異質な他者と自分を探究できる異分野交流を目指して

オンラインイベント「AI協働時代に研究者はどう生きるか」で発表しました

先日行われたアカデミストのオンラインイベントで発表してきました！
https://www.corp.academist-cf.com/post/press240405
多くの人に私たちの現在の学祭に関する考え方が伝わったのでよかったと思います。

せっかくなので、当日発表した内容を一部紹介します。

突然ですが、ヘッダにのせた一枚の絵を30秒間、じっくりみてみてください
ワシリー・ カンディンスキー 《コンポジションⅧ》https://mook.casie.jp/articles/wassily-kandinsky

丸や三角や線といった独特な図形がランダムに配置されているように見えます。
ですが、もう少し鑑賞して見るとたとえば、この赤黒い丸は太陽のように見えてきたり、青い三角が山のように見えてくるかもしれません。そして、こちらの線は楽譜の五線譜を表しているようにも思えます。
するとこの絵は、それぞれただの丸や三角や線だったものが、全体として見れば晴れた日の山で音楽が鳴り響いているような絵として捉えることができるかもしれません。

この絵画鑑賞のように、それぞれが個性を保ちつつ相互作用することで全体として新たな意味が生成される、そんな異分野交流を現在私たちは探究しています。

これは統合や創発を比喩的に言い表したものです。これをどのように達成するのか、これが今私たちに求められていることだと思います。
これからもよろしくお願いします。