Tag archives for 生物学 - Page 6

研究成果

江戸時代の子育ては育児書の推奨に従っていたか? – 遺跡から出土した骨の安定同位体分析でわかること

子供観の変化 少子化の現代に暮らす私たちにとって、おそらく、子供はかわいく大切な存在です。ですが、もっと昔、たとえば江戸時代に、子供は社会のなかでどのような存在だったのでしょうか? 現代と同じく大切に… この記事を読む
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10兆分の1秒の世界で起きる誰も見たことのない現象を追う – 「時間分解分光法」で挑む、学習院大学・岩田耕一教授

10兆分の1秒、と聞いてピンとくる人は多くないだろう。私たちにとってはあまりに短すぎる瞬間でも、分子から見るとその姿を変化させるのには充分ともいえる時間だ。そんな、ピコ秒(10-12=1兆分の1秒)〜… この記事を読む
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胎生魚類が妊娠する仕組み – お母さんがお腹の子どもに与える栄養素の研究

魚類でも意外と多い「胎生」という繁殖方法 胎生とは卵を体内受精で発生させ、成長した子どもを出産する繁殖方法です。最も知られているのは哺乳類で、我々ヒトを含む真獣類は発達した胎盤を持ち、へその緒を通して… この記事を読む
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やられたらやり返さずに逃げるのが一番? – 囚人のジレンマが教える相手とうまく付き合う方法

人はなぜ協力できるのか? 人はなぜお互いに協力しあうのでしょうか? 一見あたりまえすぎる問いですが、その答えは容易ではありません。協力するというのは実は、自分が何らかのコストや犠牲を伴って相手に利益を… この記事を読む
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核を持たない精子とは? – カイコの無核精子の形成に関わる遺伝子を特定

カイコの2種類の精子 自然界には、卵に受精する精子とは大きさや形が異なり、自身は受精することができない異型精子と呼ばれる特徴的な精子を形成する生きものが知られています。異型精子を形成する種は、チョウや… この記事を読む
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オタマジャクシの集団生活 – 成長で変わる付き合いのルール

いろいろな「群れ」 ヤマアカガエルのオタマジャクシには、他個体のサイズと血縁関係の両方を識別する能力があります。オタマジャクシは、発達に伴って群れる相手の好みも変化させます。ではなぜ、両生類の幼生にこ… この記事を読む
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魔女の雑草を撲滅する”自殺発芽剤”を開発! – アフリカの食糧問題の解決に向けて

アフリカの穀物生産に大きな被害を与える寄生植物ストライガ 人口の増え続けるアフリカでは、食糧不足が非常に深刻な問題となっています。しかしその大きな原因が、ある雑草によって引き起こされていることはあまり… この記事を読む
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仔犬の骨はおっぱいの夢を見るか? – 古代プロテオミクス分析による1000年前の乳タンパク質の検出

遺跡からは、数百年からときには数百万年もの長い時間を経た、さまざまなモノが発掘されます。そうした昔のモノには、DNAやタンパク質などの古代分子が意外にも残っていることが、最近の研究によって明らかにされ… この記事を読む
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人工細胞はシンギュラリティを越えられるか!? – 現代の錬金術で生命の創発に挑む

"うたかた"の研究 ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみにうかぶうたかたはかつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。 この有名な… この記事を読む
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受精卵にDNAを入れると「人工細胞核」ができた! 

細胞の中心「細胞核」 一般社会では、ものごとの中心になるものを「核」という言葉で表すことがあります。「核となる人」は中心人物のことですし、「核心をついた」という言葉は、“もっとも重要な部分”ということ… この記事を読む