伊豆諸島の進化研究を支援してくださった皆様
こんにちは、飯島です。
7月中旬に伊豆諸島の八丈島で野外調査を行なったので、その成果を報告させていただきます。
今回は飯島・福田が2泊3日の日程で昆虫や鳥の糞のサンプリングを行いました。
海水浴のメインシーズンということもありレンタカーの予約ができなかったため、電動自転車で島内を調査しました。
なお、今回は当初の予定から調査範囲を拡大し、八丈島を訪れました。
その理由は、ここ数年で外来種の侵入が八丈島の生態系に深刻な影響を与えている可能性が示されはじめたことによります。
伊豆諸島のなかでも本土から距離が遠い八丈島では、ハチジョウヒラタクワガタといった島固有の昆虫がいくつも見られます。
しかし、ここ十数年のあいだに八丈島では、もともと琉球列島に生息していたリュウキュウツヤハナムグリが見られるようになりました。
この島外からの昆虫の「侵入」は、人の物流などのなかで引き起こされたと考えられています(このような、国内において、もともといない地域に導入されてしまった生き物は”国内外来種”と呼ばれます)。
リュウキュウツヤハナムグリは、島で咲く様々な花の花粉を食べてしまったり(写真をご覧ください)、樹木を傷つけたり、土壌を撹乱(かくらん)することによって生態系に大きな影響を与えることが危惧されています。
しかし、八丈島を含む伊豆諸島では、この虫の由来・生態・分布といった情報がありません。
そこで、今回はリュウキュウツヤハナムグリを約30個体採集しました。
採集したハナムグリは、今後遺伝子の解析を行い、もともとはどこに住んでいたのかを明らかにするための解析を行う予定です。
さらに、八丈島に生息する鳥類の糞を数個採集することができました。
これらの糞サンプルは、今後鳥たちが食べている餌を分析するために使用します。
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研究報告書(PDF)、研究報告書に謝辞掲載
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