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佐藤 友亮
私は水中ロボットの開発と海洋調査に携わりながら、技術の普及と人材育成に取り組んでいます。
2011年の東日本大震災をきっかけに、東北の沿岸域調査に参画してきました。その現場で強く感じたのは、日本の海を支える調査機器の多くを海外製品に頼っている現実でした。
その後、2016年ごろから海外製の小型ROVが「水中ドローン」として国内でも急速に普及しはじめました。便利で優れた製品が広がる一方で、このままでは日本の海の現場に必要な技術まで海外依存になってしまうのではないか。そんな危機感が、私の活動の原点になっています。
そこで私は、日本ROV協会を立ち上げ、国産の水中ロボット開発と海洋調査に携わるとともに、技術の普及や人材育成に取り組んできました。
しかし、この分野には、体系的に学べる教材がまだほとんどありません。現場には確かな知見があるのに、それが断片的にしか共有されず、次の世代に十分つながっていない。私はこの状況を変えたいと考えています。
本プロジェクトでは、水中ロボット技術を学びたい人が、基礎から体系的に学べる教科書を制作します。海の現場で培われてきた技術を一冊にまとめ、次世代の技術者へと手渡していくことが、この挑戦の目的です。
私が実現したいのは、水中ロボット技術を一部の専門家だけが担うものにせず、次世代へ広く受け継がれる知識基盤を築くことです。そして最終的には、この分野に携わる人材を増やし、水中ロボット業界の発展につなげていきたいと考えています。
近年、ダムや水道管、港湾設備などの水中インフラ点検、海洋環境調査、災害対応といったさまざまな場面で、水中ロボットの重要性が高まっています。水中インフラ構造物の多くが建設から50年を超え、今後はますます点検・維持管理の需要が高まり、水中ロボットを扱える技術者の育成が急務となっています。
一方で日本では、この分野を体系的に学べる教材や教育環境が十分とはいえません。必要となる知識は、機械、電気電子、制御、通信、流体、運用など幅広く、学生や新規参入を考える企業担当者にとって、全体像を学ぶことは決して容易ではありません。
そのため、まずは教科書を制作し、水中ロボット技術を体系的に学べる入口をつくりたいと考えています。さらに将来的には、その知識を実践につなげるキット開発、水中ロボコンの開催、リクルートイベントの実施へと広げ、学びから実践、そして業界との接続までを支える仕組みづくりを目指します。
私は2021年に一般社団法人日本ROV協会を設立し、ROVの技能認定講習を開始しました。ここでは、ROVの基本的なオペレーションやメンテナンス方法を学べるカリキュラムを整え、実務に必要な基礎を身につけられる場をつくってきました。加えて、オンラインや現地参加型のセミナー、デモンストレーションも継続的に開催し、その回数はこれまでに総計20回にのぼります。
こうした活動を続けるなかで、参加者からは「どのように勉強してきたのか」「おすすめの書籍を知りたい」といった声を数多くいただくようになりました。水中ロボット技術を学びたい人は確かにいる一方で、その入口となる教材が圧倒的に不足していることを、私は現場で強く実感してきました。
しかし、この分野で長く参照されてきた書籍の多くはすでに絶版となっており、30年以上前に刊行されたものがほとんどです。そのため、いまの技術や現場環境に即したかたちで知識を整理し直し、次の世代へ渡していくことが必要です。
そこで、これまで講習やセミナーを通じて蓄積してきた知見をもとに「水中ロボットの教科書」を制作しようと思い立ちました。一過性の講習やイベントだけでは届かないところまで学びを広げ、水中ロボット技術を継続的に学べる基盤をつくります。
本プロジェクトでは、水中ロボット技術を体系的に学べる教科書を制作します。本書は、水中ロボットとは何かという導入から始まり、海洋環境の特性、設計思想と設計プロセス、機械設計、電気・電子設計、センサ・制御、ソフトウェアと応用設計、そしてシステム統合へと段階的に学べる構成を目指しています。
水中ロボットは、耐圧構造、浮力設計、推進機構、テザーといった機械系だけで成り立つものではありません。電源、配線、通信、センサ、制御、ソフトウェアまでが密接に関わり合って成立する総合技術です。だからこそ、本来必要なのは、個別分野の知識を並べるだけではなく、それぞれがどう結びつき、どのような考え方で設計されるのかまで見通せる教材です。
本書が主に対象とするのは、水中ロボット技術をこれから学ぶ初学者です。工学系の高専生・大学生や水中ロボコンに取り組む学生に加え、海洋調査関連のメーカー・代理店、測量・建設・コンサルティング企業などで新たに水中分野に関わる技術者・担当者、さらに異業種から参入を検討する企業の技術者や企画担当者も想定しています。学生教育だけでなく、企業内研修や新規分野への導入教育にも活用できる書籍にしたいと考えています。
本プロジェクトでは、既存文献の調査に加え、現場で培われてきた実務知見や現在の技術動向を整理し、教育機関、研究者、技術者の協力を得ながら内容を構成します。単なる技術紹介ではなく、水中ロボットをシステムとしてどう捉えるか、各分野がどうつながるか、設計時に何を重視すべきかまで学べる一冊にすることで、次の世代に知識と技術を手渡していきたいと考えています。
本書の制作には、各分野の第一線で活躍する実務者・研究者・教育者が携わっています。
【監修】
・吉田 弘(海洋研究開発機構 北極環境変動総合研究センター 上席研究員/海洋システムデザイン株式会社 代表取締役)
【執筆】
・山縣 広和(日本工業大学 先進工学部 ロボティクス学科 准教授)
・小澤 正宜(神戸市立工業高等専門学校 知能ロボット工学科 准教授)
・西田 祐也(九州工業大学 未来社会ロボット実装センター センター長/生命体工学研究科 准教授)
・大西 淳裕(株式会社MonoPlat 代表取締役)
・佐藤 友亮(日本ROV協会 代表理事/株式会社水龍堂 代表取締役)
今回クラウドファンディングに挑戦するのは、水中ロボット技術を次世代へつなぐための学びの土台を、今ここで形にしたいと考えたからです。
海のインフラ点検や環境調査、災害対応など、水中ロボットが活躍する場面はこれからますます増えていきます。しかし日本では、この分野を体系的に学べる教材がまだ十分ではなく、既存の書籍にも古いものや絶版となったものが少なくありません。だからこそ今、現代の技術や教育ニーズに合った新しい教科書が必要だと感じています。
今回制作する本は、機械設計・電気電子設計・制御を中心とした「設計編」として位置づけており、支援金は主に出版費用と執筆陣への謝金に活用します。そして、この本が多くの方に届き、販売部数が広がれば、その先にはより現場に近い知見を扱う「実務編」の制作にもつなげたいと考えています。
さらに将来的には、日本ROV協会として水中ロボットのロボコン開催も目指しています。この教科書は、その未来を支える最初の一歩です。海の技術を学び、挑戦する人を増やすために、ぜひ力を貸してください。
ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
水中ロボットは、機械・電気電子・情報・制御・流体など多様な分野が交わる魅力的なテーマである一方、学生が体系的に学べる手頃な教科書はまだ多くありません。基礎から実装までを見通せる教材は、授業だけでなく、研究室での活動や学生プロジェクトにとっても大きな助けになると思います。本書が初学者の学びを支え、実践的な研究・開発への一歩を後押しすることを期待し、今回の取り組みを心より応援いたします。
水中ロボットに関する最新の技術と知見を1冊の本にまとめる本プロジェクトは、ブルーエコノミーの発展に大きく貢献する取組みだと思います。この教科書で学んだ学生や技術者の方々が、やがて日本製の水中ドローンを開発し、新たな産業や市場を切り拓いていくことを期待しています。さらに、そうした製品を用いた調査によって海の環境保全にもつながる、そんな未来が訪れることを心から期待し、全力で応援しています。
水中インフラの維持管理の効率化や施工時の安全性向上のために、水中ロボットの重要性は、ますます大きくなると思います。
しかし、ロボットは様々な先端技術の集合体ともいえる技術ですので、知識を習得し、実践に活かすことは容易ではありません。
本プロジェクトで製作する教科書はこの状況を打開できるはずです。この教科書をきっかけに、多くの学生や技術者が水中ロボット開発に取り組み、社会問題を解決する技術革新につながることを期待しています。
今やドローンは様々な産業分野で不可欠な存在となっていますが、水中ロボットもそれを追いかけるように、その活躍の幅を広げています。
ドローンと比べると水中ロボットの使用環境ははるかに多様であり、用途や環境に応じた機体の設計開発やカスタマイズが求められます。また水中では電波が使えないとか、高い水密性・耐圧性が求められるなど水中特有の技術要素が多く、これらが陸上ロボットからの参入者にとっての敷居を上げているという面があります。
本書は日本を代表する水中ロボット研究者が各要素技術を丁寧に解説し、それらを体系的にまとめた良書といえます。本書を入口に、水中ロボットの世界に参入する学生・研究者が増えれば嬉しく思います。
| Date | Plans |
|---|---|
2026年6月 |
執筆開始 |
2026年7月 |
校正開始 |
2026年9月 |
レイアウト調整・表紙作成 |
2026年12月 |
出版 |
メールでお礼のメッセージをお送りします。
このリターン実施は2026年9月を予定しています。
お礼のメッセージ
| return | scheduled date |
|---|---|
| お礼のメッセージ | September, 2026 |
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日本ROV協会の刻印のあるコットンバッグと本書籍を1冊お送りします。
お礼のメッセージ / 初版本(1冊)贈呈 / 日本ROV協会バッグ贈呈
| return | scheduled date |
|---|---|
| お礼のメッセージ | September, 2026 |
| 初版本(1冊)贈呈 | December, 2026 |
| 日本ROV協会バッグ贈呈 | December, 2026 |
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初版本の贈呈に加え、2028年3月31日を期限とする日本ROV協会会員にご加入いただけます。
技術セミナーを始めとした様々なイベントの優待や会報誌の送付などのメリットがございます。
お礼のメッセージ / 初版本(1冊)贈呈 / 日本ROV協会個人会員1年加入
| return | scheduled date |
|---|---|
| お礼のメッセージ | September, 2026 |
| 初版本(1冊)贈呈 | December, 2026 |
| 日本ROV協会個人会員1年加入 | September, 2026 |
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初版本の贈呈と個人会員ご加入に加え、本書の巻末にお名前(個人)を掲載させていただきます。
お礼のメッセージ / 初版本(1冊)贈呈 / 教科書巻末にお名前掲載
| return | scheduled date |
|---|---|
| お礼のメッセージ | September, 2026 |
| 初版本(1冊)贈呈 | December, 2026 |
| 教科書巻末にお名前掲載 | December, 2026 |
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初版本の贈呈と個人会員ご加入に加え、東京で開催の講演会に無料招待いたします。
※初版本は講演会のご参加時にお渡しいたします。
お礼のメッセージ / 初版本(1冊)贈呈 / 出版記念講演会無料招待
| return | scheduled date |
|---|---|
| お礼のメッセージ | September, 2026 |
| 初版本(1冊)贈呈 | December, 2026 |
| 出版記念講演会無料招待 | December, 2026 |
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日本ROV協会の会報誌に貴社の広告を掲載いたします。
お礼のメッセージ / 日本ROV協会会報誌広告枠(法人向けA5サイズ)
| return | scheduled date |
|---|---|
| お礼のメッセージ | September, 2026 |
| 日本ROV協会会報誌広告枠(法人向けA5サイズ) | September, 2026 |
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2028年3月31日を期限とする日本ROV協会法人会員にご加入いただけます。
技術セミナーを始めとした様々なイベントの優待や会報誌の送付などのメリットがございます。
お礼のメッセージ / 日本ROV協会法人会員1年加入
| return | scheduled date |
|---|---|
| お礼のメッセージ | September, 2026 |
| 日本ROV協会法人会員1年加入 | September, 2026 |
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本研究について合同で1-2時間程度ディスカッションする機会を設けます。
具体的な内容や日程は個別にご相談いたします。
お礼のメッセージ / オンラインディスカッション
| return | scheduled date |
|---|---|
| お礼のメッセージ | September, 2026 |
| オンラインディスカッション | December, 2026 |
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執筆者による1時間程度のオンライン講義を実施します。
実施内容や時期は相談させてください。
お礼のメッセージ / 出張講義(オンライン)
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|---|---|
| お礼のメッセージ | September, 2026 |
| 出張講義(オンライン) | December, 2026 |
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本研究に関する出張講義を行います。具体的な内容や日程は個別にご相談いたします。
※宿泊費・交通費は別途申し受けます。
このリターン実施は2027年1月以降を予定しています。
お礼のメッセージ / 出張講義(現地)
| return | scheduled date |
|---|---|
| お礼のメッセージ | September, 2026 |
| 出張講義(現地) | December, 2026 |
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初版本+日本ROV協会バッグ贈呈 and others
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初版本+日本ROV協会個人会員1年加入 and others
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初版本+個人会員+出版記念講演会無料招待 and others
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オンラインディスカッション and others
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