外国人児童生徒の不就学問題を解決したい!

支援総額
363,940円
達成率
103%
サポーター
49
残り時間
終了

プロジェクト内容 コメント 35 進捗報告

目標金額を達成しました!


本プロジェクトにご支援くださった皆様、心より感謝申し上げます。外国人児童生徒のことについて多くの方々に知っていただけたことは大きな財産です。それに加え今回の挑戦は、多文化研究や教育学に関わる若手が将来の見通しがないまま進学を断念する等の状況に、少しばかりの希望をもたらせたらという思いから始めたことも重要です。これからの時代は様々な可能性を手に、人々が活躍することができると実感しています。つまり、一つの道が断たれても、他のチャンスに飛び込みながら楽しむことができるという時代になっているということです。その多様なチャンスをもっと多く作り、示すことが我々の課題であると感じています。

academistスタッフからの一言

教育学者の立場から、教育改革に挑戦する

教育政策を考える中央政府と、教育現場を支える学校。では、教育学者の役割はどのようなところにあるのでしょうか。この問いに対して奴久妻さんは「国と自治体、学校の関係を俯瞰的に捉えることで、理想と現実のギャップを浮き彫りにすることです。」と答えます。今回のプロジェクトで奴久妻さんが注目するトピックは、外国人児童生徒の不就学問題です。なぜ、このトピックを選び、どのような解決を目指しているのでしょうか。若手教育学者の果敢なチャレンジに、ぜひご注目ください。

担当者

担当者:柴藤亮介

教育学って何?

日本の教育は画一的だと言われることがありますが、みなさんはどのようにお考えでしょうか。画一的な教育では、平等性が担保された環境で共同生活を送ることで、社会生活を営む基本を学ぶことができるかもしれません。一方で、画一性には、国籍や学力、不登校、同性愛など、実際に学校現場で起きている多様性との共存が難しい側面があります。

このように、画一性と多様性のあいだには、常に「せめぎ合い」が存在しています。教育学のひとつの役割は、これらのバランスをどのように取るべきかということを教育現場の状況と照らし合わして考え、提案していくことではないかと私は考えています。

中央政府と教育現場のあいだにあるギャップ

多様性に直面してきた日本では、これまでどのような対応が取られてきたのでしょうか。

たとえば、2016年に制定された「教育機会確保法」では、不登校の子どもの教育機会確保のため、国や自治体が必要なサポートを行う方針が示されました。「国籍その他の置かれている事情にかかわりなく、その能力に応じた教育を受ける機会が確保されるようにする」という一文も加わり、多様性への一定の理解は示されています。

しかしながら、多言語で教えることのできる教員の確保など、地域の教育資源を一律に担保できているとは言い難く、依然として課題は残されています。個々のニーズに合わせて教育の機会を確保しようとする中央政府の方針と、青息吐息で日々の対応に追われる教育現場との間には、無視できないギャップが生じているのです。

外国人児童生徒の不就学問題を解決する

私は現在、外国人児童生徒の不就学問題に注目しています。日本では、外国人児童生徒は義務教育の対象として含まないという事実から、学校に籍を置いていない「不就学」が発生しており、なかにはひきこもり状態の生徒もいることが調査からわかっています。そんななか、日本では平成20年から、学習指導要領等の教育課程の基準によらないプログラムが可能となりました。つまり、外国人児童生徒たちを対象にした特別プログラム「エクストラ・カリキュラム」の実現の兆しも見えてきました。

しかし、国内では前例がありません。そこで私は、カリフォルニア州でエクストラ・カリキュラムを導入している事例を分析することで、日本でのエクストラ・カリキュラムの実現に貢献したいと考えております。分析対象は、第一にサンフランシスコおよびロサンゼルスにおけるエクストラ・カリキュラムの導入背景(=マクロ面)です。そして、第二に外国人児童生徒がクラスに適応するための現場でのシステム上の工夫(=ミクロ面)です。学校関係者の方々へのインタビュー調査及び授業観察を行うことにより、このマクロ面とミクロ面の取り組みを日本と比較しつつ、日本への導入可能性に焦点を移し、文部科学省に最終的な提案を行います。


研究費サポートのお願い

すでにプレリサーチとしてサンフランシスコ内での調査を2017年3月に行っており、学校および大学関係者の人脈は構築されています。またロサンゼルスについても、在住日本人家族とのコンタクトを取っており、取材先をピックアップしています。しかしながら、調査を行うための渡航費や滞在費、調査結果を発信して様々な情報を得るための国際学会への参加資金を個人で捻出するのが、非常に厳しい状況です。これまでの訪問調査および2回分の国際学会発表費用は、アルバイトとこれまでの蓄えで賄ってきました。しかし現在、研究を継続しながらこれ以上の時間をアルバイトに費やすことが困難な状況に陥ったため、今回クラウドファンディングを実施させていただく次第です。

私は小学校三年の時にアメリカの現地の公立学校に転校し卒業まで過ごしました。そこでは英語初級者のための特別なカリキュラムがあり、そのカリキュラムを通して現地の言葉を学び、一歩ずつアメリカのクラスに溶け込んでいきました。クラスには日本人以外にも、英語を母国語としない多くの国籍の児童がいて、それぞれ先生方や友人の助けを得ながら小学校時代を送っていたことを思い出します。このような支援がなければ、私はアメリカの学校に通い続けることができたかどうか、甚だ疑問です。自身がカリフォルニア州の教育制度に支えられて無事に過ごすことができた小学生時代の恩返しとしましても、現在すでに困難を極めている子どもたちや、今後日本の少子化で増加が予想される外国人の子どもたちの将来に向けて、最初の一歩を踏み出すお手伝いができる研究にしていきたいと切に念じています。

エクストラ・カリキュラムがすぐに日本へ導入されるというのは、楽観的な考えかたかもしれません。しかし、公教育が多様性を含みながら持続していくための一案を提案することは、ホームエデュケーションやフリースクール等、さまざまな問題に波及すると考えています。実際、N高校のようなドラクエで修学旅行を行う等、インターネットベースの新しい学習形態を提供する学校も登場し、多様性に対応する入り口は次第に開きつつあります。外国人児童生徒の教育を保障するエクストラ・カリキュラムもまさに、さまざまな背景を持つ子どもたちへの気づきを社会に対してもたらすことにもつながります。

私の研究の方向性にご賛同いただけましたら、大変うれしく存じます。本研究にご支援および情報拡散にご協力賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。



挑戦者の自己紹介

みなさま、はじめまして。奴久妻駿介(NUKUZUMA Shunsuke)です。一橋大学大学院で外国人児童生徒の教育に関する研究をしています。生まれは大阪ですが、その後、北海道、アメリカ、兵庫を転々としてきました。この経験はまさに「移民」として渡り歩いた人生と言っても過言ではありません。そのたび、新しい文化に触れて色々と楽しい経験をしてきたものですから。最近の趣味は、映画鑑賞です。多くのライフヒストリーとも言えるような作品から感動を得つつ、研究をするための原動力としています。

academistJounalに掲載中のインタビュー

研究計画

以下のスケジュールで研究を進めていきます。

2017年09月 クラウドファンディング挑戦
2017年10月 学会発表@アメリカ教育学会
2018年12月 論文投稿@日本比較文化学会
2018年4月~5月 カリフォルニア州内学校訪問調査
2019年3月 学会発表@CIES(米国比較教育学会)

リターンの説明

1,000円(税抜)

注目のリターン:お礼のメッセージ(電子版)

  1. お礼のメッセージ(電子版) 

ご支援いただいた皆様に、お礼のメッセージをメールにてお送りいたします!

現在、10人のサポーターが支援しています。

( 数量制限無し )

3,000円(税抜)

注目のリターン:研究報告レポート(PDF版)

  1. 研究報告レポート(PDF版) 
  2. お礼のメッセージ(電子版) 

本プロジェクトの調査報告レポートをメールにてお送りいたします。アメリカの外国人児童生徒が教育保障されてきたプロセスについて、A4サイズ5枚程度にまとめて報告いたします。お楽しみに!

現在、23人のサポーターが支援しています。

( 数量制限無し )

10,000円(税抜)

注目のリターン:研究報告会招待チケット

  1. 研究報告会参加チケット 
  2. 研究報告レポート(PDF版) 
  3. お礼のメッセージ(電子版) 

3000円のリターンに加えて、特別研究報告会にご招待いたします。

2018年夏に全2回、東京都内にて開催いたします。詳細の日程は後日お知らせしますが、もし両日とも参加できない場合には、報告会で利用した資料をメールにてお送りいたします。 今回のプロジェクトはもちろん、これまでの研究成果についてもお話できればと考えておりますので、教育学に興味のある方はふるってご参加ください。質疑応答の時間もたっぷり用意する予定です!

現在、12人のサポーターが支援しています。

( 限定20個 )

30,000円(税抜)

注目のリターン:論文謝辞にお名前掲載

  1. 論文謝辞にお名前掲載 
  2. 研究報告会参加チケット 
  3. 研究報告レポート(PDF版) 
  4. お礼のメッセージ(電子版) 

本研究の成果を発表する際の論文の謝辞に皆様のお名前を掲載いたします(希望者のみ)。掲載までにはある程度の時間はかかるかと思いますが、末長く応援をよろしくお願いいたします!

現在、3人のサポーターが支援しています。

( 限定5個 )

50,000円(税抜)

注目のリターン:ディスカッションチケット

  1. ディスカッションチケット 
  2. 論文謝辞にお名前掲載 
  3. 研究報告会参加チケット 
  4. 研究報告レポート(PDF版) 
  5. お礼のメッセージ(電子版) 

私とのディスカッション(マンツーマン形式)を設けます。日米の教育実態の違いについてや、外国人児童生徒の教育のあり方についてなど、さまざまな質問をお待ちしています。場所は基本的に東京都内を想定しております。都内以外の場合には、スカイプ等ビデオ通話での対応をとらせていただきますので、あらかじめご了承ください。

現在、1人のサポーターが支援しています。

( 限定3個 )

サポーターからの応援メッセージ 35 件中 11-20 件を表示


Wataru Okazaki

Wataru Okazakiさん

兵庫教育大学の岡崎と申します。外国人児童生徒への日本語
教育を行なっている学校への支援と、日本語教育のできる学
校教員の養成を行なっています。奴久妻さんの取り組んでい
らっしゃることは非常に重要な問題ですので、ささやかでは
ありますが支援させていただきます。

2017-10-14 12:47:57

ご支援誠にありがとうございます。大変貴重な取り組みをされていて是非ともご教示いただきたいです。日本語教育に関しても地域間格差等があり、地域によっては現場の方々の対応のみでは難しい部分があるかと思います。今後、ICT教育の活用(スカイプ授業)を全域に行き渡らせる案も検討しているところです。

小野寺英之

小野寺英之さん

研究を応援いたします!

2017-10-08 08:47:08

本研究へのご協力ありがとうございます。日本では外国人児童生徒の教育についての様々な情報が多くの人々に共有されていない現状があると思います。公共への発信をしていくことで、関心を広げていけたらと考えています。

xiexie

xiexieさん

奴久妻さん
ご無沙汰しております。昨年はお忙しい中、お世話になりまし
た。奴久妻さんのプロジェクトが成功しますよう、お祈り申し
上げます。
ご健康に留意され、これからも子どもたちのためにお力を発揮
してください。応援しています。
         足立インターナショナルアカデミー・織田

2017-10-05 17:44:35

ご支援いただき誠にありがとうございます。足立区は特にフィリピン人の子どもたちが多く、足立インターナショナルアカデミーや教会の果たす役割の重要性を痛感しております。将来的には公的な教育だけでなく、様々な組織が連携しながら子どもたちに関わり合える仕組みづくりが求められると感じています。

Dan

Danさん

会社の同僚より追加の応援です!
達成まで後少しがんばって行きましょう。

2017-09-30 16:41:53

いつもありがとうございます。なかなかお返しができないのですが、いつか協力させて頂きたく思います。研究者も民間の方々と連携しながら情報発信していけばもっと複数の視点を盛り込めるのではと感じています。今後ともよろしくお願いいたします。

ym

ymさん

館サシャの呼びかけを見ました。日本語
関連の勉強をしています。ちょうど、試
験範囲のことが載っており目を留めまし
た。教育は大事ですね。本当に少しです
がm(_ _)m応援しています。

2017-09-30 11:34:50

ご支援誠にありがとうございます。サシャさんからはスロバキアをはじめとして様々なヨーロッパの状況を聞いています。このプロジェクトが、日本だけでなく様々な国で外国人児童生徒のことを考えるキッカケになれば嬉しいです。

ymat_platypus

ymat_platypusさん

外国人児童のために頑張ってください。

2017-09-28 22:53:12

ご支援誠にありがとうございます。ボランティアや支援として外国人児童生徒の教育に携わる方々は多くいるのですが、なかなか外国人児童生徒の教育システムの提言として関わる人は多くはないと感じています。様々な意見を集約して提案していけたらと考えています。

馬場弘臣

馬場弘臣さん

大丈夫です!焦らず、弛まず、怠らず頑張ってく
ださい。応援しています。

2017-09-26 19:13:44

いつも支えて下さりありがとうございます。今回の挑戦は、教育現場の多様性からスタートさせて結果的には多くの人々の「様々な生き方への尊重」につながる研究になればという思いです。だからこそ、様々な人が声を発信していく基盤としての教育の創造が必要であると考えています。

Kunio Minato

Kunio Minatoさん

多額ではなく申し訳ないのですが、ひとまず支援させて頂
きます。研究報告会楽しみにしております。

2017-09-22 18:14:58

ご支援誠にありがとうございます。多文化系研究者コミュニティにも何かしらの刺激になるような調査をしたいと考えています。現在、修士の学生でカリフォルニアを調査地にしている人もいるので、次世代が現地調査に入りやすくなるようなネットワークも作っていきたいと思います。

Tomoko Kono

Tomoko Konoさん

教育はなにより重要だと思っています。こうした支援によって何か
しら参加できるなら嬉しいです。頑張ってください。

2017-09-20 13:05:33

ご支援いただき誠にありがとうございます。教育は重要であると私も感じます。行政や学校現場だけでなく、福祉に関わる方々・地域コミュニティ・大学等との協力関係をベースにして持続的な教育の在り方を提案していかなくてはいけないと考えます。

akebosih

akebosihさん

頑張って下さい。

2017-09-17 23:10:49

ご支援くださいましてありがとうございます。外国人児童生徒の教育については、外国人家族の生活状況や労働環境を含めた様々な関連性を発見していくことが重要であると感じています。双方向からのケアとサポートができるように課題を明確にしていきたいと思います。

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このプロジェクトは、
2017年11月08日 19時00分までに目標金額 350,000円を達成した場合のみ、決済が確定します。

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1,000円(税抜)
  1. お礼のメッセージ(電子版) 

10人が支援しています。
( 数量制限無し )

3,000円(税抜)
  1. 研究報告レポート(PDF版) 
  2. お礼のメッセージ(電子版) 

23人が支援しています。
( 数量制限無し )

10,000円(税抜)
  1. 研究報告会参加チケット 
  2. 研究報告レポート(PDF版) 
  3. お礼のメッセージ(電子版) 

12人が支援しています。
( 限定20個 )

30,000円(税抜)
  1. 論文謝辞にお名前掲載 
  2. 研究報告会参加チケット 
  3. 研究報告レポート(PDF版) 
  4. お礼のメッセージ(電子版) 

3人が支援しています。
( 限定5個 )

50,000円(税抜)
  1. ディスカッションチケット 
  2. 論文謝辞にお名前掲載 
  3. 研究報告会参加チケット 
  4. 研究報告レポート(PDF版) 
  5. お礼のメッセージ(電子版) 

1人が支援しています。
( 限定3個 )