募集期間
2024-03-21 - 2024-05-07
ES細胞やiPS細胞の発見から始まり、新しい医療技術である『再生医療』への期待が高まり、多くの再生医療製品が市場に登場しています。この医療技術の発展には、様々な視点からの知識の蓄積やイノベーションが不可欠です。池田理化では、『研究助成プログラム 池田理化賞』として、新たな視点や独自のアプローチを行う若手研究者を支援しており、2024年度も独創的でチャレンジングな研究テーマを持つ若手研究者を募集します。
池田理化賞の特徴として、二次選考にチョークトーク形式での発表を採用しています。チョークトークは、Zoomのホワイトボード機能を使用したオンライン形式、または池田理化に来社いただくオフライン形式の2つの選択肢がありますので、ご都合に合わせて発表いただけます。発表者が頭の中で描いているイメージをダイレクトに表現し、説明する機会にぜひチャレンジしてみてください。
本研究助成プログラムを通して、若手研究者が今後更なる大きなステージで活躍するための登竜門としての場を提供していますので、若手の皆さまからの積極的なご応募をお待ちしています。
池田理化賞は『未来の研究と発展において鍵となる若手の研究者を支援したい』という熱意のもとに始まったグラントです。特に再生医療に関連するライフサイエンスの分野では、若手の研究者が持つ情熱と研究への熱意が重要であると考え、今年度はさらに若手にフォーカスをあてるべく年齢層を引き下げ、これまで挑戦が難しかった研究者の皆様にも参加いただけるようになりました。また、対象の研究分野も幅広く、細胞治療や組織工学、バイオマテリアル、遺伝子療法など、多岐にわたる研究プロジェクトでご応募いただけます。どんなに小さなアイデアも大切にし、若手の研究者の皆さまの成長と発展に少しでも貢献できればと考えております。より大きなグラントへ挑戦する前の腕試しでもかまいませんので、ぜひお気軽にチャレンジしてみてください。
池田理化賞 担当者
本助成プログラムに関するオンライン説明会を下記日程にて開催いたします。
質疑応答の時間もございますので、奮ってご参加ください。また本プログラム全般に関するご質問は academist Grant 運営事務局(info@academist.jp)までご連絡ください。
採択件数
5 件
総支援金額
1,900,000 JPY
動物の発生環境を利用した機能的・立体的ヒト肝臓の構築
野口 英里子(東京薬科大学大学院 生命科学研究科 再生医科学研究室 博士課程1年(社会人博士課程))支援金額
300,000 JPY
凹凸構造を模倣した皮膚三次元培養系による皮膚再建に向けたアプローチ
石川 瑞穂(九州大学生体防御医学研究所 皮膚再生老化学分野 助教)支援金額
300,000 JPY
血友病A根治を目指したFVIII産生iPS細胞の創出と移植評価
小野寺 悠(奈良県立医科大学血栓止血先端医学講座 博士研究員)支援金額
300,000 JPY
血管新生を効率的に促進する超音波の周波数を明らかにする
今城 哉裕(東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻 講師)支援金額
500,000 JPY
機能的骨オルガノイドによる新規骨再生因子の探索
辻 直紀(東京大学医学部附属病院 特任助教)支援金額
500,000 JPY
説明会参加の有無は選考結果に影響しません。
選考は池田理化社内の有識者が行います。専門知識を有さない立場の人間も選考に取り入れています。
独創性、実現可能性、社会に与える影響、新規性を軸に評価しています。発表者ご自身がその研究に対して、「ここが面白い、独創的だ、ここがこの研究の肝なんです!」と考えるポイントを是非強調してください。
特に制限はありませんが、内容が少なすぎる(A4用紙 2枚未満等)ことで研究内容がうまく伝わらず不採択、というケースがあります。「多すぎてダメ」ということはありませんが、「伝わること」を念頭にご記載いただければよいかと思います。
また、これまでご応募いただいた皆さまからのご意見では、科研費の申請書をイメージして作成される方が多いようです。とは言え、業績は重視しておりませんので、業績部分が足りないかも…と不安にならずに作成ください。
はい。エントリーシートにはわかりやすいように図表を貼っていただいても構いません。カラー、モノクロいずれも問題ありません。本文中に貼ってもいいですし、Fig.1…、のように記載いただいて、資料の最後に纏めていただいても構いません。
当初予定していた試験内容が意図せず実施できなくなってしまったときのバックアップや、想定外の結果が得られた時の対応などを記載いただくケースが多いです。
50万円以内に納める必要はありません。
応募資料に記載したものと実際の用途が異なってしまっても構いません。なお、報告義務、使用期限はありません。
オンラインの場合はZoomのホワイトボード機能、現地の場合は実際のホワイトボードを使って、図やキーワードなどを書きながら研究内容について説明していただきます。研究室の仲間や同僚とディスカッションするようなイメージです。発表時間の目安は10~15分ですが、制限は設けておらず、発表時間は審査に影響しません。過去の採択者へのインタビューもぜひご参照ください。
協賛企業の株式会社ベリタスより、『iPSCdirect+mTeSR Plus+CloneR2』、 『NPC+STEMdiff NPM+STEMdiff NPFM』、 『STEMdiff Microglia+STEMdiff Hematopoietic+mTeSR』、 『STEMdiff Intestinal Organoid+IntestiCult ODM+mTeSR』の中 から1セットを提供いたします。
興味がある方は、ぜひエントリー時にアピールしてください!
池田理化は科学技術の発展を支援する事業を通して社会に貢献することを目的として、理化学機器や試薬・消耗品類の販売、調達、技術サポート等を行う専門商社です。国内の理化学機器ディーラーマーケットにおいてはシェアNo.1(出展:科学機器年鑑2021年版)を有しており、今後も研究者へ最適なソリューションをお届けする研究支援事業を柱におきながら、 産学連携への関わり、新技術・新事業領域への参入などにより、いささかでもわが国の科学技術の発展に貢献できる企業を目指しています。詳細については、企業ホームページをご参照ください。
代表者 高橋 秀雄