日、東京大学農学部で開催された森林遺伝育種学会第11回大会において、無花粉スギに関する２件の研究成果をポスター発表しました。クラウドファンディングにより皆様から御支援をいただいていることや、新品種の開発について紹介させていただきました。また、植栽した無花粉スギを試験材料とした材密度評価の成果についても発表いたしました。

袴田哲司
無花粉スギの形質評価と新品種開発－クラウドファンディングを活用しての調査研究－

平岡裕一郎・相蘇春菜・野末尚希・袴田哲司
ピロディン４Jによるスギ材密度の評価

「瀬尻国有林へ無花粉スギコンテナ苗を植栽しました」

2022年11月1日、関東森林管理局天竜森林管理署と静岡県農林技術研究所森林・林業研究センターの職員、計６名で、瀬尻国有林内に無花粉スギのコンテナ苗108本を植栽しました。今後、対照苗と比較することで、活着や成長の調査を進めていきます。

無花粉スギ研究に関する御支援、誠にありがとうございます。2020年11月11日に東京大学農学部において、森林遺伝育種学会第11回大会が開催されます。当日は、「無花粉スギの形質評価と新品種開発　ークラウドファンディングを活用しての調査研究ー」として、ポスターで研究発表させていただきます。造林木としても優良な無花粉スギの開発のほか、クラウドファンディングにより皆様から御支援をいただいていることもあわせて紹介させていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。　袴田哲司

御支援、誠にありがとうございます。昨年度に投稿した無花粉スギに関する論文をweb上で閲覧することができます。今後も論文や記事を積極的に発表していきたいと思います。

袴田哲司・野末尚希（2022）：雄性不稔スギ挿し木コンテナ苗の標準規格と初期の樹高成長；中部森林研究70: 1-2

https://nagoya.repo.nii.ac.jp/records/2003703#.Yz58Xy8_C8o

無花粉スギ研究に関する御支援、誠にありがとうございます。現在、無花粉スギの優良系統につきまして、品種申請ができるようにデータを精査し、書類を整えています。新品種開発は大きな成果となりますので、しっかり進めたいと思います。また、11月11日（金）に東京大学で「森林遺伝育種学会」の大会が開催されます。当日、無花粉スギの成長や優良系統につきまして、発表を予定しております。クラウドファンディングにより御支援いただいたことも紹介させていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。　袴田哲司