【シンポジウム冊子『大学院生と考えるアカデミアの将来2020』出版のお知らせ】
Change Academia事務局です。
日頃からご支援いただきありがとうございます。
2020年1月に朝日新聞読者ホールで開催したシンポジウム『大学院生と考えるアカデミアの将来2020』から1年があっという間に経過いたしました。
アカデミアのことを世の中のさまざまな人に知ってもらい、話題にのぼってほしい。これから大学に行く子どもたち、その家族や学校の先生に伝えたい。学生、大学教職員、研究者の皆さんとは、この「大学院生問題」を明確に共有したい。そう考えて2020年1月26日のシンポジウムを企画しました。団体として初めてのシンポジウムでしたが、満員御礼となり有意義な議論ができました。今一度、感謝申し上げます。
大変永らくお待たせいたしましたが、シンポジウムでの配布冊子を購入したいとの要望を受け、12月にゴマブックスより出版されAmazonで購入可能となりました。
オンデマンドと、Kindleでの2通りで購入できます。
オンデマンド(ペーパーバック):https://amzn.to/3nr7bkv
Kindle版(電子書籍):https://www.amazon.co.jp/dp/B08R435JZM/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_yTU8FbSTQ4G4E
本書はこのシンポジウムのパンフレットを基に加筆・訂正を加えたものです。シンポジウムの登壇者の発表要旨に加え、6名の院生による研究活動に関する投稿記事、およびシンポジウムの成果報告書を収録しています。目次は下記を参照ください。
コロナウイルス感染症に翻弄され、様々なイベントが中止・延期せざるを得ず、Change Academiaも同様に活動が大きく制限されております。
そんな中ではありますが、日本での若手研究者の研究環境改善への働きかけに、引き続き微力ながら努めてまいります。
最後になりましたが、どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
Change Academia 一同
__以下Amazon書誌情報__
『大学院生と考える日本のアカデミアの将来2020』
目次
・はじめに
・第1部 「なぜ日本の大学院生は困窮?」
・第2部 パネル講演
パネル登壇者の講演要旨
・大学院生からの寄稿
「大学生・大学院生の出産と育児に関する問題」 大学院生 (文系・博士後期課程在籍)
「家庭の事情で進学を諦めた学部生が、10 数年後に大学院生になって思うこと」 大学院生
「等身大の大学院生」 青山学院大学 文学研究科比較芸術学専攻 博士後期課程2年小林 佳織
「人文学の軽視への憂い」 大学院生 (文系・博士後期課程在籍)
「八丈島に生まれ育って 背負い続ける『離島出身』というハンデ」 東京理科大学 理学部第二部(夜間) 化学科 菊池 風花
「社会運動から大学へ 私のキャリアから学問研究を考える」 一橋大学社会学部聴講生 梶原 渉
・Change Academiaホームページの「なんでも声の募集」に寄せられた大学院生たちの声
・『学習権宣言』
・広告、ご協賛・ご寄附を頂いた方々
シンポジウムを終えて
・成果報告書
・登壇者の質疑応答
・謝辞
【監修者について】
Change Academiaとは
日本の研究業界は、大学院生に対する経済的支援のあり方、女性研究者への不公正な評価、アカデミック・ハラスメントなど、さまざまな問題を抱えています。しかし、大学院生をはじめ若手研究者はキャリアのことを考えると立場が弱く、意見を表明することはリスクを伴います。問題が起き続けていても改善要求ができない。私たちChange Academia は、そのようなアカデミアの構造の問題を明確にし、より多くの人びとと共有するために活動している大学院生主体の有志団体です。大学院生の実情の可視化、かつてアカデミアに居た方々との連帯、関係者との協議、議員への陳情、メディアの取材対応、など、すみやかで建設的な改善のためにできる手段を駆使しています。
___
先日、日経ビジネス特集号『世界のヤバい研究』にて、Change Academiaのメンバーが取材に協力し、過剰に同調化・均質化する日本のアカデミアの問題点を指摘しました。
人とは違う変わった研究をしにくい日本全体の環境が、日本の革新力を弱める一因となっているようです。将来を担う若手研究者である大学生・大学院生も例に漏れず、指導教官の探しやすさや、学振申請のための研究テーマを選定することが多く、大胆な研究をできる環境は少ないのが現状です。
詳細は掲載紙をご覧ください。
■ 掲載紙
『日経ビジネス』 2020年3月23日付刊行
今後ともよろしくお願いいたします
2020年1月26日(日)に開催致しましたシンポジウムvol.1では、約180名の方にご参加いただき、満員御礼となりました。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。本シンポジウム及び、その後に行われた学生懇親会での交流を通じ、大学院生の問題を深刻に考えている人は予想よりも遥かに多いことが確認できました。これからも定期的に問題を周知しながら実態の改善に向けて大学院生同士が強い結束を持つことが大切であると感じました。
SSL encryption communication is used in this Web site, and the informations filled out are safely transmitted.
シンポジウム開催レポート(PDF版)
13
supporters
back
(No quantity limit)
シンポジウム開催レポート(PDF版)(500円のリターンと同一です) and others
11
supporters
back
(No quantity limit)
シンポジウム開催レポートにお名前掲載(PDF版) and others
4
supporters
back
(No quantity limit)
シンポジウム当日に配布する資料(電子版) and others
16
supporters
back
(No quantity limit)
シンポジウム当日に配布する資料(電子版)(5000円のリターンと同一です。) and others
13
supporters
back
(No quantity limit)
論文『KEIO SFC JOURNAL』の謝辞にお名前掲載 and others
8
supporters
back
(No quantity limit)