クラウドファンディングとは、クラウド(Crowd:群衆)+ファンディング(Funding:お金を集める)という語源からわかるように、「アイデア実現のための資金をインターネットを通じて多数の支援者から集める手法」を指しています。
クラウドファンディング・プラットフォームでは、
(1)実現させたいアイデアがあるのに資金の足りない人(=挑戦者)が支援金を募る。
(2)挑戦者を支援したいと思った人(=サポーター)が支援金を提供する。
(3)サポーターは挑戦者から対価を受け取る。
という流れで支援金と対価のやりとりが行われます。
academistは、日本で初めての研究費獲得に特化したクラウドファンディング・プラットフォームです。近年、国立大学への運営費交付金が削減されると共に、競争的資金の割合が増えているため、研究者のアイデアに投資することが難しい現状です。実際、研究者の方々から「研究費申請書類にはこう書いているものの、本当はこういうことをやりたいんですよね。」という声を聞くことも少なくありません。
そこで私たちは、研究者が研究アイデアを発信し、その魅力に共感した方々からの資金的サポートを受けられる仕組みを整備したいと考え、クラウドファンディング・プラットフォームを立ち上げました。研究アイデアや研究者の魅力がインターネットを通じて全国に発信されて、より多くの方々に「この研究分野、おもしろい!」と思っていただいたり、アカデミアの現状にふれたりする機会を増やすことで、将来の学術界に発展に貢献していきたいと考えております。
クラウドファンディング・プラットフォームに掲載されているほとんど全てのプロジェクトには、アイデア実現のために必要な金額(目標金額)が掲載されています。既存のクラウドファンディングでは、目標金額に達した場合にのみ支援金を受け取れる「All or Nothing型」、達しない場合にでも受け取れる「All In型」が扱われています。
All or Nothing型
All or Nothing型では、目標金額に達した場合にのみ支援金を受け取れます。支援金を受け取れないデメリットはありますが、リターンを受け取るにはプロジェクトをサクセスさせる必要があるため、サポーターがプロジェクトを宣伝してくれることがあります。
All In型
All In型では、目標金額に達しない場合でも資金を受け取れます。支援金を確実に受け取れるメリットはありますが、挑戦者・サポーター共に目標金額達成への意欲は下がるため、AON型と比較すると達成総額は低くなる傾向にあります。
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