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アカデミスト株式会社、スタッフ
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【活動報告#7】オンラインイベント「研究者と描くAI社会の未来設計」開催報告

こんにちは!アカデミストの柴藤です。先日、東大・川原教授、阪大・橋本教授、富士通・中尾研究員のお三方をお招きし、オンラインイベント「AI社会の未来設計」を開催しました。今日はその様子をダイジェストをお伝えいたします。当日の動画はこちら → https://www.youtube.com/live/iFvEVPjzPSg?feature=shared

■ 参加者層
約140名の方々に事前登録いただき、当日もYoutube Liveと合わせて100名程の方々にご参加いただきました。所属も大学・研究機関が50%、企業が25%、学生・自治体・フリーランスが25%と多様でした。

■ AIのつくる未来
はじめに川原さんに「AI×◯◯学」を長期で考える意義について、技術的な意義、各研究者にとっての意義、国としての意義の3点を軸に整理いただきました。なかでもChatGPTは、文章の翻訳の精度改善のみならず、対話・要約・生成などで従来不可能であったレベルまで達成できた点で、エポックメーキングな出来事であり、研究者にも驚きをもって受け入れられているとのお話がありました。

そして日本はここ10年間の深層学習のブームには乗り遅れたものの、まずは1-2年で諸外国に追いついたうえで、AIを情報分野に閉じずにあらゆるサイエンスの領域で活用することで、ノーベル賞級の発見を目指していこうという展望を語っていただきました。

■「AI×◯◯学」の現在
次に橋本さんに「AI×◯◯学」の具体的事例として、AI×物理学(学習物理学)の事例をご紹介いただきました。学習物理学は、5年ほど前に物理学会の講演会場を(各領域の機械学習の講演を聞くために)走り回っていた研究者たちで立ち上げた研究領域で、現在は国からの支援を受けて研究を進められているものの、当時は情報交流の機会も少なく、若手研究者の芽が見つかりにくい課題があったようです。

また一言で「AI」と言ってもなかにはたくさんあるため、どの技術とどの分野の相性が良いのかを網羅的に見極める重要性についても、お話いただきました。これは「AI×◯◯学」の共通する問題で、それぞれの分野で興味関心の近い研究者たちが情報交流することが必要となります。

■ AIと共存する社会
最後に中尾さんに科学技術社会論の立場から「AI×◯◯学」の2つの観点についてお話いただきました。1つ目は、AIモデルからのアウトプットをモデルの中身が明らかでなくても正解と扱う考えかた(例:高次元科学など)です。2つ目はAIモデルの仕組みの分析を通じて現象を探る考えかた(例:構成論的アプローチ)で、ここではモデルの中身を明らかにすることもひとつの研究目的となります。

この立場の違いは「科学的事実」の定義によるものであり、科学技術社会論ではAIモデルの研究の社会実装において公共的な判断が発生する際は、このブラックボックスを許容するかどうかという視点があるというお話をしていただきました。

■ 短期・中期・長期の反復から全体構想をつくる
お三方のお話を伺うなかで、日本発の勝ち筋を見つけるキーワードは「境界を溶かすこと」ではないかと感じました。「AI×◯◯学」を推進するためにまずは同じ分野の研究者どうしの境界を(1-2年)、AIと社会のより良い共存のために情報発信者と受信者の境界を(3-5年)、そしてノーベル賞級の結果を出すには産業界とアカデミアの境界を(5-10年)溶かすことが求められているように思います。

私たちは、境界を溶かすひとつの方法が「多様なステークホルダーが参画するコミュニティ」と考えており、academist Prize 第3期ではそのプロトタイプを作りたいと考えています。今回の議論をベースに第3期を盛り上げ、2024年8月末のFINALイベントで面白い進展を共有できるようプロジェクトを進めていきますので、ぜひひきつづき応援よろしくお願いいたします!

■ サポーター募集〆切まで…
残り2日となりました。ご参画いただける方々を絶賛募集しております。もし皆さまのまわりに本プロジェクトにご参画いただける方がいらっしゃいましたら、ご紹介いただけると幸いです!(イベント名に名前の付く冠スポンサーも募集中です🤲)
https://academist-cf.com/projects/299?lang=ja

academist運営チーム August, 2023
Supporters will be charged the funding amount only if the project reaches the funding goal (JPY 6,000,000) before 00:00 on August 31, 2023 (JST: GMT+9).
Payment options
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Additional Support
You may provide additional support in addition to the amount of your return. No sales tax will be charged on the additional support.
Securities

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5,500 JPY(tax included)

【個人向け】支援証明書 and others

14 supporters back
(No quantity limit)

11,000 JPY(tax included)

【個人向け】 オンラインサイエンスカフェ参加権 and others

5 supporters back
(No quantity limit)

33,000 JPY(tax included)

【個人向け】 「AI × ○○学」コミュニティ参加権 and others

3 supporters back
(No quantity limit)

55,000 JPY(tax included)

【個人向け】 LPにお名前掲載 / イベントでスライドにお名前掲載 and others

1 supporters back
(No quantity limit)

110,000 JPY(tax included)

【個人向け】academist Prize 運営チームとディスカッション権(60分) and others

2 supporters back
(No quantity limit)

132,000 JPY(tax included)

【法人向け】ブロンズスポンサー and others

4 supporters back
(Limited to 10)

660,000 JPY(tax included)

【法人・個人向け】シルバースポンサー and others

2 supporters back
(Limited to 5)

1,100,000 JPY(tax included)

【法人・個人向け】ゴールドスポンサー and others

2 supporters back
(Limited to 3)

3,300,000 JPY(tax included)

【法人・個人向け】プラチナスポンサー and others

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(Limited to 1)

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