顕微鏡のなかのミクロな世界を3Dプリンタで出力する!

支援総額
846,360円
達成率
105%
サポーター
88
残り時間
終了

プロジェクト内容 コメント 46 進捗報告 0

目標金額を達成しました!

46

これまでご支援・ご宣伝いただいた皆さん、誠にありがとうございました。お陰様で無事にプロジェクトが実現できそうです。残り期間で100万円に到達した場合には、2018年中に庄内で『第一回バイオプリンティングシンポジウム』を開催し、その運営資金に使わせていただきます。このワークショップでは、「バイオアート」「バイオミメティクス」「機械工学」に関連する研究者が集い、中高生と交流しながら進めていくものになる予定です。最後まで、応援よろしくお願いします!

academistスタッフからの一言

ディープラーニングを駆使して3Dデータを作る

近年、3Dデータを撮ることのできる顕微鏡の開発が進み、観察対象の3D表面形状の観察や測定ができるようになりました。しかし、そのデータを他者に伝えるときには、パソコンや紙などに表示するなど、2次元に焼き直さなければならない現状です。顕微鏡から得られた3Dデータをそのまま出力したい!と考えた慶應義塾大学のガリポン・ジョゼフィーヌさんは、ミクロトームという技術で作られた2Dの切片からディープラーニングを用いて3Dデータを作り、それをそのまま3Dプリンタで出力することを目指した研究を進めます。

Rshibato

担当者:柴藤亮介

3Dデータをそのまま出力する!

顕微鏡は、微生物のように人間の目に見えないものを観察できるようにした技術として、広く知られています。目に見える生き物の場合でも、その細かい構造の解明を可能にしてきました。近年では、技術が発展したことによって、そのまま3Dデータを撮れる顕微鏡も出てきています。しかし、最終的にはPCや紙などに表示することになるため、その情報を他者に伝えるためには、2Dの情報に転換するしかない現状です。

顕微鏡データを3Dプリンターで出すことができれば、それを手で触りながらいろいろな角度から観察することができるようになります。それだけではなく、3Dバイオプリンターで内臓のデータも出せるようになるため、未来の再生医療にも役に立つことが期待できるのです。 そこで私は、さまざまな顕微鏡データを3Dプリンターで出せるようにしたいと思い、2014年の夏に開発をはじめました。

Back1

18世紀の技術「ミクロトーム」とは

これまでに私は、共焦点レーザー蛍光顕微鏡、電子顕微鏡、ミクロCTという3種類の異なる顕微鏡データを3Dプリンターで出すことに成功しました。2015年には東京大学の駒場博物館で展示を行い、2016年には雑誌「生物の科学 - 遺伝」に記事が2回掲載されました。 これだけで満足するのではなく、どんどん面白いことをしていこう!と考えました。

研究を進めていくなかで、上記のような顕微鏡を使わなくても、ごく普通の光学顕微鏡でも3Dデータを取ることが可能であることに気付きました。しかも、それはなんと18世紀からずっと知られていた技術でした!ミクロトームと呼ばれるその技術では、細かいナイフで標本を切り、数ミクロンの薄い切片を得ることができます。それらの切片を顕微鏡で観察すると、標本の中身の構造を知ることができるため、現在でも、基礎研究や病院でのがん診断などに広く使われています。

Back2.jpg

古いデータをリサイクルし、立体化を目指す

しかし、未だに手作業の部分が多いことから、ミクロトームから得られたデータのほとんどは、人間の手振れによってそれぞれの切片が数度回転してしまったり、多少形が変化したりしています。また、1 cmの標本から10 µmの切片を作る場合、なんと1,000個もの切片が得られます。切片を作るのも、顕微鏡で全て観察するのも、非常に手間がかかることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

そこで私たちは、ミクロトームの切片のデータから自動的に3Dモデルを計算し、他の顕微鏡データと同様に3Dプリンターで簡単に出すことを目的とした研究を進めています。

Back3 2

研究費サポートのお願い

ミクロトームの切片から3Dモデルを計算するためには、ディープラーニング(深層学習)を使って、人間の手作業で発生した切片ごとの回転度や変換を自動で直せるようにしなければなりません。そのためには、まずは 「正解」がわかるようなデータで、コンピューターに学習させる必要があります。そのため現在、回転度などが事前にわかっているトレーニングデータを作成しているのですが、手元にあるデータで検討した結果、以下の二つの改善が必要であることがわかりました。

1)処理能力の向上
普通の計算はPCに元々内蔵されているCPUで処理できますが、機械学習の計算にはCPUの処理能力では不足してしまいます。そこで、Nvidia社が販売している最新版のグラフィックスカードにより処理能力を高めることで、この問題を解決します。本カードは日本では販売されていないため、海外から購入する際の費用(約18万円/台)がかかります。

2)標本の収集
機械学習を行うためには、なるべくたくさんのデータを集めなければなりません。ロータリー式ミクトロームを購入できれば、一番効率良く標本の作成ができるのですが、装置の価格が150〜200万円と高額です。今回は価格を抑えるために、ミクロトームで標本を切るサービスを提供する会社に、標本の作成を外注する予定です。なお、不要なロータリー式ミクトロームがありましたら、中古で寄付してくださると大変助かります。​

この研究が実現できれば、世界中の博物館に保存されている古いミクロトームのデータをリサイクルして、立体化したものをユニバーサルデザインの展示という形で応用することができます。またそれだけではなく、さまざまな場所に眠るデータを活用することで、科学の基礎研究に使いまわしていくことも期待できます。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

Support

挑戦者の自己紹介

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初めまして。ガリポンジョゼフィーヌ(GALIPON Josephine)と申します。フランス・カナダの二次国籍で日本8年目です。フランスのキュリー研究所(パリ)で修士課程を終えてから日本国費留学生として来日し、2013年に東京大学理学系研究科の博士号を取得しました。現在は慶應義塾大学付属の山形県鶴岡市(庄内)にある研究所で、慶應の学生、地元の高校生、海外インターン生を含む元気な研究チームを指導しています。日本の「文武両道」という概念に憧れて格闘技もやっています。周りの店が妙に美味しくて出張から帰るたびに涙がでます。近くにいたらぜひ美味しい庄内料理を食べてください。

academistJounalに掲載中のインタビュー

研究計画

以下のスケジュールで研究を進めていきます。

2017年04月 クラウドファンディング挑戦
2017年07月 実験開始
2017年09月 データ解析
2017年12月 論文執筆(〜2018年3月)

リターンの説明

1,000円
(税抜)

注目のリターン:研究報告レポート(電子版)

  1. 研究報告レポート(電子版)
1000  1

研究の進捗をまとめたレポートをメールでお届けします!本プロジェクトで得られた最新の研究成果について、わかりやすい形でご紹介いたします。

5,000円
(税抜)

注目のリターン:オリジナルポスター3枚(A3版)

  1. オリジナルポスター3枚
  2. 研究報告レポート(電子版)
5000  1

私が研究の過程で撮影したオリジナル画像をA3版のポスターにしてお送りします。研究の様子がよくわかる3枚をセレクトしました!

10,000円
(税抜)

注目のリターン:サイエンスカフェ参加券

  1. サイエンスカフェ参加券
  2. オリジナルポスター3枚
  3. 研究報告レポート(電子版)
10000  1

サイエンスカフェにご招待いたします。日程は、 ・2017年7月30日(日)13時@鶴岡 ・2017年8月06日(日)13時@東京都内 の全2回で開催する予定です。詳細の場所はメールにてご連絡いたします。鶴岡で開催するサイエンスカフェでは、特別にラボツアーも開催する予定ですので、この機会にぜひお越しください!

30,000円
(税抜)

注目のリターン:マウスの心筋オリジナル模型

  1. マウスの心筋オリジナル模型
  2. サイエンスカフェ参加券
  3. オリジナルポスター3枚
  4. 研究報告レポート(電子版)
30000  1

3Dプリンタで製作したマウスの心筋オリジナル模型をプレゼントします。バイオプリンターで実際の臓器をプリントできるようになれば、医療は一気に進展するはずです。 ※マウス心筋の​​生データは東京大学大学院医学系研究科の上田泰己博士に​ご​提供いただきました。

50,000円
(税抜)

注目のリターン:クマムシオリジナル模型

  1. クマムシオリジナル模型
  2. サイエンスカフェ参加券
  3. オリジナルポスター3枚
  4. 研究報告レポート(電子版)
50000  1

3Dプリンタで製作したクマムシのオリジナル模型をプレゼントします。製作には36時間プリンタを稼働する必要があるので、今回は限定5個といたします。ここでしか手に入らないレアアイテムですので、この機会にぜひご購入ください!(色もさまざまありますので後日お伺いします。) ※クマムシの生データは​兵庫県立大学大学院物質理学研究科の八田公平博士にご提供いただきました。

100,000円
(税抜)

注目のリターン:ひかるクマムシオリジナル模型

  1. ひかるクマムシオリジナル模型
  2. サイエンスカフェ参加券
  3. オリジナルポスター3枚
  4. 研究報告レポート(電子版)
100000  1

クマムシオリジナル模型を光る素材「発光ABS」を用いて製作します。2名様限定のリターンです。暗闇で光るクマムシをぜひご堪能ください。(画像は光る様子を示したサンプルです。実際には、クマムシオリジナル模型と全く同様の形のものを作ります。)

このプロジェクトは、
2017年06月28日 10時00分までに目標金額 800,000円を達成した場合のみ、決済が確定します。

お支払について

academistでのお支払はクレジットカード(VISA, Mastercard)をご利用頂けます。

Available cards

銀行振込をご希望の方は、こちらのフォームよりご連絡ください。

セキュリティについて

当サイトはSSL暗号化通信に対応しておりますので、入力した情報は安全に送信されます。
1,000円 (税抜)
  1. 研究報告レポート(電子版)

1000  1

35人が支援しています。
( 数量制限無し )

5,000円 (税抜)
  1. オリジナルポスター3枚
  2. 研究報告レポート(電子版)

5000  1

15人が支援しています。
( 数量制限無し )

10,000円 (税抜)
  1. サイエンスカフェ参加券
  2. オリジナルポスター3枚
  3. 研究報告レポート(電子版)

10000  1

30人が支援しています。
( 限定30個 )

30,000円 (税抜)
  1. マウスの心筋オリジナル模型
  2. サイエンスカフェ参加券
  3. オリジナルポスター3枚
  4. 研究報告レポート(電子版)

30000  1

4人が支援しています。
( 限定10個 )

50,000円 (税抜)
  1. クマムシオリジナル模型
  2. サイエンスカフェ参加券
  3. オリジナルポスター3枚
  4. 研究報告レポート(電子版)

50000  1

3人が支援しています。
( 限定5個 )

100,000円 (税抜)
  1. ひかるクマムシオリジナル模型
  2. サイエンスカフェ参加券
  3. オリジナルポスター3枚
  4. 研究報告レポート(電子版)

100000  1

1人が支援しています。
( 限定2個 )