Academic crowdfunding platform "academist"
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アカデミスト、人文社会科学系の研究者向け電子・POD出版サービス「アスパラ」と業務提携 - 学術書出版の費用獲得から出版までをトータルでサポート


2018年10月09日(火)

アカデミスト株式会社は、当社が運営する学術系クラウドファンディングサービス「academist」において、イースト株式会社および株式会社マイクロコンテンツの出版ブランド「アスパラ」と業務提携を開始いたしました。academistとアスパラのサービス連携により、人文・社会科学系の研究者が学術書を出版する際の費用獲得から編集、出版、プロモーションまでをトータルでサポートすることで、研究者にとってよりハードルの低い学術出版を実現します。

■ サービス連携の背景
日本の学術業界は昨今、国立大学への運営費交付金の減少や「選択と集中」の取り組みなどによって、基礎研究へ予算がつきにくいという課題を抱えています。こうしたなか、アカデミストでは研究費をはじめ学術の発展に貢献しうる取り組みへの資金をクラウドファンディングによって獲得できるサービス「academist」を展開しています。academistでは、学術出版にかかる費用を集めることも可能です。

一方で、学術書の出版においては、少部数しか需要がなかったり、頻繁な改訂が必要だったりする場合など、普通の出版社では出版に至ることが難しいケースがあります。しかし近年、POD(注文ごとに印刷・製本する方法)や電子出版の技術によって、その状況は変化してきました。POD・電子出版を活用した出版サービス「アスパラ」を利用すれば、"多品種・少量生産"で専門書をニーズに合わせて届けることが可能となります。

■ 連携内容について
アスパラのサービスにおいては通常、著者となる研究者は、企画・原稿・出版協力金(30万円から)を負担する必要がありますが、今回の提携により、この著者負担金をacademistのクラウドファンディングで募ることで、資金獲得からアスパラでの出版、プロモーションまでを一気通貫で行えるようになります。クラウドファンディングを活用することで、資金獲得はもちろん、出版物の事前周知や販売見込み数の把握など販促・広報宣伝にもつながります。資金獲得から出版までの具体的な流れについては、特設サイトをご覧ください。
academist × アスパラ特設サイトURL:https://pub.academist-cf.com

■ アスパラについて
アスパラのサービスによって出版される「アスパラブックス」は、主に文科系の著者(研究者)とアスパラ(出版者)との共同作業です。多くの部数が見込めない専門分野の書籍、改訂が多く普通の出版社では出しにくいもの、書きためた研究成果、まとめたい論文など、著者とアスパラとの新しい仕組みの共同事業として出版をしていきます。Amazon Kindle Storeをはじめとした国内主要電子書店で販売するほか、PODをサポートするAmazonや三省堂書店、honto.jpといったオンライン書店で、ISBNコードが付けられた書籍として販売されます。Google Play Books、 Apple iBooks Storeで広く海外に販売できます。詳細は以下をご参照ください。
アスパラWebサイトURL:https://asparabooks.com

■ academistについて
academistは、日本初の研究費獲得に特化したクラウドファンディングサービスです。クラウド(Crowd:群衆)+ファンディング(Funding:お金を集める)という語源からわかるように、研究者が研究アイデアを実現するための資金をインターネットを通じて多数の支援者から集めることを目的としています。
academist WebサイトURL:https://academist-cf.com/

■ アカデミスト株式会社
アカデミスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:柴藤亮介)は、学術系クラウドファンディングサイトおよび学術系メディアの運営会社です。活気あふれる新しい形のアカデミアの創出を目指し、研究費獲得のためのクラウドファンディングサービス「academist」 および学術系メディア「academist Journal」を軸とした事業を展開しています。
URL:https://www.corp.academist-cf.com/

■ イースト株式会社
イースト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:熊野哲也)は、1985年に東京渋谷区に設立されたソフトウェア開発会社です。Windowsベースのソリューション、サーバーソリューションで多くの実績があります。近年は、iOSやGoogle Androidを含む最新のクライアント技術やhtml5/css3にも力を入れ、クラウドサーバとスマートデバイスの相互作用を必要とする高度なサービスを開発しています。2010年度、総務省の電子出版環境整備事業において、EPUB日本語拡張仕様策定を受託し、縦書き等日本独自の仕様の標準化、普及に尽力しました。日本語デジタル・ドキュメントを推進しています。
URL:https://www.est.co.jp/

■ 株式会社マイクロコンテンツ
株式会社マイクロコンテンツ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:鈴木道典)は、2016年前身の会社を引き継ぎ、書籍の電子化のネックとなっている著作権処理を代行する会社として再出発させたもの。来たるべき電子書籍の部分的利用(マイクロコンテンツ化)に備えるための利用料計算システムMCMS(Micro Contents Management System)を開発、大学講義用テキストの新しい作り方・利用法を提唱しています。電子書籍のもう一つの問題である面倒な売上管理と著作権利用料計算の代行も行っています。またMC Cloud Bookshelf(電子書棚)を開発し、出版社の自社本閲覧システム、電子版個人全集、蔵書整理のための個人用電子書棚として提供しています。
URL:https://www.microcontents.net/

■ 本件に関するお問い合わせ先
アカデミスト株式会社 広報担当
Mail: info@academist-cf.com

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