Tag archives for 生物学 - Page 5

イベント

「分岐」という言葉でつなぐ、深海生物テヅルモヅルと希少言語ムラブリ語 – アカデミスト学会ランチョン座談会レポート

損益分岐点、枝葉の分岐、高速道路の分岐——私たちは、日常的に何気なく「分岐」という言葉を使っているが、この概念を研究で専門的に扱っている研究者たちもいる。アカデミストが3月14日に開催した異分野融合型… この記事を読む
研究成果

「微生物ダークマター」全貌解明への道 – これまで誰も分離培養できなかったアーキアを培養してわかったこと

未培養微生物「微生物ダークマター」 私たちの住む地球の表層環境は、微生物で満ちています。微生物のいないところを探すほうが難しいといってもいいでしょう。それでは、そんな微生物のことを私たちはどれだけよく… この記事を読む
研究成果

「ガシャモク」の発見から始まった、青森県つがる市の無名の池での水草研究

津軽で偶然拾った謎の水草の断片 2017年6月、私たちの調査チームは、偶然訪れた青森県つがる市の無名の池(以下無名池)で、謎の水草の断片を拾いました。これが、すべての始まりでした。 当時、私たちは始ま… この記事を読む
研究成果

抗体に秘められた結合部位の発見 – 免疫分子の働く姿をリアルタイムで観測!

私たちを外敵から守る優れた免疫システムとは? 私たちの身体には、細菌やウイルスなどの外敵の侵入に対し、防御することで健康な状態を維持する免疫システムが備わっています。この免疫システムは、さまざまな免疫… この記事を読む
研究成果

X精子だけがもつタンパク質TLR7/8の発見と、雌雄の簡単な産み分け方法

ほ乳類の性別が決まる仕組み ほ乳類において、生まれてくる子どもの性は、性染色体と呼ばれるX染色体とY染色体の組み合わせで決まります。具体的には、X染色体を2つもつと雌(XX)になり、X染色体とY染色体… この記事を読む
研究成果

多様な食物に適応する仕組みとは? – ショウジョウバエ近縁種間の差を生む”炭水化物応答機構”

広食性種が持つ適応システムとは? 栄養は、生物の成長や生命の維持にとって不可欠です。進化の過程で、動物は周囲の栄養環境と相互作用しながら、種ごとに異なる多様な食性を獲得してきました。この食性の幅の違い… この記事を読む
研究成果

死の湖からヒトの500倍のヒ素耐性を持つ線虫を発見 – 極限環境生物の適応を理解する糸口に

どこにでもいる生物「線虫」 地球上のさまざまな場所に生物が棲んでいますが、そのなかには人間が生活できないような過酷な環境があり、そこに棲んでいる生物を極限環境生物と呼びます。極限環境生物の多くは細菌な… この記事を読む
研究成果

植物がもつ再生能力の秘密 – 分化細胞を幹細胞へと変化させる”ステミン遺伝子”の発見

植物がもつ再生能力の秘密 私たち人間をはじめ、動物も植物も、ひとつの細胞である受精卵が分裂をくり返し、増えた細胞がいろいろな性質を持ち特殊化する(分化する)ことで、体ができあがります。ところが、ひとた… この記事を読む
研究成果

卵巣皮質に眠る「原始卵胞」は、加圧下で細胞核を回転し静止期を維持している

原始卵胞の維持に重要な条件とは 生殖細胞は次世代に遺伝情報を繋ぐ唯一の細胞系譜であり、その発生過程でさまざまな性質、形態の変化を伴います。特に卵子は個体の発生を遂行する機能を担う重要な細胞です。 哺乳… この記事を読む
研究成果

パーキンソン病はサプリメントで予防できるか? – 神経シナプスのαシヌクレインがその鍵を握っている

パーキンソン病とは? 超高齢社会となった先進諸国では、認知症に続いてパーキンソン病が高齢者のあいだで増加しています。パーキンソン病は、手足の震え、姿勢維持の障害、緩慢な動作、筋肉の硬直などの運動障害が… この記事を読む