肌寒い日が多くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今月も活動報告を読んでくださりありがとうございます。
本日は、いよいよ本格的に始動した博士論文提出に向けた活動について報告させていただきます。
博士号取得までの道のりは、大きく分けて予備審査と本審査の2段階あります。
予備審査が11月に、本審査が年明けにあります。本審査で博士課程を修了できるかどうかの判断が下されますが、予備審査を通過しなければ本審査に進むことができないため、どちらも重要なイベントです。
予備審査と本審査では5名ずつの審査員に対して研究発表を行い、審査をしていただく予定です。
今回は私が所属する大学のリーディングプログラムの修了審査も兼ねているので、専門の方にも審査していただきます。
私が所属するリーディングプログラムは、専門分野の枠を超えた連携により、先端ICTを活用して新たな社会のビジョンと価値創造を実現する人材育成を目標としています。
したがって、私の研究活動についても、あらゆる分野の知識を融合させて社会課題の解決に向けた活動ができているかという観点からも評価されます。
すでに審査員の方は決まっており、高齢者福祉や自然言語処理、画像認識、状態推定など、自分が研究で取り扱った内容を専門とした研究者に審査していただくことになりました。
自分の研究は情報理工だけでなく、高齢者福祉や臨床心理の分野の内容も融合させているため、それぞれの専門家へ正確に自分の研究を説明できるか不安ではありますが、高齢者の方のQOLを向上させることを目標にこれまで研究活動に勤しんできましたので、自信を持って審査に臨みたいと考えています。
私が所属する研究室では指導教員が熱心に指導してくださるため、予備審査の前に、審査の練習を兼ねた面談の場を2回設けてくださりました。
9月下旬に予備審査に向けた1回目の面談が完了しましたが、同じ研究室の教職員や学生にも参加していただき、一緒に改善を目指しました。
ここでは、自分のこれまでの研究内容が予備審査に値するかどうかも判断していただきました。
内容量には問題ないと評価されましたが、細かい部分をもう少し突き詰める必要があることがわかりました。
博士論文は修士論文とは性質が異なり、これまで以上に内容や結果が重視されます。長期に渡る実験、大量のアンケートなど、容易ではない自分の実験に参加してくださり、多くの解析結果と考察をくださった実験参加者の方々に感謝しています。
予備審査は11月にありますが、それまでに博士論文をほぼ完成させる必要があります。
現在は、大学にあるサーバを複数台同時に稼働させて最後の機械学習を行い、精度の高いQOL推定システムの実現を目指しています。
最後の最後までできる限りのことをします。
先月皆様からいただいたご支援は、65歳以上の方を対象とした実験の際に必要となる、消毒シートや封筒、切手、靴べら、椅子に活用させていただきました。
長くご支援してくださることに改めて深く感謝申し上げます。
次回もしっかりしたご報告ができるよう、研究活動に一生懸命取り組んでいく次第です。
写真は先ほど大学の食堂へ向かう際に撮影した法文1号館の通路です。
0 supporters back
(No quantity limit)
0 supporters back
(No quantity limit)
0 supporters back
(No quantity limit)