Tag archives for 生物物理学

研究成果

マイコプラズマ・モービレの滑走運動メカニズム – 「あし」がつかんで、ひっぱり、はなす

モリクテス綱とその運動能 モリクテス(Mollicutes)綱は、マイコプラズマ(Mycoplasma)属やスピロプラズマ(Spiroplasma)属などから構成される小さな細菌の小さな集団です。培養… この記事を読む
研究成果

細胞は力刺激を受けると細胞間の接着を強くする? – 力のシグナル伝達による発生制御

発生制御における力 受精卵が卵割を繰り返し、さまざまな性質をもった細胞が生まれ(分化)、個体へと成長する過程「発生」。とくにその初期には、細胞集団は将来の臓器形成に向けて、胚の中をダイナミックに移動し… この記事を読む
研究成果

抗体に秘められた結合部位の発見 – 免疫分子の働く姿をリアルタイムで観測!

私たちを外敵から守る優れた免疫システムとは? 私たちの身体には、細菌やウイルスなどの外敵の侵入に対し、防御することで健康な状態を維持する免疫システムが備わっています。この免疫システムは、さまざまな免疫… この記事を読む
研究成果

動物はどのように秩序だった群れをつくるのか? – アクティブマターの物理で迫る、線虫の群れ形成メカニズム

「アクティブマターの物理」とは? 水族館のイワシの群れが秩序だって美しく泳ぐ様子を、みなさんはご覧になったことがあるでしょうか? 夕暮れどきに飛ぶ鳥の群れは、バードウォッチャーにとって絶好のシャッター… この記事を読む
研究成果

生命の起源 – 原始的な複製体はいかに複雑化しうるのか?

自己(情報)の複製と生命の起源 生命の起源を考えるためには、まず生命とは何なのかを考えないといけません。この哲学的な問いに対する決まった答えはまだありませんが、我々が生命だと疑いなく認識できるものには… この記事を読む
研究成果

“車輪細胞”見つけた! – 魚類皮膚の細胞が移動する原動力とは

車輪生物はなぜいない? 車輪は人間の最も優れた発明のひとつです。私たちは自転車、自動車、列車などを利用して、地表を自由に移動することができます。同じ距離を同じ時間をかけて自転車で移動するのとランニング… この記事を読む
研究成果

外環境を感知してエネルギー源を切り替えるエコロジカルなナノモーター

くるくる回る細菌の運動器官 - べん毛 私たちの身の回りには、肉眼では見えない生物、「微生物」がありとあらゆる場所にいます。一般に微生物というと、近年多発する食中毒事件によって、「病原菌」のような悪い… この記事を読む
研究成果

神経細胞の軸索輸送は、たくさんの分子モーターで運ぶお神輿輸送だった!

軸索内の小胞輸送 私たちの体を構成している細胞の中では、人間社会のようにさまざまなタンパク質が役割分担して働いています。たとえば細胞内は道路である微小管が張り巡らされ交通網が発達しており、物質は小胞と… この記事を読む
研究成果

拡散により植物モルフォゲンの濃度勾配ができる仕組み

魅力的な拡散-濃度勾配モデル 生きものが形づくられるとき、細胞は活発に分裂し、そして、さまざまな機能に特化していきます。その仕組みを総合的に理解しようとするのが発生学です。形そのものの美しさや、それを… この記事を読む
研究成果

我々はどうやって青色を見ているのか? – 霊長類青センサータンパク質の構造解析

光と色 私たちが普段見ているすべての色は、「光の三原色」と呼ばれる青・緑・赤の3種類の光の組み合わせのパターンによって作られます。つまり、「光」は「色」の源なのですが、光がありさえすれば色が存在するわ… この記事を読む
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