Challenge period
2023-09-05 - 2024-08-30
Final progress report
Sat, 31 Aug 2024 08:38:58 +0900
Progresses
15 times
Supporters
17 people
Elapsed time
Tue, 05 Sep 2023 10:00:00 +0900
平素より温かいご支援を賜り、誠にありがとうございます。
活動報告とイベントの告知です。
まずは前回から引き続き、北一輝関係での報告です。
AIもちゃんとやってます。
■雑誌『ikki』関係のお話と、北一輝関係史料の蒐集のために佐渡へ
いきなりですが、佐渡は広い!
佐渡市は川崎市と横浜市と相模原市を合わせたくらいの大きさで、ディズニーリゾート約428個分、ユニバーサルスタジオジャパン1584個分の広さらしいです。
改めて車がないと無理!!
学生時代の「若き萩原稔」先生が北の墓に歩いていこうとして失敗した話を「ダン渡辺」さんからお聞きしましたが、すべてを徒歩でまわるのは本当に厳しい!
さて、雑誌『ikki』について関係者各位とご相談してきましたが順調に進んでおります。以下のテーマで記事を書く話になっています。
①「佐渡における北一輝史料の保存活動とその意義」といったタイトルで今行われている史料の募集活動について、②集まった史料自体についての研究史上の意義について、③雑誌『ikki』の意義について、④佐渡で調査を行った際の成果について。
ただこれから予定されている研究報告もいくつかありますので、全てそのままにはならずそちらに組み込む場合もあるかもしれません。
■調査の所感
両津郷土博物館で新潟大学名誉教授の池田哲夫先生にお会いした時にいただいた、「落ち葉だと思っているものの中に宝物がある」と言う言葉がとても印象に残っています。
「若き松本健一」先生は、一軒一軒家を回って聞き込みをしていたそうです。
菅原も、しっかり足で稼いで、「落ち葉だと思っているものの中にある宝物」を見過ごさないように今後も頑張っていきたいと思いました。
そうして佐渡を実際に回って見ることで、建物の位置関係に違和感を抱き、研究書における記述の問題点に気づくことなどがあり、「やはり実際に行ってみないとわからないことが沢山あるなぁ…!」と再確認いたしました。
読んでいるだけじゃわからないことがいっぱいなので、文献資料だけじゃなくフィールドワークも併せる事はガチで大切だと思います (それによって既存の資料の中に「宝物」があることに改めて気づけたりもする…!)。
今回の成果で極めて重要な部分の詳細は、直近の台湾での研究報告の方に入れ込みます(信仰についての箇所がメインになると思われます)。核たる部分の実証は済んでおりますので焦らずお待ちください。
・上記の箇所以外で言える範囲で報告
北会の会長に許可を取り、お家に所蔵されていた史料を確認させていただきました。貴重な史料が沢山ありましたが、その中でも、木下半治先生による書き込みがある『純正社会主義の哲学』が出てきたことが菅原的にはほっくほくでした。
また、勝広寺でオーラル調査も行いました(写真はその様子です)。その内容は『雑誌ikki』で公開出来ればと考えております。妻鈴子が送った書簡があったので崩し字翻刻中です。
■北研究の史料の状況と課題
佐渡の文書館・史料館(資料館)・図書館・博物館等には新規の北史料が所蔵されていないことが改めて確認されました。嬉しいような悲しいようなという感じです(新規史料があるよ!という情報がありましたらドシドシご連絡ください)。
そのため、北研究では私蔵された史料にどれだけアプローチできるかということが一つ鍵になります。今回の件のように、史料が保存されている個人宅でなんとか史料を見るということが中心になりましょう。
しかし、こうしたアプローチには課題が残ります。やはり歴史研究者としては、自分が現存する史料を蒐集するだけでなく、多くの人間がアクセス可能な状態にしたいし、そうするべきだと思います。
ということで、北の史料を北の生家に一度出来るだけ集めて、展示しようというお話が進んでおります!情報は以下の通りです。
新潟佐渡市出身の思想家・北一輝の書籍や写真、7月10日まで募集! 8月11日開始の芸術祭で展示、ボランティアも募る
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/434067?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=twitter_dp
北の史料をこのように集めるイベント自体は初めてではありません。例えば両津市郷土博物館を会場として1982年の9月4日~10月31日に行われた「北一輝特別展」にて私蔵のいくつかの史料が集められて展示されたことがあります。
しかし、今回のイベントではそうした史料に加えて新しい史料が展示される予定です。北一輝が描いた絵の現物が展示されるかもしれないという話が菅原的には一番気になりました(楽しみです…!)。
こうした展示それ自体に意義があることはもちろんですが、研究者が見てこそわかるその史料の研究史的な意義というのもあると思います。そうした部分に少しでも菅原が貢献出来ましたら幸いに存じます。
この「さどの島銀河芸術祭2024」8月11日(日)- 11月10日(日)では、北一輝の生家で「北一輝×宇川直宏」のアート展示も行われます。記事の最後の写真にありますポスターは生成AIを活用して作成されております!(よく見ると北一輝が小さくいます)
八幡若宮社での湊いっき祭り(8月19日) と「さどの島銀河芸術祭2024」の北一輝関係の展示を同時に楽しむのがお勧めです!
菅原は8月19日にまた来島します!!
その時までに妻鈴子の書簡の崩し字翻刻を何とか間に合わせたい!
北関係の史料というと、北一輝本人だけでなく他の関係人物まで当然含まれます。
調査はまだまだやることがいっぱい!これからも頑張ります!!
■今後のイベントについて告知
academist Prize 第3期 FINALイベントの情報が出ました!(URL:https://academist240829.peatix.com/)
【イベント開催概要】
日時:2024年8月29日(木)18:00〜20:00(20:15〜:懇親会)17:30受付開始
場所:Inspired.Lab / Zoom
定員:170名(現地70名、オンライン100名)
参加費:無料(※ 懇親会は有料となります。)
ご参加をお待ちしております!
もし、本イベントで研究費を獲得できましたら佐渡での文化保存活動や弓削島での聞き取り調査、台湾への渡航費用に使用します!!
皆様のご厚情に支えられ、研究を続けられることに心より感謝申し上げます。
今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
P.S.
佐渡の美味しいご飯を「長老たち」におごってもらいました!笑
イカ美味すぎる。お刺身やばい。ネタの鮮度がやばい。何ならスーパーのお刺身でもめちゃくちゃ美味かった。
いごねりも好きな味でした。
お店の前での写真を源三さんに見せたところ、ジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」のあるシーンにそっくりだとご指摘いただいたため、当該シーンを並べて載せておきます。
「平成狸合戦ぽんぽこ」の画像はホームページにて「※常識の範囲でご自由にお使いください」と表記されているものです(URL:https://www.ghibli.jp/works/tanuki/)。
また、写真に写っている方達からは掲載の許可を事前に頂いております。
それでは!
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