Tag archives for 生物学 - Page 22

研究成果

海水だけで、そこに生息する多様な生物種を明らかにする −環境DNAメタバーコーディング法の威力

海や川で水を汲み、そこに含まれる生物のDNA解析をするだけで、その水域に生息している魚類や両生類の種を明らかにすることができるーーこれが「環境DNA解析法」と呼ばれる新しい生物調査法です。この調査法で… この記事を読む
研究成果

スイマー・マイクロレオロジー:ソフトマター中のマイクロマシンの新しい遊泳機構

微生物の遊泳原理:「ホタテ貝の定理」 遊泳するマイクロマシン(スイマー)の研究は、バクテリアや精子などの微生物の流体内運動との関連で注目を集めています。一般的にスイマーは、自身が持つ可動部位を周期的に… この記事を読む
研究成果

ミクロの世界での泳ぎ方 – 数理の目で見る精子の旅

理科の授業ではじめて微生物をみたとき、我々ヒトなどの哺乳類とは姿・カタチが異なっていて、本当にこの世の生物なのかと感じた記憶があります。実際、彼らの住むミクロの世界では、我々のスケールと異なる物理効果… この記事を読む
研究成果

「細胞質流動」の再現に成功! – 人工細胞を作って、細胞の仕組みを解明する

細胞質流動とは? 細胞質流動(cytoplasmic streaming)とは「細胞の内部を占めている液体や細胞小器官(これらを総称して細胞質(cytoplasm)と呼びます)が、細胞内で流れる現象」… この記事を読む
研究成果

タンパク質結晶を細胞内で操る! – カイコがウイルスに感染したときにできる「多角体」を利用

細胞の中でタンパク質の結晶!? タンパク質は生体内でケージ状や繊維状、2次元シートなどさまざまな集合構造を形成することにより、生命活動に必要な機能を果たしています。これらのタンパク質集合体は、幅広いサ… この記事を読む
研究成果

アミノ酸はいつ必要? – ショウジョウバエのメスは交尾後の夜にアミノ酸を多く摂取する

ショウジョウバエは栄養を考えて適切な食事を摂ることができる 生物は食事によって生命活動に必要な栄養素を摂取しなければなりません。しかし、必要以上の栄養を摂取したり、不規則な時間に食事をとることで、ヒト… この記事を読む
研究成果

受精障害はなぜおこるのか? – オスだけが持つY染色体の遺伝子の役割に迫る

Y染色体とゲノム編集 Y染色体はオスにしか存在しません。それゆえ体の大きさや生殖機能など、オスのさまざまな特徴にY染色体が関与していることが考えられます。Y染色体はX染色体に比べ非常に小さく、染色体に… この記事を読む
研究成果

組織の再生には”ほどほど”の炎症が大切! – ゼブラフィッシュを使った研究で明らかに

多細胞の生き物は再生することが基本 地球上に生命が誕生してから長いこと、生命は単細胞のままでした。ところが、10億年近く前のあるとき、多細胞の生命が誕生しました。通常1個の細胞の寿命は短いのですが、た… この記事を読む
研究成果

植物が緑になるか否かはどう決まる? – 根で葉緑体の発達をコントロールするしくみ

動物と植物の違いは? 動物と植物の違いはなんでしょうか? 小さな子どもに説明するなら、動き回ってなにか食べるのが動物、じっとしていて食べないのが植物、ということになるでしょう。ただ、サンゴのように動か… この記事を読む
研究成果

細胞に生えている『毛』の先っぽがちぎれて飛んでいく!- 繊毛から放出される小胞のはたらきとは

からだの中は毛だらけ! 私たちヒトのからだはいろんな形やはたらきを持った細胞が集まってできています。そんな多様な細胞には、ほんの少しの例外を除いて小さな『毛』が1本生えています。この毛は『繊毛(より正… この記事を読む