Tag archives for 霊長類学

研究成果

ヒトより多様なチンパンジー集団 :iPS細胞のバリエーションを増やす必要性

チンパンジーの4つの亜種:「ヒトらしさ」の研究対象は実は多様 アフリカに生息する大型類人猿のチンパンジーは、ヒトとの共通祖先からおよそ700万年前に分岐した、現在地球上に存在している生物のなかで最もヒ… この記事を読む
研究成果

ニホンザルiPS細胞の神経発生から見えてきた、チンパンジーやヒトとの時間的な違い

発生の異時性(ヘテロクロニー):臓器サイズの違いを生み出す時間の変化 現在、地球上に500種以上の霊長類が生息していますが、体や臓器のサイズは種によってまちまちです。進化の視点から臓器のサイズに注目し… この記事を読む
研究成果

瞬時に良いものを見つける”視覚探索スキル”の脳内メカニズムとは? – サルの行動実験と神経回路から探る

視覚探索スキルとは? 私たちは生涯を通じてさまざまなスキルを獲得します。スキルには、歩行、手指の使い方、文字の識別といった基本的なものから、スポーツ、楽器の演奏、言語習得といった複雑なものまであります… この記事を読む
研究成果

ヒト脳進化研究としてのチンパンジーiPS細胞 – 「ヒトの知性」の解明を目指して、脳の形成プロセスを追う

ヒト脳進化研究とチンパンジー ホモ・サピエンス(=賢いヒト)という名称が表すように、私たちヒトを人たらしめている最大の特徴は高度な知性にあるといえます。事実、私たちヒトの知性は、古今東西、地球上に生息… この記事を読む
研究成果

チンパンジーの細胞をリプログラミング – iPS細胞製作の副産物が示す神経堤細胞様の特性

出発点:ヒトの特性を理解するためには何が必要だろうか? 筆者(今村)が博士号を取得して数年が経ったころです。それまでマウスを扱った基礎医学研究に取り組んできましたが、新たにコモンマーモセットという小型… この記事を読む
研究成果

淡路島のニホンザルから考える寛容性と協力社会の進化

協力行動と寛容性 私たちヒトは、日々誰かと助け合い、協力し合いながら暮らしています。ヒトの社会は、協力行動によって成立しているといえますが、ヒトの協力社会はどのように進化してきたのでしょうか? 近年、… この記事を読む
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チンパンジーの心のはたらき – 他者の怪我への情動的反応を探る

ヒト社会を支える「痛みへの共感」 他の人の痛みを目の当たりにしたとき、まるで自分も痛みを経験しているかのような感情を覚えることがあります。たとえばテレビのバラエティ番組で痛そうなハプニングの映像を観て… この記事を読む
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なぜ、命がけでフィールドワークをするのか? – ゴリラ研究の第一人者 京都大学・山極寿一総長に聞く

屋久島でニホンザルの生態調査を行っているグループ「ヤクザル調査隊」が、academistのクラウドファンディングで調査費用を募っている。 ヤクザル調査隊は、1989年に数十人の研究者によって結成された… この記事を読む
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「何を見ても何かを思い出す」 – サルの脳活動からわかった記憶をささえる柔軟な神経回路

「ものを見て、ものを思い出す」 私たちは、目にしたものから関連した他のものを思い出すことができます。「小さかったころの写真を見て、当時のことを思い出す」といった経験は多くの人にあるでしょう。こうした「… この記事を読む
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ニホンザルのiPS細胞の製作に成功! – 「霊長類学」の新たな可能性

ニホンザルと霊長類学 さまざまな童話にも登場するように、私たち日本人にとってニホンザルは古くから身近にいる、馴染みのある存在です。そのため、私たちはニホンザルが「一番普通のサル」という印象をもちますが… この記事を読む
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