近頃、続く暑い日々に負けることなく、私たちの研究チームは高齢者の生活の質(QOL)向上を目的としたカウンセリングシステムの開発において、新たな進展を遂げております。これまでの研究により、ある程度の精度でQOLを推定することが可能となったため、その技術を社会実装していく段階に進んでいます。
ただし、情報理工学の分野だけで研究を進めることは視野が狭まるリスクがあるため、新たに精神科での実務経験を持つ研究者を共同研究者として迎え入れ、より広範な知識と経験を取り入れることとしました。
先日、大阪で久しぶりに対面で開催した研究会では、共同プロジェクトの方向性について議論を交わし、当初の想定以上の多くの専門的な知見に基づくアイディアが出ました。この結果、専門家の意見を取り入れた新しい研究方針と、社会実装に向けた取り組みが決定されました。
また、特許申請についても順調に進行しており、これを核に、研究成果を社会に還元するフェーズに突入する準備が整っております。
この特許を核とした研究成果の社会還元を目指し、今後も研究を進めて参ります。具体的な取り組みや進捗については、随時更新して参りますので、ご関心を持っていただければ幸いです。
(写真は工学部3号館の壁と蝉です。)
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