Tag archives for 古生物学

研究成果

雨が降れば、恐竜が大きくなる? – 恐竜の進化の引き金に影響したモンスーン

三畳紀は、恐竜や広義の哺乳類(哺乳形類)、魚竜や首長竜、カメ、トカゲなどが出現し、繁栄し始めた時代です。ただし、化石記録をみるとワニの系統(クルロタルシ類)が陸上生態系の主要な地位を占め、恐竜が多様化… この記事を読む
研究成果

北極圏を横断した恐竜 – アラスカの化石を再検証してわかった、ハドロサウルス大繁栄の秘訣

北極圏の恐竜たち 1961年。石油会社の調査中に、米国アラスカ州最北部からひとつの骨化石が見つかりました。これが世界で最初に見つかった北極圏の恐竜類、ハドロサウルス類の化石です。以降の調査により、白亜… この記事を読む
研究成果

トリのクチバシの角質部はサンドイッチ構造をしていた!

クチバシってどんな動物が持っているどんな器官? クチバシとは、固い角質の鞘(さや)で口の骨を覆っている器官です。現生動物ではトリとカメがクチバシを持っており、摂食に使用しているほか、人間の手のように物… この記事を読む
研究成果

ベーリング島の固有種だと思われていた絶滅鳥類「メガネウ」の化石を日本で発見 – 絶滅したのは生き残りの個体群だった?

人類が絶滅させた鳥、メガネウ 人類の活動は、地球上に生息する多くの生物にさまざまな影響を与えてきましたが、その最も顕著な例は、ドードーやオオウミガラス、ステラーカイギュウなどに代表されるような、人類の… この記事を読む
お知らせ

【対談イベントレポート】知ればハマる! カメの魅力 – 早大・平山廉教授 × 古生物復元画家・小田隆氏

academistのクラウドファンディング「系統樹マンダラを作り、カメ研究を盛り上げたい!」で目標金額を達成した早稲田大学国際学術院 平山廉教授の対談イベントが、4月14日(土)に早稲田大学早稲田キャ… この記事を読む
研究成果

92歳の長生き貝、津波を生き延びていた! – 日本最長寿の二枚貝殻が明らかにする地球環境変動

生活に大きく影響する長周期気候変動 地球の気候はさまざまな周期で変動しています。特に、太平洋においては数十年規模の周期で自然に変動する太平洋十年規模変動などが知られています。太平洋十年規模変動は海流や… この記事を読む
研究成果

大阪の地下に眠っていたクジラを博物館で年月を超えて研究する

博物館の資料は年月を超える 博物館は標本を収集・保存し、さらに研究し、その成果を展示等で公開しています。標本が保存される限り、時代を超えて研究は行われ、新しい知見が生まれます。ここでは博物館における、… この記事を読む
研究成果

世界最古のスッポンを福井県で発見 – バラバラの化石片から証拠を得るには

世界中に分布するスッポン、その最古の化石は福井県に? 福井県勝山市は白亜紀の恐竜化石の産地として有名で、ひとかけらでも恐竜化石が発見されればたちまち脚光を浴びます。しかしその裏側で、何千、何万というカ… この記事を読む
研究成果

恐竜時代の地球軌道が、地球環境を変えた? – 新たな変動メカニズムの提唱

地球環境はどのように変わってきたか? 近年、地球規模の環境問題が多発し、その原因とされる温室効果ガス、二酸化炭素(CO2)濃度の増加への対策に、国際社会が取り組んでいます。この大気CO2濃度の急増は、… この記事を読む
研究成果

日本で見つかった首長竜「フタバスズキリュウ」の研究秘話 – 東京学芸大・佐藤たまき准教授に聞く

フタバスズキリュウは、今から50年近く前の1968年に、当時高校生だった鈴木直(ただし)氏により福島県でその化石が発見された”国産”の首長竜です。長いあいだ科学的な検証が十分に行われず、正式な論文とし… この記事を読む
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