Tag archives for 生きもの - Page 4

研究成果

海ぶどうの形作りの謎に迫る – 全ゲノムの解読によって明らかになったこと

巨大単細胞生物 海ぶどうの形作り この地球上にはさまざまな形の生きものがあふれていますが、私たちの身の回りにも、まったく予想外の体の構造をしている生きものが存在していることをご存知でしょうか。沖縄県を… この記事を読む
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卵が一斉に孵化できるのはなぜ? – カメムシの子が反応する意外な合図

卵の一斉孵化とは? 「孵化が一斉に起こる」と聞くと、たとえばカマキリの子が、卵のつまった「卵鞘(らんしょう)」から続々と現れる光景を思い浮かべるのではないでしょうか。カマキリのほかにも一斉に孵化する昆… この記事を読む
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花の性別で蜜に住む微生物が変わる?! – 雌雄がほかの生きものに与える影響を探る

花の蜜に住む微生物の世界 花の蜜にはさまざまな微生物が住んでいます。蜜には糖類などさまざまな化学物質が含まれるため、多くの微生物種には本来住みづらい環境と思われ、しかも、蜜は花が咲いたときのみに現れる… この記事を読む
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テントウムシの斑紋パターンはどう決まる? – ひとつの遺伝子が多様な斑紋をつくる仕組み

ナミテントウの斑紋はメンデルの法則に従う テントウムシは世界で6,000種、日本で180種が同定されており、種によって決まった斑紋をもちます。なかには斑紋多型とよばれる同じ種であっても遺伝的に決まった… この記事を読む
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ハダカデバネズミの子育て – 働きネズミは女王の糞を食べて母性を獲得する

性的に未成熟な働きネズミの母性 ハダカデバネズミはその名のとおり、全身を覆う体毛がなく、発達した前歯を持つげっ歯類です。その前歯を使って、彼らは厳しい半乾燥地帯の地下にトンネルを掘り数十匹の群れで暮ら… この記事を読む
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石垣島で線虫C. エレガンスの姉妹種を発見! – 新たなモデル生物がもたらす可能性

多様な線虫の世界 線虫という美しい生き物をご存知でしょうか? 細長く透き通ったちいさな動物で、土壌、水辺、深海など地球上のあらゆる場所で見つけることができます。線虫は地球上でもっとも成功した生物グルー… この記事を読む
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魚類の雄親による子殺し – 雄は子の存在を消すことで内分泌的に求愛可能になる

親が子を食べる「フィリアルカニバリズム」 子を保護する親の目的は、子を外敵から守って生残を高めたり、給餌して発育を促進することです。しかし、子(卵)を保護する魚類の多くで、保護中の親が自分の子を食べる… この記事を読む
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ベーリング島の固有種だと思われていた絶滅鳥類「メガネウ」の化石を日本で発見 – 絶滅したのは生き残りの個体群だった?

人類が絶滅させた鳥、メガネウ 人類の活動は、地球上に生息する多くの生物にさまざまな影響を与えてきましたが、その最も顕著な例は、ドードーやオオウミガラス、ステラーカイギュウなどに代表されるような、人類の… この記事を読む
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旭川市に生息するカタツムリから新種の吸虫を発見! – 身近な環境に隠された生物多様性

カタツムリを中間宿主とする寄生虫 子どものころに一緒に遊んだカタツムリ、そういえば大人になってからは見かけないな……。そんなひっそり生きている動物の、さらに内部に暮らす「寄生虫」に焦点を当てた大人たち… この記事を読む
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ナメクジの出現を予測する!- 市民科学と最新統計の融合

外来種問題は突然に 2014年7月某日、札幌市の円山原始林で私が出会ったのは、体長15cmもの巨大な豹柄のナメクジ、マダラコウラナメクジでした。私はそれを知っていました。過去に一度だけ、ドイツ・ドレス… この記事を読む