挑戦期間
2019/04/18 - 2025/03/31
最終活動報告
2024/11/25 21:45:30
活動報告
59回
サポーター
18人
経過時間
2019/04/18 12:00:00
こんばんは、佐野です。いつもご支援頂きありがとうございます。
※ この活動報告は3月末にお送りするつもりでしたが、文書作成の時間を取ることができず4月になってしまいました、申し訳ありません。3月でサポートを解約された方にも読んで頂けるように、公開設定を「全体」にして投稿します。
※ 当 fanclub の今後の方針については、4月中旬頃にサポーター限定で改めて報告致します。
● 博士号を授かりました!
2022年3月24日、東京大学大学院数理科学研究科より「博士(数理科学)」の学位を授かりました! 31歳からの6年間に及ぶチャレンジもひとまず終了となります。
当 academist fanclub は、博士課程に進学した2019年4月に開設し、2022年3月末時点で48名、累計で104名もの方にご支援頂きました。開設時点ではこれほど多くの方にご支援頂けるとは思っておりませんでした、本当にありがとうございます。
4月からは理化学研究所の数理創造プログラム(iTHEMS)の基礎科学特別研究員となります。大学院進学当初は研究の道に進むことは全く考えていなかったので、不思議なものです。
この先、数学の研究者として成果を出していけるか、今は不安の方が大きいですが、これまでやってきた「全力でやらなければできるか分からないことを全力でやってみる」のスタンスで、これからも自分を試して行こうと思います。
● 3年間の研究成果
博士課程の三年間で、5編(単著3編、共著2編)の論文を書き、そのうち2編が論文誌で出版されました。以下、それぞれの論文へのリンクと、完成当時の活動報告へのリンクを記載します:
(1) Taketo Sano, "A description of Rasmussen’s invariant from the divisibility of Lee’s canonical class"
Journal of Knot Theory and Its RamificationsVol. 29, No. 06, 2050037 (2020)
https://www.worldscientific.com/doi/abs/10.1142/S0218216520500376
活動報告: https://academist-cf.com/mypage/challenger/fan_clubs/121/progresses/331
(2) Taketo Sano, "Fixing the functoriality of Khovanov homology: A simple approach"
Journal of Knot Theory and Its RamificationsVol. 30, No. 11, 2150074 (2021)
https://www.worldscientific.com/doi/10.1142/S0218216521500747
活動報告: https://academist-cf.com/mypage/challenger/fan_clubs/121/progresses/796
(3) Taketo Sano, "A Bar-Natan homotopy type", 2021 (プレプリント・査読中)
https://arxiv.org/abs/2102.07529
活動報告: https://academist-cf.com/mypage/challenger/fan_clubs/121/progresses/1088
(4) Taketo Sano, Kouki Sato, "An algorithm for computing the Υ-invariant and the d-invariants of Dehn surgeries", 2020(プレプリント)
https://arxiv.org/abs/2002.09210
活動報告: https://academist-cf.com/mypage/challenger/fan_clubs/121/progresses/645
(5) Keita Nakagane, Taketo Sano, "Computations of HOMFLY homology", 2021(プレプリント)
https://arxiv.org/abs/2111.00388
活動報告: https://academist-cf.com/mypage/challenger/fan_clubs/121/progresses/1458
● 3年間を振り返って…?
上の研究成果を眺めていると、当時の記憶と共にさまざまな感情が湧き上がってくるのですが、正直なところまだ全然気持ちの整理ができていません。最後に綺麗にまとめることができず大変心苦しいのですが、改めて振り返りの時間を取った上でブログで記事を書きたいと思いますので、そちらをお待ち頂けたら幸いです。
ブログURL:
https://note.com/taketo1024
● 3/27 修了記念セミナーの録画動画
前回、臨時の活動報告で「修了記念セミナー」開催のご案内をしました。当日ご参加下さった皆さん、どうもありがとうございました。
以下、ライブ配信の録画動画です:
(1) https://www.youtube.com/watch?v=0sXPjRs8hcA
(2) https://www.youtube.com/watch?v=nJPFMfFCu_k
当日はスマートフォンからの配信で、映像や音声の状態はよくありませんでしたし、途中で通信トラブルなどもあり、聞き苦しかったかと思います。発表内容については好評を頂いたようだったので、内容を練り直した上で改めて何らかのどこかで講演ができればと思っています。
● 最後に
改めて、これまでご支援下さった皆さんに感謝申し上げます。
博士課程を修了できたのは皆さんのご支援のお陰です。
本当にありがとうございました。
今後も支援を継続して下さる方は、引き続きよろしくお願い致します。
低次元トポロジーの謎にもっと迫れるよう、これからも頑張ります!
(読んで下さった方は ❤️ ボタンを押して頂けると嬉しいです!)