寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
本日も報告を読んでくださりありがとうございます。
11月後半と12月前半の活動についてご報告いたします。
11月後半の主な活動は追加実験と博士論文の執筆でした。
11月初旬に博士論文の予備審査を受けましたが、その際に被験者数を増やしてさらに詳細な解析を行うという条件で博士論文の提出を許可されました。
そこで、予備審査後すぐに追加実験を行いました。
65歳以上の方を対象に募集をしましたが、倍率が2倍以上の応募をいただきました。
ロボットと話すだけでなく大量のアンケートにもご回答いただく少々大変な実験にもかかわらず、多くの方に興味を持っていただくことができとても嬉しく思います。
ロボットとの対話は多くの方にとって初めての経験だったようですが、実験最終日には楽しく貴重な経験ができたとおっしゃっていただき、少しでも早く社会実装ができればと思いました。
また、当事者としての意見を多くいただき、これからの研究方針を定めることもできました。
もし博士課程を修了することができたら、さっそく起業に向けての取り組みを開始したいと思っております。
起業するにあたっては、これまで私の研究プロジェクトへ一緒に取り組んできた医学系研究科や教育学研究科、情報理工学系研究科の同期にも協力していただく予定です。
東京大学にはスタートアップを支援する体制が整っており、毎年開催される起業セミナーに私も参加しました。
そこでは、起業の基礎知識からアイデアの出し方、人の集め方、資金の集め方などの実践的な内容まで、多くのことを学びました。
自分が考案した技術を通じて多くの方の生活を少しでも良くすることができればと思います。
また、現場での活用を想定した実証実験も引き続き進めていきます。
AIロボットが1人1人の状況を正確に把握し、適切な支援を行うことでQOL向上につなげるためには、色々な人のデータがあればあるほどよいです。
今回は時間や実験機材の個数の制約上、ご希望いただいた全ての方に実験へご参加いただくことができず心苦しかったですが、来年度からは人員も機材も増やして大規模な実験を開始することを考えています。
また、12月に博士論文を投稿しました。
論文の投稿締切日の1週間前に追加実験の解析が終わったため、最後は走り走りでしたが、なんとか博士論文を仕上げ、提出することができました。
博士論文を提出することができたのも、皆様のご支援のおかげだと思っております。
現在、研究内容を特許申請している段階のため、博士論文を公表することはできませんが、特許申請が完了次第、多くの方に読んでいただきたいと考えております。
次の大きなイベントは、1月後半にある博士論文本審査です。
この審査の結果次第で、博士課程を終了できるか否かが決定されます。
今はこの本審査に向けて最終の解析と発表の準備をしています。
皆様に嬉しい報告ができるよう、引き続き精進してまいります。
先日、両親が体調を崩してしまいました。
最近は感染者数も増えてきておりますので、皆様もご自愛ください。
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