ヤクザル調査隊事務局の半谷吾郎です。このたび、ヤクザル調査隊友の会通信「瀬切の森からの手紙」創刊号を発刊しました。下記の通り、調査隊のホームページに掲載しております。
http://yakuzaru.php.xdomain.jp/yakuzaru_support/newsletter1.pdf
より多くの方にヤクザル調査隊を知っていただくため、創刊号に限りましては、即時全面公開をします。転送・転載も大歓迎です。本通信は、1年に2回刊行する予定です。次回は2021年1月ごろに刊行したいと考えています。
次号以降は、友の会会員の方のみに発送します。創刊号をご一読して、次号以降も読んでみたいと思っていただけるのであれば、ぜひ、この機会に会員になっ
ていただければ幸いです。
入会をご希望される方は、hanya.goro.5z@kyoto-u.ac.jp あてに、住所、氏名、メールアドレスをお知らせください。友の会についての詳細は、下記をご覧ください。
http://yakuzaru.php.xdomain.jp/yakuzaru_support/yakuzaru.html
ヤクザル調査隊友の会通信「瀬切の森からの手紙」創刊号
2020 年ヤクザル調査を行いました! 02
調査員からのクーコール 04
調査メシ 06
やくざる七つ道具 08
解き明かす! 屋久島の生き物の暮らし 10
ヤクザルなよんこま 13
屋久島の森の住人たち 14
ぶらり屋久島 16
犬山より 18
ヤクザル調査隊友の会、始動しました!
30周年記念事業として行った、30周年記念シンポジウムや各種サイエンスカフェを通じて、ヤクザル調査隊を応援してくださる多くの方と交流することができました。今後も、応援してくださる方々と、継続的に交流し、調査隊の成果を広く知っていただく手段として、「ヤクザル調査隊友の会」を、本日7月1日始動しました。
3000円の年会費をお支払いくださった会員の方には、調査隊の毎年の報告書をお送りするほか、各界で活躍する調査隊OBOGが講演するサイエンスカフェに参加していただくことができます。8月には、調査員が屋久島から会員の皆さんにお便りを差し上げます。調査隊の成果は、屋久島の自然に関する調査隊の様々な研究結果と、のべ1500人以上が参加した大規模調査から育っていった、調査員そのものです。そのふたつを、会員の皆さまにご紹介していきます。
この構想は、2018年から続けてきた、30周年記念事業の総仕上げとして準備してきたものです。奇しくも、今年、2020年は、新型コロナウイルス感染防止のため、調査の規模を大幅に縮小しなければならない、最悪の場合は中止しなければならないという、調査隊の歴史の中でも、最大の危機の年となりました。さしあたって、調査隊の収入の多くを占める、調査員からの参加費が大幅に減少します。ひとりでも多くの方に会員になっていただき、財政面から調査隊を支えていただければ、これほどうれしいことはありません。
伏して、みなさんのご協力をお願い申し上げます。
入会方法については、ヤクザル調査隊ホームページをご覧ください。
http://yakuzaru.php.xdomain.jp/yakuzaru_support/yakuzaru.html
ヤクザル調査隊の論文が出版されました。遺伝子解析をもとに、屋久島西部のヤクスギ林で、ヒルがどんな動物を吸血しているのかを調べました。カメラトラップで撮影される哺乳動物相と比較して、ヒルは選択的にシカを吸血することを明らかにしました。ヤクシマタゴガエルを吸血することが分かったり、サルはあまり吸血しないことが分かったり、タヌキが検出されたりと、ほかにもマニアックにいろいろおもしろいことがわかりました。
クラウドファンディング実施後、初の論文出版です。お論文謝辞へのお名前掲載を承諾してくださった方をはじめ、支援者の方全体に対して、謝辞でお礼を述べています。論文を読んでみたい、という方は、アカデミスト社を通じてご連絡ください。
Hanya G, Morishima K, Koide T, Otani Y, Hongo S, Honda T, Okamura H, Higo Y, Hattori M, Kondo Y, Kurihara Y, Jin S, Otake A, Shiroisihi I, Takakuwa T, Yamamoto H, Suzuki H, Kajimura H, Hayakawa T, Suzuki-Hashido N, Nakano T (2019) Host selection of hematophagous leeches (Haemadipsa japonica): implications for iDNA studies. Ecological Research 34: 842-855.
先日、報告書が調査隊ホームページに掲載されていることをご連絡しましたが、報告書の謝辞に、掲載を承諾された皆さまのお名前が掲載されています。ご確認ください。
2019年8月10日から9月2日まで、31回目となるヤクザル調査を、ぶじ行いました。
今年は、調査期間中に台風の来週があり、それによって林道に陥没ができてしまったせいもあって、キャンプ生活できたのは前期に3泊だけで、あとは日帰り調査を連日行いました。毎日4時起き、3時間運転、10時就寝の生活は、とくに運転手にはたいへん過酷なものでしたが、なんとかぶじ調査を終えることができました。みなさんのご支援のおかげで車が新しくなっていなければ、今年の調査は、そもそも実施が不可能だったかもしれません。改めて、みなさんのご支援に深く感謝します。
今年の報告書については、academistさんを通じて、支援者の方のもとにすでに届いていることと思います。報告書の本文につきましては、過去の年と同様、ヤクザル調査隊ホームページにも掲載しています。お読みいただければ幸いです。
http://yakuzaru.php.xdomain.jp/
第1回のサイエンスカフェを、熊本で行いました。
参加してくださったのは、鹿児島に住んでいる調査隊OBと、大分からお越しになった、調査隊OGのお母さまでした。ご縁に感謝です!
8月3日には犬山で、8月4日には京都と東京で実施予定です。
昨日5月28日午後7時、ぶじ終了しました。
この2か月間、予想もしなかったたくさんの方たちからのご支援をいただき、みなさんのコメントに励まされてきました。ご協力くださった方々に、深くお礼申し上げます。
今年の調査は、予定通り8月に行い、9月の下旬には報告書や写真をお届けできると思います。サイエンスカフェで、支援者の方にお会いできるのも、とても楽しみです。
どうぞ、今後とも、ヤクザル調査隊へのご支援を、よろしくお願いします。
半谷です。3月22日から、屋久島に来ています。
里ではヤマザクラが満開ですが、林道を上がって標高1000メートルのわたしの調査地に近づくにつれ、花が少なくなっていきました。調査地では一本のサクラで、開花しているのは数輪だけです。サルたちは、容赦なくサクラのつぼみをばくばく食べています。
今回の目的は、わたしが2000年から調査している群れのサルたちがどうしているか、確認するためです。昨年生まれた赤ん坊が、元気に育っているのを見て安心しました。なぜかお母さんではなく、別の若い雌にしょっちゅう抱かれています。
クラウドファンディング開始から1週間、予想もしなかったたくさんの方からのご支援をいただき、順調に目標達成にまで近づいています。ほんとうにありがとうございます。
屋久島に来て、たいへん残念なことがありました。わたしが2003年から使っていた車が故障し、エンジンがかからなくなってしまったのです。未練がましく修理の見積もりを取りましたが、みなさんからのご支援で車の更新が見えてきた状況で、新たに出費するのはためらわれる額でした。さみしいことですが、廃車にすることを決意しました。新車購入が見えてきた、この絶妙のタイミングまで、16年の長きにわたり、わたしと調査仲間の調査活動を支えてくれた愛車に感謝して、別れを告げたいと思います。
どうぞ、引き続き、ご支援をよろしくお願いします。
(山の上でキャンプしている間は、ネットにつなげられるのは、キャンプから歩いて15分ほど離れた場所にいるときだけです。ご支援のお礼が遅くなることがあるかもしれません。ご了承ください)
SSL encryption communication is used in this Web site, and the informations filled out are safely transmitted.
Acknowledged in the report.
28
supporters
back
(No quantity limit)
Photos of the Yakushima forest, Japanese macaques, and our census (20 images) and others
59
supporters
back
(No quantity limit)
Acknowledged in the website and others
42
supporters
back
(No quantity limit)
Science café (maximum two persons) and others
32
supporters
back
(No quantity limit)
Signed book by author(s) and others
14
supporters
back
(No quantity limit)
Acknowledged in a paper and others
3
supporters
back
(No quantity limit)
Guided tour in Yakushima and others
1
supporters
back
(No quantity limit)