Tag archives for 生きもの - Page 2

研究成果

ホタルの最初の祖先は、何色に光っていたのか? – 祖先配列復元で過去をカラフルに蘇らせる

失われた光を求めて 遠い古代の生きものはどんな姿でどんな生活をしていたのか? これはおそらく誰しも興味をそそられるトピックスでしょう。科学雑誌や映画やアニメのなかでも、不思議な姿の生物にあふれるカンブ… この記事を読む
研究成果

カブトムシの角の3D形態形成 -「折り畳んだ状態」で作り、脱皮と共に「展開する」

昆虫の「折り畳み」と「展開」による形態形成 蛹からチョウへ、ヤゴからトンボへ、芋虫からカブトムシへ、と昆虫は脱皮を介して短時間で劇的にその姿を変化させます。これは我々哺乳類が徐々に成長していくのと対照… この記事を読む
研究成果

超透明生物!? – ガラスと同等の透明度を持つホヤ卵への進化と生存戦略

地球上にあふれる透明生物 透明感のある声質といった謳い文句があるように、現代人には透明なものを好ましく思う文化が根付いているようです。数多の漫画や歌詞などに描き出される透明性という概念は、創作中でひと… この記事を読む
研究成果

ホヤのドラマチックな変態 – 体の形成と消失を同時に開始させるGABAの仕組み

ホヤは私たちに近い動物? ホヤは、私たちに比較的なじみの深い生きもので、聞いたことがある方も多いでしょう。ホヤは、いわゆる「ホヤ貝」等とよばれている食べものです。「貝」とよばれるように、ホヤの成体は外… この記事を読む
研究成果

フンボルトペンギンの糞の最大飛距離は約1.34m! – 理論物理学者が本気出してうんちの軌道を計算してみた

ペンギンの糞から飼育員さんを守るために 「ペンギンの糞がものすごい勢いで飛んでくるので、直撃して困るんです」桂浜水族館の飼育員である藤澤史弥氏のそんな一言から本研究は始まりました。 ペンギンといえば主… この記事を読む
研究成果

猫とのふれあいは人の脳機能を活性化させる? – 猫の”きまぐれな”気質が秘める健康効果

猫に代表されるペットは、我々にたくさんの幸せをもたらしてくれます。近年では、人の脳機能にまで影響を及ぼしうることがわかってきました。しかし、「なぜ影響が生じるのか?」というメカニズム部分は、まだ不明瞭… この記事を読む
研究成果

種分化は大きな島で起きやすい – 琉球列島で5回独立に平行進化した「キバラヨシノボリ」から多様化の地理的条件を探る

種分化の起きやすさと生態系サイズの関係とは? 地球上にはさまざまな生物種が存在していますが、その多様性の度合は場所ごとに大きく異なります。たとえば赤道直下の熱帯雨林では多種多様な生物がひしめき合ういっ… この記事を読む
研究成果

見た目は同じでも中身が違う!? – カブトムシの幼虫における成長速度の地理的変異を明らかに

カブトムシ幼虫の急速な成長は冬支度のため? カブトムシは日本人にとってなじみの深い昆虫であり、幼虫を成虫まで育て上げた経験のある方も多いでしょう。夏の終わりに孵化した幼虫は腐葉土や堆肥を食べて成長し、… この記事を読む
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「ヘビににらまれたカエル」の生き残り戦略 – ヘビを引きつけてから逃げることで生残性が高まっている

ヘビとカエルの攻防 捕食者と被食者は、共進化の過程でさまざまな戦術を発展させてきたと考えられています。両者の駆け引きに関する研究はこれまで数多くなされており、また、どのような行動が捕食や捕食回避に適し… この記事を読む
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体の左右はどのようにできるのか?- オタマボヤの左右非対称性を探る

最も単純な体の脊索動物、オタマボヤ 動物の体には、前後、背腹、そして左右という直行する3つの軸があります。そのなかでも左右の違いがどのようにできるのかについては謎が多く、動物群ごとに異なるしくみが提唱… この記事を読む