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震災被災地における健康被害を予防したい!

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Hanzawa Kazuhiko
エコノミークラス症候群予防・検診支援会 会長、新潟大学医歯学総合研究科特任教授、聖マリアンナ医科大学 非常勤講師
Pledged: 1,266,860 JPY
Target Amount: 1,000,000 JPY
NEXT GOAL: 2,000,000 JPY
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Profile

Hanzawa Kazuhiko

私たちエコノミークラス症候群予防・検診支援会は新潟県中越地震で肺塞栓症による死亡者が出たことから地元の医療関係者などで結成され、エコー検査を行い車中泊経験者でDVTが多発していることを発信しました。その後の震災でもエコー検査を行い、東日本大震災避難所では多数のDVTが見つかり避難所の生活環境と関連あることがわかりました。またイタリアの避難所を視察した経験から日本の避難所に欠けている、水洗トイレ、暖かい食事を作るキッチン、簡易ベッドの3つを48時間以内に準備するTKB48を提言し避難所・避難生活学会を立ち上げ初代会長をつとめました。なお現在も被災地でエコー検査などを行っています。

あなたが研究を通して成し遂げたいことはなんですか?

私がこの研究を通して成し遂げたいことは、まず震災被災地で車中泊や避難所でDVT(足の深部静脈血栓)ができてしまい、それが残っている人たちの健康被害の予防です。DVTはガイドラインで6ヶ月の治療で終了して良いことになっています。しかし我々のフォローアップ検査ではDVTが20年近く残存し続けている人も少なくなく、その中に症状が悪化したり、肺塞栓症になる人もいます。さらに脳梗塞、心筋梗塞などの循環器疾患が多いのです。そこで定期的にエコー検査を行うと同時に動脈硬化の検査も行って指導して健康被害を予防したいと考えています。またエコー検査を続けることで世界的に少ないDVTの超・長期予後と合併症が検討できます。次にDVTは避難所環境と関係あることからDVTを指標にして避難所環境を改善したいと考えています。日本の避難所環境は先進国で最低レベルです。これは避難所環境を客観的に示す指標が無かったことも原因です。DVTは本人の意志で発症させることはできないため客観的に避難所環境を評価できます。避難所でDVTを検査することで災害対策本部が避難所環境を把握し改善することで災害関連死が予防できると思うのです。

どのようなアプローチで実現しようとしていますか?

私たちの研究アプローチは、災害被災地でDVT検診を行ってデータを検討する現地調査の方法です。新潟県中越地震及び中越沖地震被災地の小千谷市、十日町市、長岡市、柏崎市では20年近く毎年検査を行っており、200人以上の被験者を集めることが可能になっています。また東日本大震災被災地の陸前高田市、大槌町でも100人程度の被験者を集めることが可能です。また災害後のDVTは長く残存するため、災害から時間が経っても発災当時の避難環境を推測することが可能です。地震発災8年後の聞き取り調査結果では、DVTを検診で指摘されたことがある被災者では、脳梗塞は4倍、虚血性心疾患は2倍、肺塞栓症は73倍多いという結果が出ています。またDVTの発症には、環境だけではなく血液が固まりやすい遺伝的素因が関係している可能性があります。そこで複数の被災地の地域住民を対象に血栓症や健康被害についての調査を行いたいと考えています。またDVTが見つかった方には、弾性ストッキングの着用を勧め、重症な場合は病院受診を勧めます。また収集した大規模データをもとに、避難所環境に関連する健康被害を予防することを目指して、災害対策に貢献します。

今回のプロジェクトで行う研究テーマはなんですか?

今回のプロジェクトこれまでに蓄積したDVT検診のデータや避難所環境のデータを解析し、血栓の陽性率と避難所の環境について、DVTを起こす原因について調べます。また検査を行った避難所の写真から、AIを用いて、何が血栓症に寄与したかを明らかにします。さらに、震災後にDVTを起こした方の追跡調査を通じで、その後、脳梗塞や虚血性心疾患などの健康被害が増えたかどうかについて調べます。この研究は、日本人における深部静脈血栓症の予後や発症機序解明にも寄与すると考えています。かつての被災者たちの高齢化も進んでおり、避難所環境によって健康被害が起こり何人もの方が亡くなられたことが、忘れ去られようとしていることを危惧しています。ですので、このプロジェクトはまさに今行わないといけないテーマと考えています。これらの成果を2024年2月17日に行われる第10回震災・災害シンポジウムを開催し、さまざまな災害の専門家・非専門家との議論を通じて、より良い災害対策・避難環境構築を目指していきたいと考えています。

Why we need your support

今回クラウドファンディングに挑戦するのは、被災地だけではなく、日本全国に広く私たちの活動を知ってもらいたいという理由がありました。
DVTの検査などは、普段は医療機関で働いている医師や、超音波技術者や有志が、ボランティアで参加してくれて成り立っています。したがって、検査を行う医師、検査技師、採血を行う看護師などの交通費、DVT検診会場使用料、超音波機器のレンタル料、アンケート用紙の印刷料などが必要になります。また、これまで9回にわたって行ってきていますが、2024年2月に行われる予定の第10回震災・災害シンポジウムの開催費用が必要になります。
ご支援いただいた金額は、これらの用途に使用させていただきます。


*** リターン不要・匿名でのご支援について ***
リターン不要の方は、academistへのユーザー登録をせずに銀行振込でご支援いただけます。
下記の口座に任意の金額をご支援お願いいたします。
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金融機関名(金融機関コード):GMOあおぞらネット銀行(0310)
支店名(支店コード):ほうきぼし支店(531)
口座番号:普通 8849400
口座名義:アカデミスト
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中島孝
国立病院機構新潟病院 病院長

榛沢和彦先生は、2004年の新潟県中越地震の被災地等でエコノミークラス症候群のフォローアップ検診を、発災当時から継続的に行っており、国立病院機構新潟病院はその検診プロジェクトを支援しています。これまでに蓄積された検診データは膨大であり、その価値は計り知れません。今後は、これらのデータの分析を通じて明らかになる知見が、国の災害対策や深部静脈血栓症(DVT)の治療に貢献できることを期待しています。榛沢教授の継続的な取り組みと専門知識は、重要な社会的課題に対する解決策を見つけ出すために不可欠です。その活動をサポートすることは、医療と社会の進歩に寄与する貴重な機会です。

清水高弘
聖マリアンナ医科大学 脳神経内科 准教授

榛沢先生はとてもパワフルに被災地を回って活動してこられました。私自身は超音波診断を榛沢先生に教わり、「中越地震被災者エコノミークラス症候群フォローアップ検診」や「東日本大震災エコノミークラス症候群予防検診」などに参加してきました。榛沢先生は、中越地震以降、被災地の方々の深部静脈血栓症(Deep Vein thrombosis; DVT)の発症率が高いことを発見し、今なお、ボランティア活動としてエコー検診を続けておられます。私は脳神経内科の若手医師達や研修医の先生達と供に問診や採血、下肢静脈エコー検査などのお手伝いをさせてもらっています。DVTは脳卒中に限らず、脳神経内科疾患を診療するにあたっても、しばしば遭遇する合併症であり、その重要性を改めて認識しています。震災後10年以上経過した今でもなお、初診で初めてDVTが見つかることもあり、対象地域の2倍以上の発生率であることに驚かされました。医師として榛沢先生の臨床研究や、何よりも人間性に尊敬の念を禁じ得ません。この活動は、日本でも稀有なものであり、血栓症の機序を解き明かす上でも学術的にも非常に重要と思います。ぜひ、広く、多くの人に知っていただき、ご支援をお願いしたい次第です。

北川 慶子
佐賀大学 名誉教授

榛沢和彦先生は心臓血管外科の臨床医でもあり、新進気鋭の先進医学・災害医学の第一人者であります。2004年および2005年の新潟地震発生当時の現場において、被災者の健康保持・低下防止のために被災者中心の地道な支援活動を実施してこられました。特に2011年の東日本大震災避難所で多数の避難者の健康課題に取り組まれ、各地の避難所を訪問し避難所でエコノミークラス症候群の予防検査を実施してこられました。その結果、避難所環境と静脈血栓に関連あることを学会及び社会に報告するとともに避難所環境改善の必要性を広く国内外に訴えてこられました。少しずつ避難所でのエコノミー症候群の発生の認識が広がる中、2016年の熊本地震では多数の車中泊避難によって肺塞栓症が多発し、さらに雑魚寝の避難所により多数の静脈血栓が発生しました。このような背景のもと、榛沢先生は避難生活環境の抜本的改革が必要と考え、研究仲間とともに避難所・避難生活学会を創設し初代の学会会長になられました。私は、2014年から榛沢先生のこの考えに賛同・協力し現在に至っております。今後予想される首都直下地震、南海トラフ地震などへの準備・対応は、被災者の最小化と被災者の健康維持が最重要課題です。これまでの活動を活かし、避難者・被災者のエコノミー症候群の発生防止と災害関連死の予防のために、榛沢先生の被災者中心の活動こそわが国の減災に有用かつ必須の活動です。

斎藤 之良
株式会社 志成データム 代表取締役

榛沢先生とは2014年に初めてお会いした以降、被災地のエコノミークラス症候群検診に時々参加させていただいています。研究者が新しい知見を見出すために研究活動を行うのは自然なことですが、いつしか自身の研究課題や方針そのものを否定しなければならない場面に遭遇することがあります。得てして自分の立場や都合を守る人が多い中で、妥協や忖度を排除して最善を尽くす。それが榛沢和彦先生です。私は一介の技術者ですが、先生の研究活動と姿勢を微力ですが全力で応援させていただきたいと考えています。多くの支援が集まり、日本が具備すべき大災害に備える知見を確立していただけることを願っております。

Project timeline

Date Plans
2023年9-11月 DVT検診を開催
2023年12-1月 データ解析
2023年2月17日 第10回震災・災害シンポジウム開催

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Featured : お礼のメッセージ

メールでお礼のメッセージをお送りします。
このリターン実施は2024年4月ごろを予定しています。

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Featured : 震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウム参加・研究報告レポート

2024年2月17日に開催される震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウムのウェビナーに無料で参加できます。
研究報告レポートをお送りいたします。

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震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウム参加・研究報告レポート / お礼のメッセージ

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Featured : 震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウム参加と質問受付

2024年2月17日に開催される震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウムのウェビナーに無料で参加できます。さらに、事前にシンポジウムで議論される内容について質問を受け付けます。
研究報告レポートをお送りいたします

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震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウム参加と質問受付 / お礼のメッセージ / 震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウム参加・研究報告レポート

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Featured : シンポジウム後にパネリストと議論

震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウムに無料で参加でき、シンポジウム後にパネリストと議論のセッションに参加できます。
研究レポートをお送りいたします。

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シンポジウム後にパネリストと議論 / お礼のメッセージ / 震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウム参加・研究報告レポート / 震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウム参加と質問受付

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震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウムのホームページへ広告を掲載させていただきます

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110,000 JPY tax included
Featured : 個別ディスカッション

本研究について個別にディスカッションする機会を設けます。具体的な内容や日程は個別にご相談いたします。
このリターン実施は○年○月を予定しています。

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個別ディスカッション / お礼のメッセージ / 震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウム参加・研究報告レポート / 震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウム参加と質問受付 / シンポジウム後にパネリストと議論 / [法人様向け]シンポジウムホームページでの広告掲載

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220,000 JPY tax included
Featured : 出張講義

本研究に関する出張講義を行います。具体的な内容や日程は個別にご相談いたします。
※宿泊費・交通費は別途いただきます。
このリターン実施は○年○月を予定しています。

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出張講義 / お礼のメッセージ / 震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウム参加・研究報告レポート / 震災・災害シンポジウム2023・第10回中越大震災シンポジウム参加と質問受付 / シンポジウム後にパネリストと議論 / [法人様向け]シンポジウムホームページでの広告掲載 / 個別ディスカッション

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